ねえ、ほら こうやって
指と指の隙間で
絡み合い、てのひら合わせて
肘の先まで密着させたら
何だか、抱き合っているみたいでしょ

ねえ、ほら そのまま
てのひら 少しだけ解いて
折り曲 ....
入り口は すぐに見つかった


もう何年も
ここでこうしています
と、いった具合の
あぐらをかいた白髭の老人から
地図を手渡される

地図はすべて
記号化されており
懐中電灯はな ....
炎上ピアノ、遠く荒む湾に
照るToy・劣等たちの微尉為す安堵
無産んで、絵に射た「忌む」
憂時、演じ得る十字切り裂くUの空は
灰黴か美化、焉上の揺り籠には
舞何時と彼岸花が詰まっていて
炎 ....
空が笑ったら迎えにきて

そう言って 
きみは去っていった
わかった 
とぼくは言った

ぼくは 
今もあの時のあの場所に立ち
一歩も踏み出せないまま
シャボン玉をとばしている
 ....
           僕は、ずっと仮面をつけて生きてきた。

             仮面は、1つだけではない。

              何個も何百個もある。

        ....
桜散るのは夕日の丘か
日暮れ近づく夕日の丘か
散りゆく桜は薄紅色
薄紅色の十二単
十二もまとった春の衣
一枚脱げば夏の予感


呼んでいるのは母の声か
遠い故郷の母 ....
わざと塗りたくった

ぷるぷるの雫は

ハグした瞬間に

すーっと伸びて消えた

束の間の冷たい感触は

核を熱くするには充分で

冷たいキスでさえ

優しさの温度は上がる ....


縁側につるされた風鈴を
さやかに押すその御手
彼らは海峡をこえてゆく海鳥の
滑空する翼の先端に生まれ
たたみで昼寝をする私の
ほほをなでて死ぬ





二人 ....
 抱きしめて キスして
  手をつないで

 
 苦しくて 泣きそう

 まだ ちょっとだけ…って
 
 何回言っただろう
 欲がでてきてしまう

 まだ抱きしめてて キス ....
この道
あの道

いつも
限りなく
続いている
全ての道たちへ

道があるから
あなたたちが居てくれたから
ボクは歩いてこれました
ボクは進んでこれました
感謝しています

 ....
曼陀羅寺へは湖沼の脇のあぜ道を
通って行かねばならない 丈の低
い湿原植物の群生が道を覆い隠す
ように拡がっている 湖沼にはぼ
んやりと霧が立ちこめ向こう岸は
見えない 風はなく水面はほとん ....
今までにどれ位の人達が
私の前を通り過ぎて行っただろう
何かを与えてくれる者もいれば
何かを奪い去って行くだけの者もいた

でも今となってしまっては
そんなことはどうでもいいこと
さっさ ....
目を書きます
スケッチブックいっぱいに目だけです
切れ長の目がいっぱいです
瞳は黒く睫毛は長く
目だけだと表情までは分かりません
けれどきっと優しい人です
黒いアバヤの中の愛しの貴女

 ....
毎日 夜道を歩いてて
昨日のことは既に夢に変わってる

死んだ友人のことがいつでも脳裏を過ぎり
明日の我が身を考える


約十年の月日を一人の男に捧げた彼女

彼女が死んで生活には穴 ....
別にロマンチックじゃなくて
ふつうでいいですから


ほら、それ
お箸じゃないですよ


ふつうでいいですから
いっしょにいるの嬉しいですから


そうやって
なんで ....
しとしとしと

空から暖かな雫

大地に降り注ぐ


しとしとしと

それは山を濡らし

花を濡らす


しとしとしと

花を濡らした雫は

数多の香りを纏い

 ....
あちこちに月がひそむ夜
銀を一粒ずつ踏みしめて
雲をあおぎ歩みゆくひと


月の手は風
月の火は雨
ただなごむ
死のように



いのるひと いるりひと
いるり ....
あれ
紺色に透明な夜に降り続いてこじ開けた
明けたら砂糖水がいつのまにかこんぺいとうになって
「お早う。」

揚々と
響く頭が予想以上に甘くなって
甘い 甘い 甘い 甘いと
踝がだるく ....
知らなかったよ
空がこんなに青かったなんて
知らなかったよ
風がこんなに甘い香りだなんて

新緑のみどりがまぶしいね
アスファルトには陽炎さえ踊っている
隣に君がいるだけで
ただそれだ ....
 鮮やか過ぎた花は
 もう大昔に獣達に食われて
 絶えてしまったのかもしれなかった
  
 夕日は 金色と形容されてしまうには
 あまりに深みのある美しさだ

 どの名画のにもない
  ....
 白眼の日々 
  焦燥 
肌寒い浜辺にいる君
は目を瞑り 
 風が洋服をすべる感触で
遊び
 軽く笑う

 果てしなく続く毎日も
君の
存在次第で
 どうにでもなるのさ

 ....
白銀のたゆたう陰茎、微弱に割くワラの光源

闇を色々な方向で、説明しようとする振動
幼児の皮膚を
毎日雪かきをする母の手袋に。

ハムスター語を理解する、この世で只一人の
子供が出来、光 ....
しゃぼん玉が生まれた時
たくさんの仲間がまわりにあふれていた
陽の光はまぶしく
見るものすべてが新鮮だった
子供たちの手が伸びてきて
仲間のいくつかがぱちんと弾けた
悲しかったけれど
 ....
歳をとって丸くなるってヤツァ
石が川を流され流されてゆくうちに
丸くなるのと似てやがるよナァ

いつか俺も人生ってヤツを
乗りこなしたり、流されたりしちまってヨォ
ちっちぇ石に成長する ....
クローバーの海に沈みながら
流れてゆく雲を見た
雲がちぎれ また別の雲に繋がり 空の色に染まり 風に操られる
疲れ果て
クローバーの海に身を任せ
四葉を探すついでに
忘れていた涙を地球にあ ....
-特別なキミへ-


キミとの出会いは運命的でも偶然でもない

何気ない会話の中の一言からだったね

特別な恋なんていらない

キミがただ傍で微笑んでいてくれる

それ ....
だだっぴろい海の上

たれさがる旗


こんな日は

昼寝でもするか

なぁ、野郎ども


たれさがる旗

だだっぴろい海の上
まぶたのうえから
なぞる
いたみを

きみは
またしらんぷり

くるしい
ことば
むねに
しずめて

ふりかえり
くちつぐみ

またあるいてゆく

いっぽん
す ....
どこに吹いているのだろう
どよめく風の中に
探し求めているものは

人からの毒をはらんだ風が
わたくしの肺に充満して
わたわたと苦しみ始めたのは
おこんじさんを初めて見たときだったか
 ....
空が群青を増す
黒い鳥の列は視界を横切り
どこかの汽笛をよそに
寝床に向かう


遠い汽笛、の中では
知らない誰かが
知らない誰かと
別れ、を歌っている
そこには色さえも、ない
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
はじまりのはじまり304/5/6 1:10
出口を探して望月 ゆき2*04/5/6 1:02
Cut-U六崎杏介104/5/5 22:50
空が笑ったら望月 ゆき3*04/5/5 22:08
           仮面をはずして。天使104/5/5 20:55
さらば 春の日ワタナベ11*04/5/5 20:52
アイカクニンchi-ha004/5/5 19:58
ワタナベ8+*04/5/5 19:10
遠距離恋愛104/5/5 18:08
The avenue to the future...Lily o...4*04/5/5 17:40
曼陀羅寺へたかぼ904/5/5 17:10
時代遅れの漂流者快晴5*04/5/5 16:27
砂の舞う国[group]暗闇れもん4*04/5/5 16:23
明日への不安104/5/5 16:15
焼肉Monk904/5/5 15:46
梅雨長月 猫004/5/5 14:55
ノート(夜野原)[group]木立 悟404/5/5 14:48
コーヒーが苦すぎたnm66*04/5/5 14:32
「 隣に君がいるだけで 」椎名304/5/5 14:29
プリミティブマッドビース...004/5/5 11:38
うつくしい朝瓜田タカヤ104/5/5 4:03
孤独なふりをする404/5/5 3:56
限界アンテ14*04/5/5 2:17
小石の話玉兎204/5/5 1:45
緑の海暗闇れもん10*04/5/5 1:08
特別なキミへひで204/5/4 23:15
上海されたあとら1*04/5/4 22:24
きれいな せなか玉兎304/5/4 21:40
答えは風の中にあるか香澄 海3*04/5/4 20:46
たそがれどき望月 ゆき1*04/5/4 19:42

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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