何が見える
見えるべきものが見えている
お姫様は考えていました。
「やっぱり武器は必要かしら」
もう、大好きなオレンジジュースを飲むの、我慢するから、
と泣いていましたとさ。

最大のヒントです。
自分を愛してくれない人たちのせ ....
いつも明るく
一歩ずつでも
一生懸命 歩いていこうと
思うのだけど
ふいに
歩くのも 立っていることさえもいやで
煙のように消えてしまえたら
どんなに楽だろうと思う時がある

苦しさ ....
雪が降る朝
こたつにもぐりこんで
みかんなど食べていると
外で誰かが
“あ”と

こんな寒い朝に
誰だろうと
障子を開けば
雪ともつかぬ
白い梅のつぼみ一つ
“あ”と
ほころび ....
雨が降りはじめた街のなかには
羽の生えたけだものがいて
黄金の子に首を抱かれて
しっとりとした息を吐き出している


すべて壊れたものに乗って
誰もいない街を走り
わず ....
薄く曲がった

細く堅い{ルビ白骨=しらぼね}に

張られたいちまいの柔肌は

光を透かして白く冷たく

肩にかけた私のこの手が

寂しく、そして美しい

殻を決してそこなわぬ ....
きのう女にふられて夜から朝までのことを話す男に

従姉ベットって知ってる?と聞く
従姉ベッド?
従姉 ベッ ト
ベッド脇にあるから来て
とか言って寝室

これが従姉ベッド?
従姉ベッ ....
好きな彼女と喋った

幸せだ

好きな彼女と手を握った

幸せだ

好きな彼女とデートした

幸せだ

好きな彼女の風邪がうつった

幸せだ

好きな彼女は風邪がなおっ ....
並木道を走りぬけ
好きなあの娘にラブアタック
だけどちょっぴり ドキドキしちゃう
だって 僕は オタク だから
L!O!V!E!O!T!A!K!U!
オシャレの話をするよりも
ガンダム話が ....
 連続する夜に
 コンビニの光も消え


 ダイヤ表剥がれたバス停


 バスが こない音
 聞こえる 
 体の内側に入って
  外に 逃げない
  のに 音源を ....
ひかりかがやく風のとうめいな冷気が頬をなでる
この都会にもあかるい季節がめぐってきた
まつわりつく悪夢にまたしても人々はさわぎたてる
真夏のように感情をたかぶらせみえてこない{ルビ明日=あした} ....
一面に広がる湖に

私がゆくこのボートは

幾重もの波紋を描き

そしてすぐに

消えてゆくのです
遠くのびる秋雲の下

焦点を合わせられぬ、黄金色の海原で

風のつくる裂け目を見ている

世界の断層が、そこら中に散らばっていて

眼の先は、何処かへと続いていく

ひとつに定まら ....
このようにして世界がおわる                                 
あなたの腰に手をまわし                                     
ささ ....
                                 
「売らんかな花の心をともどもに」                                     
外まわりをしている人 ....
小さな肩を上下させながら
またひとつふくらませて
きゅっと口を結んで
あなたは風船を
すれ違うだれかに手渡す
物珍しそうに手を差し出す人がいる
迷惑そうに拒絶する人がいる
丁寧に例を ....
真夏の草いきれ。
立っているだけでじっとりと汗。
しかしこいつだけは
やけに涼しげだ。

やさしいみどりの草のうえ
冷たい泡で身体を覆って
まるで
クーラーの効いたワンルームの住人。
 ....
しがないの
皮膚のうちがわでピシーパシーと速球と直球が電気信号みたいにせわしくて
私はなんだか むずむずと空っぽになる

夜な夜な
世界のはてを切実に望んでいるのだけれど
胸を張って言えな ....
見捨てられたガラスの温室は
屋根も壁も割れて
折れた支柱には
へくそかずらが絡まって

でもその支柱のそば
深紅の小さな薔薇が咲いていた
頼りなげに細い茎には
淡い色の棘がたくさんあっ ....
ちくりと腕が痛んだ。
蚊が刺したと思ったが違った。
淡い緑に黒い飾りの。
これはツマグロヨコバイだ。

きみが吸うのは
ヒトの血じゃなくて
草の汁でしょうが。
間違えないでほしいなあ。 ....
稲の茎じゃないからな
くれぐれも
言っておくよ
間違って
その鋭い口を突っ立てないでおくれ

どこぞの
枝でもないからな
いいかげん
言っておくよ
くつろぐのは結構だけれど
そろ ....
六月には
オタマジャクシが泳いでいた
薄ぼんやりとした水槽に
粉雪が降り積もる
染みては消え ふぶいては また粉を撒き
どれくらい染みていったのか
もう消えないや
ガラスの檻を静々埋めて ....
駅からちょっと斜め方向の
ひまわり商店街は
活気をとりもどすために
商店街の名前を
マシンガン・ストリート
に変更した

それぞれマシンガンと銘打った品を出す
ことにつき 


 ....
流されているのではなく

流れていく快さ

静かに静かに時の流れに身を委ね

しかし けして自分を失わず



出会う事物に

ひとつひとつ感動し

ひとつひと ....
  
ドライヴに行った
内側をぐるぐる回転して とうとう下に落ちたっけ
でも大丈夫 船長デイヴィッド・ウィルソン
俺たちはとても上手くやったから
でも上手くやれなかった俺たち以外の1人の彼は ....
なぞなぞ好きの俺に

君はなぞなぞを言う

君の生き方がクイズだから

なぞなぞ考えるふりして

俺は後ろめたくなってしまう
 
ひびく
ひびく
音叉の雲から
はじまりの空へ
天使のかたちがひびきわたる


輪と共に陽は沈む
がらんどうの音がなりひびく
町のように大きなひとつの楽器に
鳥が集ま ....
あなたから
別れのメールが来ました

気がついたのは
余光わずかな
アパートの階段を上る時
スカートの中に
想見の風が吹き込んできた

2段上がって
またメールを読んだ
左隣りの ....
ぼくが歩いているのは、
やすりがけした人生のうえ。
みっちょんてば、あんなにささくれだっているのに楽しそう。
ぼくってば、
なんかつまらなそう。
べつに卑屈になってるわけじゃないし、楽しくい ....
ちびまるこちゃんやともぞうが
ビフテキ ビフテキ
ゆっていて
最初なんのことかわからなかったよ。
ビーフ以外のステーキなんてありえない
みたいな考えがあるわけじゃなくって
うしとかそんな
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
見える虎狼004/1/28 23:47
お姫様の休日浅野 すみれ8*04/1/28 22:34
仮面道化師春日野佐秀204/1/28 21:36
“あ”7*04/1/28 21:18
虚羽(うつわ)の天使 Ⅱ木立 悟104/1/28 19:04
柔肌鈴木(suz...004/1/28 16:30
従姉ベッド山内緋呂子7*04/1/28 14:53
風邪蒼空と緑4*04/1/28 13:50
ロマンチック後退麻草郁104/1/28 12:08
消耗カンチェルス...4*04/1/28 11:04
九月のバラッド狸亭304/1/28 9:41
ゆくこと。鈴木(suz...004/1/28 9:15
秋の下004/1/28 8:53
このようにして世界がおわるよねたみつひ...704/1/28 7:40
このようにして世界がおわる ってか304/1/28 7:39
あなたがいる証拠アンテ304/1/28 3:15
アワフキムシ(百蟲譜21)[group]佐々宝砂4*04/1/28 3:11
ソーダ水あみ8*04/1/28 2:49
ハゴロモ(百蟲譜20)[group]佐々宝砂3*04/1/28 2:40
ツマグロヨコバイ(百蟲譜19)[group]404/1/28 2:38
ウスバハゴロモ北村 守通604/1/28 2:27
ザルノユキ湾鶴204/1/28 0:30
夕焼けが足りない13(マシンガン・ストリートの少女2)AB(なかほ...1104/1/28 0:18
「 なりたい 」椎名304/1/28 0:10
船長デイヴィッド・ウィルソンが直ちに俺を不能にした時の歌鏡文字604/1/28 0:05
なぞなぞ純太404/1/27 23:59
虚羽(うつわ)の天使木立 悟204/1/27 23:57
なみだ純太504/1/27 23:57
やすりがけかなりや204/1/27 22:48
ビフテキ104/1/27 22:41

Home 戻る 最新へ 次へ
6094 6095 6096 6097 6098 6099 6100 6101 6102 6103 6104 6105 6106 6107 6108 6109 6110 6111 6112 6113 6114 6115 6116 6117 6118 6119 6120 6121 6122 6123 6124 6125 6126 6127 6128 6129 6130 6131 6132 6133 6134 

【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
8.7sec.