{引用=あるものがそのものの底をいっかい弾き、とびあがりじぶんや何者かのもとへ訪ねてくることをかんがえていましたが、それはちがったかんがえでした。だってあらゆるのものが、いったんそのものの底を弾いた歌 ....
いい年して口喧嘩
ああ
馬鹿馬鹿しい、朝…
昼、青空なのに
ああ
寒々しい…
もういい加減にせえや
ああ
三日目カレー…
{引用=失語です
たんぽぽ珈琲みたいな時間です
シロツメクサと{ルビ勾玉=まがたま}です
万雷の拍手とおく
幕開けしないオペラのひとくさりなのですから
枝振りのかたい{ルビ椚=くぬぎ}は ....
濁酒のこびりついた盃を洗うと
米粒が
棘のようで
痛い
お星さま
聞いてくれるかな
祝福を受けながら
全ての人は生まれてくると
どこかで聞いたけど
そんなのは嘘っぱちだ
誰もが知っているのに
口に出さない
出せないだけ
だから ....
天使
堕
見分
羽の跡
イキイキと
毎日を充実して過ごせたら
それはまことにハッピー
かも知れない
けれど
私にとっては
何だか針を立てられてひたすら回され続けるレコード盤みたいで
イヤだな
針はいた ....
夢をみた
6歳も離れてるのに
同じ教室だった
修学旅行はハワイで
違う班になっても一緒にラベンダー畑に行きましょうねって
話してた
窓の外。校庭で体力測定をしてる
こんな ....
でもこれはただの夢じゃないのよ
あなたは立ち上がって言った
来年もずっとずっと一緒にいましょう
時間や決めごとよりも
あなたのことが大事!
懷かしい、高等學校に戾る
理性に還る
醉客が干し葡萄をつまんでいる
季節は只巡る
わたしの家はどこか?
(バルビゾン村ですね。御案内致します ....
僕は昔中野駅で下車した
ご飯の上にカレーをのせた店員
口に運んだルーのスプーンの 冷たさ
4月の あれは 雨の日だった
いつかは死なねばならない
この事実に戦く時
人生を真剣に考えるようになった
人間は強くあれ
賢くあれ
優しくあれ
哀しみも苦しみも
いつかは精算されて
喜びに変わる
それには人生に対 ....
はじめまして
いなくなっちゃう前に出会えて良かった
品番間違えてないよね?
反応速度はこれくらいでいい?
はじめまして
リセット機能なくて今までどうしてたのさ?
プライドだけは純正品、 ....
知覚感覚が
空の彼方を震えさせ
海の底を掻き回しても
それがいったい何だと言うのか
僕には大事な夢がある
胸震わせる予感がある
たとえ旅路が終末でも
置いていけない憧れ持ち
五感の海を ....
十
十の詩を書いたそして消した
これが十一番めだだけど
十のよりずっとわるいかも
もうここにはなんにもなくってあるのは
指に凭れる少しの重力と諦めだ
あんまりじぶんとばかり遊びすぎて何度自 ....
雪のある山に雪がないような時は
もう一度川のせせらぎを聞いたほうがいい
どうしようもなく足元が不安な時には
遠くで鳴く犬の声を探すほうがいい
不意についた嘘に
自分の底が知れた
(悪意などなかった)
そうやって
友人代表不在の人生に
了解を得る
今日は立春
反省は掃除の後でも遅くない
木枯らし
青空
寒気
芽
蕾
一晩で
家をすっぽりと
覆いつくしてしまう
恐ろしい豪雪
豪雪のことを
白い悪魔と呼ぶらしい
悪魔は人と太陽を
欺くため
無垢な白という色をまとい
よくみると
....
死んだらさ
じっくりじっくり焼かれてさ
灰になるまで焼かれてさ
本人痛くも痒くもないから
残酷でも
許されるんだろうな
親族一同が集まるなんて滅多にないけどさ
二人一組になってさ ....
安定期に入った君は
おなかに子どもを宿して散歩をする
今日は前から気になっていた
新しい道を歩いてみたの
子どもはきっと変化を好む柔軟な子になるだろう
今日散歩していたら
空き店舗にラ ....
命がある限り苦しむのだけれども。死んでしまえるほどの絶望を抱えたあなたにしか救えない命がある。辛い過去も何もない自分でも。辛い過去を乗り越えた末に選ぼうとする自殺でも。命は繋ぐ事ができる。あなたにしか ....
町並みに森の匂いがした。
公園を三つ。階段を二つ。知っているパン屋の匂い。スーパー。雑貨屋。ともだちの家。
学校を見下ろす長い坂道を下った。
社を通り過ぎて、実家を通り過ぎて、足は、足を、通り過 ....
「風理」
退屈そうに
地球儀をまわしていた
かみさまが
ふとした拍子に
ついたためいき
あたし
地図は読めないんだけど
風図は読めるの
ぼく
地理は苦手だけど
風理は ....
もしもあの時
もうひとつの道を選んでいたら
今の私に出会えただろうか?
道しるべのない道の途中
知らずにすれ違う自分に
どんな声をかけただろうか?
もしも今の私より幸せそうだとした ....
僕は かつて 昔
新宿の裏通りで 僕は
たぶん ロックのCDを
店の中で見つめていた
六色の鮮やかなオニギリ型をしていた
マックが そして 並んでいた
ぺぺのテーブルを覚えてい ....
うたいたいうたはない
うたいたいうたはない
うたいたいうたはない
うたいたいうたはない
うたいたいうたはない
うたいたいうたはない
うたいたいうたはない
うたいたいうたはない
....
きみは遠い世界の春を抱いて、シャンソンに合わせて身体を揺らせている、昼間は夏のように暖かかったけれど、夜は北極のように凍りついている、電気ストーブよりもいくつもの薪をくべた暖炉が欲しくなる、そんな ....
寒い寒いさむいてる
部屋の中で川が二日降りの雨で濁ってる
おまたせしましたな
バック・トゥ・ザ・ドア
どっちに戻ってる?
日立製のヒーター
しがらみが詰まって燃えなくなる
ソーターの ....
繋いでいたいから
離れて行く
風船に手を伸ばして
掠めた指先と赤い糸
結んだおみくじには
書いていないこと
信じなくて待っている
遅れてごめんといいながら
新春過ぎの春風が吹く
風船 ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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