大好きな
真っ白なユリの花
純真なあなたは
『純真』を花言葉に持つ
純白のユリを携えて
空に旅立った
傍らには
いつもかけていたメガネ
大切にしていた
スケッチブック
中には
何 ....
地球に一番多い花は 桜
そう思えるほど あちらこちら桜
菜の花畑に行ってしまえば
世界に一番多い花は そう それ
そう思わせる力に浸る
事実とは違う世界に居るということについて
....
昨日のコーヒーカップと
今日のコーヒーカップと
うわ のそら
明るい 色に染めた髪
みせられない から
束ねた
地図 を書いて ゆく
春 の 息吹
....
誰か俺におやすみと言ってくれ
そうじゃないと
また俺は眠れない
また俺は悪夢を見る
せっかく作ったゆりかごから
落ちちまうだろう
誰か1本だけ寂しげに咲く
赤 ....
ハカク
と言えば、バルザック。
歯、欠く。
左上歯。右、奥歯はすでに{ルビ人口歯根=インプラント}。
詩魂?
万年イボ痔には座薬。痛風止め、中性脂肪増加止め、血液循環増進剤の飲み過ぎ ....
届かなくなったんじゃなく
手を伸ばさなかったんだろう
今じゃスーツにネクタイ
ボヤくことが癖になっても
振り返れば置き去りの夢が
今でも僕に笑いかけている
....
作り笑いをするくらいなら 笑わないで
嘘を吐くくらいなら 否定してくれて良い
偽善だと嘲笑したって良い
だけど 伸ばした手は偽りじゃない
泣くのを我慢したって どうにもならないか ....
ずっと着いてきたもの
性格 容姿
投げかけられた言葉たち
どんなに拒んでも
馴染んで離れはしない
ただただ
輝く瞬間は
いつでも大切で
どんな時 ....
俺の
小さくて無数の傷を癒してくれるのは
赤い
赤い
作り物のバラ
白い
白い
作り物のバラ
その横の
かわいい熊のぬいぐるみ
見ているだけ ....
病院の待合室で
楽しげに話してる人達
顔なじみなんだろうが
病院だぜ
俺は覚悟はできれるけど
何度も救急車の世話になって
覚悟はできてるけど
胸がどきどきする ....
あかんもんは、あかしまへん。
でけんもんは、でけしまへん。
どないにも、こないにも、ならしまへん。
そやから願いまひょ。
でけるように。明日にはきっとでけるように。
きばって願いまひょ。
....
昨日までの花びらが
はらはらと零れていきます
それは通り過ぎていく当たり前ですが
惹き付けられてしまうのです
せめて止まってくれたなら
ふわふわと漂ってくれたなら
どんなに優しくなれる ....
ああ あんたはいいね
そうやって しっぽ振って笑ってるだけで かわいいんだから
そんなじっと見ないでよ
さっきジャーキーあげたばっかりでしょ
なんかさあ もう頑張るのに疲れ ....
天気予報は晴れ
空は曇り 今にも雨が降りそうで
「絶対」なんてこと ないんだって 思った
電話するよ 君が言ったから
一日中 受話器を握り締めていた
約束なん ....
古くて黒ずんだ家具を
背負って
わたしは海まで歩いた
捨てようと思ったのだ
生まれたときからずっと背負ってきたものだが
今日であの海が終わるかもしれないと ....
頭が割れるように痛い
泣いても泣いても足りなくて
吐いても吐いても苦しくて
薬を飲んでも悪化する
点滴つけても直らない
セックスしても止まらない
寂しくて繰り返す空虚
悲しくて笑 ....
どうしてなのかな
何もわからない
何も知らない
でも死んでいくの
暖かな部屋で
ごはんも食べずに
おみずも飲まずに
お墓はいらない
どこにも
誰もこないで
く ....
夜に逢うと、ゾクゾクした
わたしのくるまに彼を乗せ、
どこまでも走った
くらいくらい道を
誰もいないところに行きたくて
ふたりになりたくて
そしたら、山の中にいて
見渡 ....
アル日、
わたしの家に訪問販売員がやってきた。
家に入ってきて、
この「スーパーソウジキ」を買えという。
ローンをしろ、ローンをして買えという。
良く見ると、その販売員はおじさん ....
ああ…また最近俺の毎日に
テレビで見るような
砂嵐が舞っているよその一粒一粒
の砂には内訳があるような無いような
底に穴が開いた靴を足で担ぎながら
砂浜を歩いたころの
気合いが欲しい
....
太陽の残滓が髪をぬらす
あぜ道のかえるがむせかえる
笑えない冗談なんて言わないで
汚れたシャツが滲むでしょう
逃げ水へ手を引かれた先で
少年は樹液になった
少年は樹液になった
....
生きることに
意味はないと思っていた過去
生きていれば
いつかは死んでしまう
そのことを知り
生きることの意味を見失った過去
生きているから
苦しみ
悲しみ
涙を流し
のた打ち回 ....
ボクはカマキリ
花に憧れ
ボクの両手にキミが咲く
ボクはカマキリ
白い首すじ
キミの白さに近づけば
キミを愛でるだれかを待って
ひとり残らずこの腕で
ボクの口からしたたる赤 ....
君は拳を握りしめた
けれど
誰かを傷つけてもいいと思えるほど
君は自分が嫌いじゃなかった
右手に込められたその力は
壁を思い切りぶち抜いた
正しいことを言う時の
大人の無神経さに ....
あたりまえの生活というものがよくわからない
平日のお昼時に街に立つ
オフィスから吐き出された人々は
中也の作品に、嗚呼サイレンだサイレンだ、といったのが
あった気がするそれに近い ....
いつだって街灯は
見なければならないものしか
見せてくれないので
夜は直方体の中で俯せていて
換気扇は回さないでいる
ホラー映画を明るい部屋で見ていて
終わってから突然笑い出す ....
ヒトの意見に倒れそーになる時
あんま暑くて眉間、シワ寄せて目、覚めた時
タイムマシンに興味なくなった時
世の流れ。なんつって自分事を他人事感覚で投げてる時
走っても歩いても転ば ....
猿が猿のようにスイッチを押したって 誰もびっくりしないはずだ
だが地球の裏側では その間に核爆弾が百発落ちていた
猿が突然玄関に現れると みんなびっくりする
人語を解せばなおさらだ
奥さん ....
踊り子ですか
赤い靴を履いて踊り続ける踊り子なのですか
罪ですか
わたしは罪を犯しているのですか
だから死ぬまで
この足を切り落とすまで
踊り続ける踊り子
この恋はわたしの独り芝居
舞 ....
愛しい人を抱くように
あなたをそっと包みたい
愛しい人を呼ぶように
あなたの名前を呼んでみたい
遠い夢
叶わぬ夢
天と地ほどに
離れてしまったわたしには
きっと笑っているだろう ....
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