起きたくないのよ
誰にも起こされたくないのよ
仕事にだっていつも遅刻寸前
でも
「ママ、おしっこ。」
この一言で私は
愛しさと共に起き上がれる
なぜそれを今 思い出すのか
さんさんとふりそそぐ初夏の光
零れる野道を駆け抜けて
ジョギングシューズ
大地の凹凸をハミング
そこには 何かが
透けてゆく
何かの
なまなましい瞬間が
....
君の心臓は
「車の中で注射して」
と悟らせた
でもその前に
せめてジュラルミンを身体にぶら下げて・・よ
俺の我慢の看板も壊れたら魅力は無いんだ
大体、君と会うからに ....
自由が欲しいと、どこかの王様が嘆いていました。
監視もなくて、好きなところへいつでも行けて、
国民の為に、要望を叶えたり、苦情や文句を聞いたり。
子供たちの為に、遊具や環境や学校のことを考えたり ....
たびは
このまま
ゆったりと
さゆうの
けしきを
たのしんで
ぱっから
ぱっから
おうまにのって
ゆくのです
あんないは
なくても
だいじょうぶ
ひとつ
ひとつ ....
壱.
静かに 静かに
月は泣きました
太陽のようになりたいと 嘆きました
弐.
君が居るから 強くなれるなんてこと ないけど
君が居るから 僕 ....
影を追い掛けて、夜に入る。
光を脱ぎ捨てて、闇に還る。
君の月はない。
さあ、異形の夜を始めよう。
「In The Night.」 【PULL.】
きみの涙は
ぽろぽろこぼれて
真珠になった
ダイヤモンドみたいに輝かないし
エメラルドみたいに色鮮やかじゃないけど
とても
きれいだ
きみにとっては
良 ....
誰か
痛み止めをくれないか
俺は
恋に破れて
あちこち痛くてたまらない
死にはしないぜ
よくあることさ
誰にでもあることさ
何度でもあることさ
分 ....
イメージをカラダに入れてみる
全てが一瞬にサッと色をなくし
何かがスパークした残像を
見たような 気 になったところで
ゆっくりと目を開ける
世界は先ほどと何も変わら ....
ぼくたちは肉体をなくして意志だけで生きている
−吉本隆明詩集『転位のための十篇』収録
『絶望から過酷へ』より−
けさは
かる ....
たわしのわたし。
ゴシゴシこすって、
ゴシゴシこすって、
今日もきれいになる。
「たわしのわたし」 【PULL.】
生理として、
違和に抗う私の体液。
洟をたらし、涙を流し、
発疹し、痒みを増し、
打つ手と言えばこまごもり。
体温を感じるほどの接近が、
親愛の証であるか。
強烈に臭い息が、
好意 ....
気付けば
キミという容れ物は
随分シックリと履き込んだジーンズみたいになっている
もう濃紺が洗う度まわりを汚すことはない
全てをアイ色に染めたりはしない
誰かが迷惑そうに見る様子も無いと知る ....
友人の部屋の隅っこに
ネジが一本転がっているので。
「このネジ何?」
「どうやら俺のものらしい」
拾い上げて見ると確かに友人の名前が書いてある
「そりゃそうだろう、お前の部屋に落ちて ....
淋しくて
淋しくて
苦しくて
痛くて
会いたくて
会いたくて
真っ赤な目を さらに赤くして泣く
それでも愛しい人が来てくれないと
兎は寂しさに耐えられずに
星になってしまうの ....
隣に歩いていたはずの君が
いつのまにか
僕のずっと前にいて
しかも
焦るほど
遠くなっていくような気がして
怖くて
怖くて
走れるほど 強くないんだ 僕は
だけど 引き返すこ ....
朝
目が覚めとき
空は曇っていた
昼
休み時間
まだ空は曇っていた
夜
床に着く頃
そのころになっても
まだ曇っていた
ふと
目を閉じ ....
唐突に
襲い来る淋しさ。
全身
悪寒に震え
奈落の底へ
足元から崩れ
途徹もない空虚。
この感覚
何もかも
空しい。
欲望が消え
世界が消え
立ちすくむ。
....
ここにバスケットボールのゴールがあった。
|-○ ○-|
どちらかにポイントが入るとポイントを返されるらしい。
相手は強豪だ。
今日失笑した
死ぬことについて考えて笑いそうになった
コノ前友人の祖父が死んだ
そう考えると俺の祖父ももうすぐ死ぬだろう
それから幾年か経つと俺も死ぬだろう
なのに何故み ....
KOICHI
こういち
浩一
こうちゃん
色んな呼ばれかた、
君は順番どおりに呼んでくれた。
わかれるときも哀しく
こうちゃん、、、、
ナツ、おばぁちゃんに聞いたんだけどぉ
ほんとはもっと暑いかったらしぃのよぉ
何が。
かというと
久しぶりに過ぎ去った台 ....
視界に広がるこれまでが
あまりに深いので
私たちはすくみながら頂に立ち
いつの間にか手を繋いでいた
あの層を一枚一枚剥がしてゆけば
私たちがいつか手放した大切なものに
また会え ....
左側のはたちが痛い
咀嚼するたびに じいんと痛む
甘いものばかり食べていて
気づかなかったけど
上も下も上も下も
みんな
中も外も中も外も
すべてが
ほかには何にも食べれない
二十歳 ....
愛しい煙草の小旗、意思問い
ムスク、灰はくすむ
へ屈すカフェ付加す机
法の神、彼の憂歩
静物画
表面沿うる指が列と為し
部屋の四隅から撫で廻す
「嗚呼、飽和厭う此処は牢ですか? ....
もしも
あの青い花が綺麗に赤く染まったら
わたしはあなたに会いに行こう
赤く染まったそのわけに
二人で耳をかたむけよう
そのうち涙はなくなって
きっとわたしを許してくれる
....
けっこっけっこう
けっこうです
タチツテタの滑り台を降りると
コテムシトタの小山にジャンプ
ケッタッケッタ
長靴にたっぷり水を飲ませろ
こってっこって
おさげ髪のブランコに
しゃぼんを ....
こんなに近いのに 今も 遠いね
だいすきだよ って 遠い背中に呟いてみる
届くわけなかった
地下鉄の駅のホームで
私はずっと待っている
ただ立ち尽くす私の前を
もう何本もの電車が通り過ぎた
しかし自分の本当の行き先を
私は未だに見付けられないでいる
電車はホームに止まる度
....
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