桜小紋の裾には香りのよい猫の鈴が付いていて
ビル風に舞う花弁は懐かしい声を連れてきてくれたから
一度振り返ってしばらく佇んでいた

君が居た場所に
氷陽(ノルディスカクリスタル)の火 見 ....
ぼくはうそをついている
たいしたものでもない
だから君はベンチに煙草を
頭突きさせながら
そうやんなあ
とか、言う

蒼くなってゆく背景を
公園のせまさが増幅させる
桜が桜色にみえて ....
晴れた空と
涼しい風に吹かれ
散歩に出た

ふらりふらり
行くあても無く
ただ歩く

見慣れた景色を
初めて来た道みたいな
不思議な感覚を感じながら
見回し 歩く

やがて
 ....
「えいえんをめぐる短詩集」


 @ノ”


@ノ”
かたつむりは
えいえんに
えいえんに
たどりつきませんでした

おしまい



 海と空と


何のために生 ....
みみずちちんだ。みみずく、のびた。



もぐらひょっこり、鼻に風花



すっぽんしっぽり、すっぽんぽん



蚊をたたくつもりで顔たたき



まわるまわる ....
光のなかで光を引きずる
あちこち折れた羽のように


増えては
増えては 軽くなる
はばたきに似た歩みの音


灰のにおい
羽のにおい
いつのまにかひとりの道
鈴の音
陽 ....
「こんな街から来たんだ。」
「そうよ、びっくりする?」
お尻の大きなエンジェルはきれいな化粧をしている。

レストランで食事をすませ、外に出る。
小さな子供が近づいて手を出す。
「GIVE ....
空に浮かんだあの林檎
照れてすっかり赤林檎
手を伸ばしてほしがった
口のなかでも赤いかな

もしもあなたがこの体
ぽっと赤く染めたなら
すーっと胸に染みこんで
わたしもわらう赤林檎
 ....
階段を下って
いつもの場所へ出る
さあ一日の始まり
お水をコップ一杯
ごくごく

今日は雨を作ってると
上の階のひとが言うから
洗濯はやめておこう

おでかけしようか
傘を
持 ....
誰もが みな

たたかっている


それは 社会 だったり

それは 世界 だったり

それは 家庭 だったり


成果を あげるか

戦果を あげるか

前科を あげ ....
手をつないで ぐんぐん歩いてくれた

よりそえば 支えてくれた



泣いたり
 
笑ったり

おこったり



なぜ と問うたなら 困っただろうに



そして
 ....
花びらは散る
散る花びらは積もる
積もる花びら
だれもせかさない
静かな街から
積もることさえ知らない街
散ったとしても
積もる時さえ降らない街
むすんでひらけば
花びらさえ
ここ ....
夕暮れになると海に行く


夕暮れ時の海は
まだかろうじて
空にひっかかっている太陽に照らされ
遠くをゆく船も 
その意思を無視され 
逆光に姿を消す


夕暮れ時の海は 
ひ ....
レノン…
海燕の好む空を
そして意気を知っていたね

見事な偶然だったよ
真昼の影にモノクロの 
風 枯葉 無邪気の香りを漂わせ始めた時
俺はモーリスの弦を替えていた
5弦目とラジオが ....
写真を撮ろうよ 二人のね。
緩やかな波打ち際で待ってるよ。

君はカメラを誰かに託して
僕の方に駆けてきた。

嬉しそうに笑う君が何となく
幼く見えて可愛らしかったものだから
僕は思わ ....
少年のベッドはこなごなに壊れている。
もう静かに眠ることはできない。

少女のベッドはこなごなに吹っ飛んだ。
もう静かに眠ることはできない。

少年のベッドはこなごなに壊れている。

 ....
この部屋は俺のお城

冷蔵庫 電子レンジ

洗濯機まで部屋の中にあるぜ

キャンドルだの

香だの

人によっては

どうでもいいものが

たくさんある

だから

 ....
煙草を切らしちまって

コンビニまで歩く

今日の夜空はきれいだった

いつもより

星が良く見えて

きらきら光った

俺に何かを伝えるように

三日月が

尖ってな ....
会いたい人に会えず
好きな人に好かれず

気違いだから居場所がないこと
気違いだから居場所があることの 勘定が出来ず

子供が転んだら すぐ泣くのをよく理解し
すぐ母親に 抱かれることを ....
うち寄せる 悲しみは
涙となりて
泡となりて
海へ返ってゆくだろう

舞い上がる喜びは
微笑となりて
白雲となりて
空へ返ってゆくだろう
気がついて ふり返れば
桜はもうなく
最後の花びら {ルビ一枚=ひとひら}
ひらり ひらり
風に流れてく

春がいってしまう
つかまえようとした
この手をすり抜けて
春はいってしまう
君さえ幸せなら
泡となって消えてもいい
君さえ幸せなら
泡となって消えてしまおう
 とある日
 父と母はSEXをする
 うらぶれた
 障子の影で

 佳き日の御縁で
 迎えられた若い女性は
 しかし
 戸籍に入れない

 「ちゃんとした
  跡継ぎが産めるかど ....
 壊れない
 程度に抱くんだ
 きつくきつく
 その程度で

 私?
 私は大丈夫
 柔らかいのは一つの凶器
 どんな形にも

 あなたの腕をすり抜ける
 自信があるからここにい ....
あたしにとっての宝物

それは 彼

いつでもあたしを支えてくれる

大切な宝物

この宝物いつまでもずっと一生大切にしていきたい

彼もあたしのこと宝物に思ってくれてるかな

 ....
 
 興奮できない非常識を捨て去り
 砂時計の渦に始まれ
 表情は音速に切り替わり
 噴水の怠惰は日向に映る
 投げる洪水を
 投げる洪水を
 予定に組み込まれた細部混濁絶対 ....
なんだか
おなかがへった
ふつかも固形物をのみこんでいないから
あたりまえかもしれない
歯をみがくのがめんどくさいので
みずばかり飲んでいる
ときおりおかゆさんを食し
うがいだけですます ....
 

 赤い窪みにねじ込むのはわかりきった力だ
 赤い窪みにねじ込むのはわかりきった力だ
 赤い窪みにねじ込むのはわかりきった力だ
 赤い窪みは病気の目だ
 二つの目から集中される ....
 ひまわりの種から奇妙なものが出てきた
 日の光に照らされてそれも見えなくなった
 踏まれてできた穴は開いたままで
 人間の余地のない人間が
 銃弾にさらされて
 前歯を試し ....
ずっとそこで迷っていて
お願い

指先に力のこもらない日は、
いつも頭を抱え込むようにしていなさい、
すぐに 誰かが助けてくれる。
そんな風に言ったのは誰だった?
迷っているのは 今 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
TU-KIYO Ⅳ 〜ノルディスカクリスタル佐伯深那304/4/11 18:19
うそをつくひと船田 仰604/4/11 16:42
旅人クラウン304/4/11 16:12
@ノ”「えいえんをめぐる短詩集」ダーザイン1404/4/11 14:35
生きもの一行詩 (1)景丸204/4/11 12:23
葉音木立 悟604/4/11 6:51
お尻の大きなエンジェルいちおか ゆ...1*04/4/11 3:18
赤林檎ソラノツバキ4*04/4/11 2:38
トイレに行きたいチアーヌ204/4/11 1:05
同類項望月 ゆき1*04/4/11 0:58
「さやうなら」2*04/4/11 0:32
知らない街−バグダットへバンブーブン...504/4/11 0:26
ぼくたちの儀式望月 ゆき4*04/4/11 0:14
レノン純太804/4/11 0:13
三分間の恋人千月 話子2*04/4/11 0:11
静かに眠ることは いちおか ゆ...2*04/4/11 0:03
☆108 ヤサシイ、バツ貴水 水海1*04/4/10 23:34
☆107 ヨゾラニ、タバコヲ7*04/4/10 23:32
何にも勝てず山内緋呂子17*04/4/10 23:23
子守歌春日野佐秀404/4/10 23:06
春のいく時9*04/4/10 23:04
人魚姫104/4/10 23:02
米研ぐ朝uminek...904/4/10 22:53
明日天気になアれ504/4/10 22:47
宝物翠茜104/4/10 21:39
投げる洪水をカンチェルス...004/4/10 20:08
たびだつまえに竹節一二三304/4/10 20:04
赤い窪みカンチェルス...0*04/4/10 19:34
崖崩れひとつの眼差し2*04/4/10 19:01
強情田島オスカー104/4/10 19:01

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