自らのおぼつかない足どりに
黙って下を向いてたら

「歩けるかなぁ ・・・
 じゃなくて、歩くのよ!」

隣で僕を支える君が
猫背をたたき
ぬくもった平手で「気」を入れた

 ....
窓を開け
飛んでいく空の
深いところの青

広がっていく五月の
高い高い記憶は
思い出せば浮かび上がる
ただ一面の青

遠く限りが無いような
遥か流れていくような
沈んでいけるな ....
あなたが本の真似事をしている
ぱらぱらページをめくると
良いことが書いてある
わたしは少し良い人になる

わたしも何かを伝えたくて
ささやきの真似をしてみる
音のようなもので
あな ....
 エムと出会ったのは、ちょうど海の標識が立つ四つ角を曲がった交差点だったと思っているのは記憶違いなのかもしれない。御影石が欲しいというので三つ拾ってあげたところまでは、覚えているのだけれども、その先は .... この融通の利かない空間がどうしても
この手を通してくれないの

とんがった頭も、四角く曲がった右ひざも
まあるく崩れたウエストも
ゆるやかな拒絶に動けない

受容、だとか、寛容、だとか
 ....
-貴方が求めるままに-


貴方が求めるままに僕はいて

貴方が求めるままに僕は代わり

貴方が求めるままに僕は笑い

貴方が求めるままに僕は奉仕し

貴方が求めるまま ....
小さな 小さな 私には

大きな 大きな 借りがある

小さな 小さな 私では

大きな 大きな その借りを

返せそうにありません
卒業式

「ちょっとみんなでご飯食べて帰ろうよー」
と 近くにないので 高架下
信号が遠い 渡り切った
夜になるとワイン屋の スパゲティ屋に入る

昔、私を好きだと私が思っていた男の子が ....
顔をくしゃくしゃっ、とさせて
キミが泣き出した。

いないいないばぁ、するとか。
抱っこしてゆらゆらするとか。

キミを泣き止ます魔法の呪文はいくらでも
ボクの頭の中にかくれているんだけ ....
生きること
死ぬこと
違いって何?
違いなんて
存在するの?

生きていても
死んでいるのと
変わらない人もいるのに
それも生きてるって言える?

生きていることが
死ぬことよ ....
上弦の月の輪郭が 
曖昧に ぼやけていたので
夜空に向かって ぽつりと
愚痴をこぼしてしまった

月は いやな顔もせず
じっとそれを聞いていた

しかし
常に 横顔だったし
たまに ....
この先
いきどまりです


木陰の看板を
すぎてゆく雲


誰かの何かが持ち去られ
小さなものひとつ分だけ足りない世界の
午後のガラスの路を歩む


春は銀 ....
自転車に乗って
ここまで 走ってきた

もう どのくらいの間 こいでいるだろう
と、いうよりも
いつから 走り始めたのかさえ

走り出した頃は 
まだ ペダルも軽く
少しくらいの向か ....
世の中は不公平さ
幸せ者が居りゃ不幸な奴も居る
世の中は不公平さ
だけど それは本当かな?本当?



幸せ者でも悩みや苦労は絶えないだろう
不幸な奴も嬉しい事や幸せな一時はあるだろ ....
                       きゃらめる 9


  うた

  1

きれいなこえを
ひろったので
はねをつけて
そらにはなちました
らら
きれいなこえで ....
 シェイム
 はずかしの国
 強い力でこじ開けようと
 国の決めたみんなの決めた民主主義の決めた
 ふりをして決めた

 シェイム
 だからもっと恥ずかしそうに
 ごめん ....
君はかわいいよ

太ってるとか

痩せてるとか

そんなのじゃなくて

服のセンスがいいとか

メイクが上手いとか

そんなのじゃなくて

君の笑顔は

かわいいよ
 ....
僕と君は

ためらいもなく

昨日

ひとつになった

溶けて無くなってしまうかと思ったよ

僕が

誰かのために

朝のコーヒーを入れたのは

初めてだった

今 ....
   (あらあなた 見かけより ずっと吸うのね 春の夜)


    彼女は胸から乳を搾り出さないのかな、と
    思いながら向かいで飲んでいた女を見ていた
  
    僕の隣 ....
天井の 梁に残った紙吹雪
窓を放たれ 宙を舞う

落ちて行く音 はらはらと
役に立てない もどかしさ


拾い集めて もう一度
喜び祝う 人々の
頭上に落ちて 花吹雪
至福味わう  ....
ピンクのレモンと

すっぱい 角砂糖 には

ただ ただ 拍手をおくるよ


そして


君に サヨナラを告げた

この 僕にも
きれいな女やった
絹ごし豆腐みたいな肌してたわ
几帳面な女やった
後ろ髪をよー梳いておったわ
早起きな女やった
いつもせかせか働いとったわ
芯の強い女やった
最後まで別れへんって ....
スーパーには
徳用が売ってる

山ほど
入ってる

こどもが
「買って」と
騒ぐけど無視
だって
あんなの食べたら
虫歯になるよ

しかし泣かれるとヨワイ
面倒なので買い与 ....
犬のプクは家族みんなの秘密を知っている

おとうさんが
おねえちゃんのお弁当のおかずチーズインちくわを食べたのを
知っている

おかあさんが
足で襖を開けたのも
知っている

おね ....
その声も
その笑顔も
その優しさも

全部全部 あの子のものなんだ
全部全部 失ってしまったんだ

涙なんか 流れないけど
悔しくて
哀しくて
切なくて
苦しくて

涙な ....
赤い風船
その子は細い糸をしっかり持っていたのに
細い糸は手をすり抜けてしまった
細い糸をつかまえようと跳ねる
細い糸はふらふらと{ルビ上って=のぼって}いく
跳ねるのを止めた
赤い風船は ....
とんでゆく
泡の天使たち
とんでゆく
花の天使たち
くる クル くる クル
お空へと
未来へと
くる クル くる クル
つねならず と わかっていながら
永遠を求めて
くる こない ....
ライラックの花の向こうは
夢の街
木漏れ日のびい玉のはじける
夢の街

私は失くしてしまった
鍵を
街への扉の鍵を

ここは夢の入口
門の向こうに広がるのは青い空
青く
空は青く
とても青く
白い雲を優しく包んでいる

今 ひとつのイタズラの誕生だ
森の中で風が生まれる
森の中から風が生まれる
木々が踊りだす
木々が歌いだす

初夏の匂いの ....
 あなたの胸に頬をあずけ
 うっとりと夢見心地で
 すき、って言おうとしたんだよ

 するとなんだか可笑しくなって
 よだれがこぼれそうになり
 あわてて口をついた 言葉は

 しゅき ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
向日葵服部 剛6*04/4/21 18:50
五月の青霜天404/4/21 17:45
FREEたもつ704/4/21 16:44
やがてぼくらは輪郭のない自由になるワタナbシン...1204/4/21 16:37
融通の利かない光 七清204/4/21 15:30
貴方が求めるままに・・・ひで3*04/4/21 14:43
アシカラズy.y104/4/21 13:17
武道館山内緋呂子2*04/4/21 12:02
オトナの余裕ゆづゆ104/4/21 10:54
Dead or Live...Lily o...3*04/4/21 10:46
月はいやな顔をしない望月 ゆき104/4/21 8:43
凹光路木立 悟804/4/21 8:31
ぼくと自転車望月 ゆき1*04/4/21 8:06
世界の秩序HEDWIG3*04/4/21 3:32
きゃらめる 9[group]アンテ7*04/4/21 1:45
シェイムuminek...404/4/21 0:54
★70 キミハ、カワイイヨ貴水 水海204/4/20 23:59
★69 フタリ2*04/4/20 23:57
セブンスター・ライツ高田夙児904/4/20 23:32
頭上の振る舞い千月 話子2*04/4/20 23:16
称賛望月 ゆき3*04/4/20 23:15
納豆の不倫湾鶴4*04/4/20 22:31
キットカット日和チアーヌ3*04/4/20 22:17
プクいちおか ゆ...2*04/4/20 21:50
全部 なくしてしまいました黒蝶1*04/4/20 21:47
いちおか ゆ...0*04/4/20 21:08
くる クル春日野佐秀2*04/4/20 19:42
夢の街204/4/20 19:35
初夏104/4/20 19:23
しゅきuminek...704/4/20 19:23

Home 戻る 最新へ 次へ
6030 6031 6032 6033 6034 6035 6036 6037 6038 6039 6040 6041 6042 6043 6044 6045 6046 6047 6048 6049 6050 6051 6052 6053 6054 6055 6056 6057 6058 6059 6060 6061 6062 6063 6064 6065 6066 6067 6068 6069 6070 

【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
7.82sec.