私は子猫になろう
迷い込んだ野原で
てんとう虫やチョウチョを追いかけて
跳ね回るんだ
青い草の波を掻き分けて
タンポポの綿毛を飛ばしたり
思わぬ落し物を見つけたりするかもしれない

遊 ....
無数の雪の投身
その微かな高音
その消失跡には
無数の無音です


外套の毛羽に沿い 覆い
潅木の微妙に沿い 覆い
歩道の段差の詳細を隠しながら
歩道の段差の ....
 全裸のこびと女を抱えてマンションの階段を昇った。
 最上階には住居があって、父親が住んでいる。
 僕は父親の注文したこびと女を届けに来たのだ。
 マンションのつくりは西洋ホテル風で、各階は商店 ....
 そして全てを君にあげよう、それを憶えている、それを知っている、死ぬ前の君のものだったからだ、それはキチガイ沙汰だと、多分君は知っている、その上にあるもの、道を行くもの、それは簡単に操作されて戻ってく .... 「きんぎょ」

かすかに覚えている
ものごころついたとき洪水があって
まだ泥だらけの 
でも復興しかけた町で{ルビ市=いち}がたって
母に手を引かれ買い出しに行った
長靴が泥でじゅぽじゅ ....
ガラス窓に黄色い熊
緑の幕ゆれる昼間
なんとおおきな図体だ
夏の青空にうかんだ

「全員参加で施設の点検
 一人一人の五分間
  始業前点検 
  終業前片付け復旧」

三ヵ月 ....
吹雪の中を歩いていると
灰色の世界に浮かぶのは
手が届くような白い太陽

北には日本海
南は山ばかり

ひょっこりと氷壁登頂家が
足元から現れたのは
本当にびっくりした
二人して
 ....
みえこが                                   
おなかの赤ちゃんに話しかけ                     
仮の名を呼んでいる               ....
ときどき風も停滞して、さ                                 
いかにもなんか考えてるふうに                                     
 ....
50億年前
宇宙が出来
45億年前
生物が誕生

ポンと叩かれ
ふっと生きはじめ
夢中で生きて
死んでも生きる為
生殖した

いつも疑っていた
誰がポンと叩いたか
それは解か ....
男の子だったら
悠人という名がいい
ゆうと 悠然と人生をわたるひと
みえこも大賛成
女の子だったら
悠帆にしよう
ゆうほ 悠々と海をいく帆船
あるいはUFO 未確認飛行物体
みえこは猛 ....
消えかけるほど明るい朝に
冷たくもあたたかくもない雪の上を
裸足でふわふわ駆けていると
雪に埋もれたひろい庭が見えてきて
そこには椅子がひとつ置かれていた



あたりに ....
既に犯されている
君と僕
この街
この世界

病気した人は楽しそうだ
地球の引力にも負けず浮ついて
欲望が求める{ルビ途=みち}へ素直に従って

病原菌という名のお金を撒き散らし
 ....
無限の罫線の上張り付く 数
数字の群れだ 永遠の戯れと誰が知るだろう

対角線の優等は了解した意識だ先入観だ精神の浮揚だ
仮定数量は刻み続ける 有識の混在において
すべからく人々はたわむれる ....
アメリカ人はみんな金髪なんだと思ってた
マリリン・モンローがそうであったように
売れたいがために染めたのだと知ったのは映画を何本か観た後だった
TVじゃ相変わらずデイブ・スペクターがからかわれて ....
その本を手に取るたびに
同じページばかり開いていたから
今では机に置くだけで
パラパラと そこへたどり着く

私の心の傾きが
そのまま しおりになっている
「私 一生懸命やったわ、あなたのために」
きみが俺にいったこと

俺だって わかってたぜ

きみが 俺のために一生懸命だったこと

その姿が
いたいたしくてな
見ていられなかったんだ ....
脱ぎっぱなしのキャメルのブーツ
そろえかけて
やめたよ

それが僕の最後の優しさだと
気付いてくれるだろうか

君と出逢ってから
フランス映画 美術館 ミュージカル
色々な所に行って ....
僕の日常は
君と出逢って変わったよ

いつも鳴らない携帯で話したり
メールを何度もやり取りしたり
いつも一人の食事を
君と二人でするようになった

君の喜びも
怒っていることも
悲 ....
繁殖するキウイの輪切り 
あなた 傍で眺めていて  
色づいていく 
街の中はロマンスであふれていて 
すっぱいね 
味なんてしなかったけど 
そう言ってみて 
お互い確認しあって、噛み ....
とてつもなく暑い熱帯夜の夜でした
家を裸足で飛び出した少女に
行く当てなどなく
少女はただ辿りついた公園のブランコを漕ぎました

放り出された無防備な足
頬に残る涙を強引に拭うと
真っ赤 ....
春が来て 風そよぐ
ほのかに香る 梅の花
私の心のどこかも くすぐったい
春が来て 風そよぐ
ほどけはじめた 雪のリボン
さぁ みんなで出かけよう
大いなる春の中へ
ながれるほどに
ながされて

ふりとくほどに
とかれていく

とけていくほど
さみしくて

つなぎめをさがす
みえない ゆびで

かなしみが ほのかに
にくしみに ....
午前二時
街もとっくに寝静まり
街の灯りも全て消え
まるでこの世に
自分しかいないような
恐怖

窓を開け
月を眺める
この月を今
どこかで見ているあなたと
いつか出会ってしまう ....
男と女は一戸建てだった 
もともとひとつの円テーブル
足があって
アクセサリーだった
一連につながったセットの死角で
バラバラだ
キラキラもして

遡る
もとの糸

太陽とか ....
産まれたらいいのに

その産声がママは聞きたいんだよ


泣いてごらん



決してあやしてはあげないけども
  

おとうさんと散歩しよう

サトウキビの畑の中を

夕陽が射していて影が大きく

落ちた

おとうさんと散歩しよう

ゴツゴツの手に引かれながら

なにも言わなくなっ ....

闇の海
闇の海のなやみ
闇の海のなやみの意味

いみ
意味のなやみ
あらゆる意味のなやみをのみこみ
海の波にたゆとう色好み

いろごのみの酒呑み
酒呑みのねたみの厭味
 ....
みえこは日増しにおなかをせりだし                       
いまではぼくのと いい勝負                           
でも内容がちがうと 夜ごと     ....
風と砂の町 その四つ辻を
吹きわたる口笛
マリンブルーの
めざめのきわに殺到しては
悔恨のようにひいてゆく魚影
ぼくの矜恃 ぼくの出自
そんなもん ありゃしないぜ
「何処カラ来タノ? 何 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
「 子猫になろう 」椎名104/1/22 15:23
無音域A道化404/1/22 14:59
太っていて、驚くほど重い。麻草郁204/1/22 12:36
日曜日に君は新しくなる004/1/22 12:29
きんぎょ・かめ・うさぎこん504/1/22 11:02
黄色い熊 狸亭304/1/22 10:11
だんべ(ぼたん雪)まんぼう504/1/22 8:15
空耳よねたみつひ...1804/1/22 7:50
ときどき風も停滞して、さ704/1/22 7:47
夜明け前の唄まんぼう404/1/22 7:45
男の子だったらよねたみつひ...704/1/22 7:44
ノート(40Y.1・19)[group]木立 悟304/1/22 7:04
虹波104/1/22 3:08
隔絶黒川排除 (...104/1/22 1:47
猛暑帯広より拝啓マリリン石畑由紀子704/1/22 1:20
しおり[group]2704/1/22 0:45
☆25 ギセイ貴水 水海004/1/21 23:29
★9 カッテナサヨナラ004/1/21 23:27
★8 ユビワ004/1/21 23:26
初恋ふう8*04/1/21 23:19
夜空の下でりぃ004/1/21 21:26
春へ春日野佐秀104/1/21 21:05
ながれる砂木3*04/1/21 21:04
快晴5*04/1/21 20:14
肆覚イスつきのいし.604/1/21 20:10
いいのにな。千翔104/1/21 17:35
おとうさんと散歩しようAB(なかほ...304/1/21 12:38
まぼろしの海辺にて 狸亭904/1/21 10:00
みえこは日増しにおなかをせりだしよねたみつひ...704/1/21 7:47
風と砂の町 その四つ辻を304/1/21 7:45

Home 戻る 最新へ 次へ
6099 6100 6101 6102 6103 6104 6105 6106 6107 6108 6109 6110 6111 6112 6113 6114 6115 6116 6117 6118 6119 6120 6121 6122 6123 6124 6125 6126 6127 6128 6129 6130 6131 6132 6133 6134 6135 6136 6137 6138 6139 

【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
7.53sec.