菜の花の黄色に
あたたかさを感じた
芽吹いた緑に
優しさを覚えた
暮れゆく紫に
せつなさを知って
どこまでもある青に
強さを学んだ
心のゆとりは 恵まれていたから
うつむいてる私と
見上げてるあなたたち
それに勇気づけられたから
君がうつむいた時に
私は水色の希望の星になって
咲いていたいナ
扉を開けて
去る者がいる
新しい道へと
新しい世界へと
つぼみのままでは
何も見えない
ひだまりばかりじゃ
強くなれない
ひと雫の友情を胸に
去りゆく者へ
ご卒業おめでとう ....
男は胸に抱いた!を
持ちやすく?にして渡した
女は曖昧に微笑み
括弧の片側で頬杖をつく
センテンスの終りに
男が立つ日を
待ちながら
いくつかの茶葉は先生の教えを忘れ
上のほうで ぷかり と 浮いたまま
また いくつかの茶葉は
下のほうで ほっくり と 沈んだまま
僕は固くなった体をほぐそうと
もがいていた
....
タララッタ タララ
たららら ハイ!
葉をひらひらさせて へリコプターン
リズムに乗って
かろやかに〜
帽子を下ろし
メレンゲガールに ごあいさつ
そして
やさしく
つつみこ ....
仮面を被り赤子の様に泣く女
いつものように帰って来たよ
その仮面は笑顔であるのに
あぁ、何て醜く哀れだろう
こんなに空が綺麗で青いのに
涙と鼻水は止まらない
仮面の下は、ぐ ....
1.
みずたまる、みずたまる、みずたまるこ。
みずたまりに、みずたまるこ。
みずに、みずみずし。みずたまるこ。
みずみずしみずたまり。みずにみずたまるこ。
むこうみず、かえりみず ....
“ヤラセか、その瞬間を狙っていたのか”と責めたてられ
キャパは口を閉ざしてしまった
頭に被弾した兵士の写真 真相は闇の中
やがて彼の肉体もカメラとともに地雷で散った
病弱の祐三は ....
道のひとつも間違えず
毎日を器用に歩きながら
私はここずっと
半分行方不明です
タバコを吸おうと
ベランダの窓を開けると
残りの半分が
風にはためくので
飛ばされ ....
抱きしめてみたら
雨の匂いがした
何の苦労もなしに君に移り香を残せる
そんな雨にちょっと嫉妬したなんて
言える訳もなく
遠くでベルが鳴っている
目覚まし時計のベルの音だ
いいえそれは遠くではなく
私の内側から響いているのです
不本意な絶対音感が
耳鳴りさえも聞き分ける
この音は
子供の頃に使っ ....
きょうも
はらはら
ゆれるよ
わたしの
うた
たぷん
とした
ところに
みをしずめて
わたしは
はもんを
ひろげるの
ここから
みあげる
そらを
ゆらゆら
うた ....
Silence prevails, roaring
The wind dwells there
In the flowing wind
I dreamt a dream
Of a shif ....
「なんだかんだあってさ」 に紛れ込ませ
て
しがらみと 怨みの 染み込んだ枕に沈めて
は
あなたの中心の傷口がいとおしい素振り
で
僕は太陽系でいちばんの作り笑いをしてみせるのだ
た ....
鳴り渡る 静寂
風の棲む 場所で
流れる風に
夢を見ていた
移ろいゆく水の 夢を見ていた
遠い 水音の
言葉を 聴いていた
水は さらさらと
遠く 遠く ....
世の中が思うようにならない
のは 今始ったことではない
あと三カ月だなと呟いて
自分自身すらよく判らない
続けたいのに仕事がないヒト
辞めたいのにちょっくらちょいと
辞めさせてもらえな ....
布団をはねると
氷柱はおちた
遠く小川も
煙りはじめる
屋根も柱も
あらわに濡れて
くずれて 光を
ながして
雪掻きも雪上車も
消えてしまった
小窓から
ちいさな二列の
足跡さ ....
どうやったら止められるのだろう
本を読んでみたりもした
詩を書いてみたりもした
どうやったら止められるのか
これが今、最大の悩みである
よく考えてみたら悩みがこれだけであるこ ....
どんな場合でも先に立つのは言葉
行動から起きることはあれど言葉無しでは居られない
どんな場合にも使われるのは言葉
行動だけじゃ伝えられないから言葉が存在するのだ
さて今日はどう処理するか
....
急ぎすぎた季節は切なくて淋しくて
誰かに縋りつきたくなるのを抑えながら過ごす
そんな自分を戒めながら隠しながら
リアルに起き続ける見たくも無い出来事に
目を手で塞いでいる筈が指の間から視界が開 ....
シャツとセーターを
いっぺんに エイッ と脱ぎ捨てるように
思い切って
まだ冷たい風の中に
私をさらしたら
その勢いに 驚いて
くよくよする私も
ピョンッと飛び跳ねるかもしれない ....
土に消える冬の後ろに
秋がひとり座っている
秋は川を呼ぶ
秋は 海鳥を呼ぶ
濡れた道に飛ぶ鳥を
声は薄く追い抜いてゆく
傾いだ空のむこうへ むこうへ
雪から目覚め ....
葉をひろげて
スカートパラシュート〜
葉をおもいっきりひろげて
すって
はいて
ふくんで
抱きかかえるっ
はい!そのまま
ゆっくり腰をおとして
ポットの底まで
そして
....
空っぽになっちまった心に
どうでもいいような物を詰め込んで
嘘と真実をごちゃませにして
塗りたくる
そんな毎日から
俺はいつか抜けたい
お前もそうだろう
俺は ....
俺の心は
フラフラして定まらない
白い
チューリップの炎で
明日を占う
燃え尽きそうで
燃え尽きない
燃え尽きることができない
俺の心は
何を望ん ....
戦争
紛争
冷たい血、哀しみの地
悲劇の後、繰り返される歴史
アフガン、イラク、そして日本
落ちた原爆、いまだに所持
カタチだけのPKO、結局PK
この世は戦争、キルだらけ
うそばっか ....
自転車のサドルってやつは、大抵ピッタリしているものだけれど、一瞬どこだか忘れてしまうその名前はさておき、色はタンカーから流れ出す按配の、石油的な黒だ。とにかく座る場所なんだけれど、それがそいつはどうも ....
夕暮れに 君と見た
オレンジの太陽
泣きそうな 顔をして
永遠に さよなら
泣きそうな 君が言う
真っ黒な瞳で
また会える そう信じて
永遠に さよなら
もう少し 側に居て
....
蛇腹ペットボトルの麦茶を所望します
自分でつぎます
ああまだきょうはきのうにならないんだなあ
おもむろにあなたはすそをなおす
躍起になって頬の赤みとたたかいたい
たたかいあいたい
....
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