とり とり ことり
よわいことを
よわいゆえに
つよいことを
ほうきした
ぼくは
とり とり ことり

ことり、と
ゆらしたえだから
とんでにげる

とり とり ことり ....
僕には好きな湖がある

久しぶりに行ってみたよ

1人で

そこで小さな光を見た

煙草の赤い光でもない

錯覚でもない

僕の目の前を

二つの光は

寄り添い離れ
 ....
君は何が欲しい

僕の何が欲しい

僕は背中に翼はついてない

君の元に飛んではいけないけど

君をいつも想っているよ

君は

僕のすべてをみるのが怖いんだよ

僕は君の ....
いつか
いつか
この願いが
神様に届きますように

いつか
いつか
この想いが
あの人に届きますように
    

そしていつか
あの人が笑ってくれたなら
君からもらった
最初で最後の手紙は
とてもとても優しく
とてもとても哀しいものでした

ねぇ
笑っていて
なんて云うくらなら
嘘でも良いから
好きだと云って

ねぇ
それが無理 ....
なんにもしらない。
天の原振りさけ見れば春日なる三笠の山に出でし月かも、のほかに、
天の原振りさけ見れば、で始まる和歌があるなんて、
誰も知らない。
ただ数え歌のように啼くようぐいす平安京、と ....
かちかちと
音を投げる時計に
埋め込まれた私達
いつもためらいがちになってしまうから
いつまでも流れに乗れなくなってしまうね


間違ってないなんて
そんな言葉は難しくて
傾いて見え ....
冷蔵庫の中には青空が広がっていたので
君は買ってきたゼリーを冷凍庫に入れるしかない
冷凍庫は満杯でゼリーをしまうスペースをつくるために
君は肉の塊を取り出す
いつ買った肉なのかすっかり ....
 その手が欲しかった
 その手を手に入れて
 その手の中に私の手を入れて
 その手が欲しかった
 何ができただろう
 その手で溶けるを実感し
 時計の流れるを卓 ....
押入れに顔をつっこんで
ぐるりと見回したら
天井の端っこに
小さな穴ぼこがあいていました

穴ぼこの向こうは
下から見る限りでは
ただ ただ 暗闇でしたので
なんだか怖くなったぼくは
 ....
風が葉っぱを揺らして
葉っぱが風に踊る

昨日の埃を振り払い
昨日の憂いを振り払い
昨日の悲しみを 昨日の夢を
全部きれいにして

今日の葉っぱが踊る
今日の風に踊る
説明が出来ない
キッチンの片隅
気付かれないように
涙が流れた

想いは
こぼさないように
シンクの横に
そっと置いたまま
君の夕飯を作った

テレビに目をやりながら
明るい声 ....
ひとりの子が
ひとつの楽器の生まれる様を見ている
作るものも
奏でるものも去ったあとで
子は楽器に愛しげに触れる
おずおずと うずくように
楽器は
花になる



新しい言 ....
勝手に傷ついて

眠ってしまおうとした

名残りに

カアテンの間から見たのは

氷の海に漂っているような月で

たぶん

あの人はいま お喋りに夢中で

あの月の悲しげな ....
たとえ女ものの下着を着けていても
匂い
精液の勧告が俺をかきわけても
匿名の幼虫だけは
しぶとく残り続ける
あいつらは俺に
奴らの粘々した体を飲めという
匂い
飲めという
昔々 河童 ....
眠りにつく場所は

さほど問題では ない





どこで目覚めるか が

極めて重要なのだ



そのとき 五感は

何を 求めている?
夜9時帰宅の 私が
湯気の上がる 白いご飯に
玉子のふりかけを かけながら
「黄色い粒は塩辛いんだよねぇ」と
おかず無しの 夕食を
不本意に思っている時

母が 居間で
「渡る○○は  ....
このうたは
ゆらゆら
かげろう

このうたは
ふあふあ
にゅうどうぐも

ぎんいろの
スプーンで
すくって
ぱくり
ぱくり
めしあがれ

おなかで
とろり
と ....
夜の海は

気まぐれだよ

上手く乗らないと

もう帰れないぜ

俺は

毎日

夜の海を楽しむ

高い波ほどわくわくする

だから

人は誘えない

大事な奴 ....
生きているのがつらい

お前はそう言って

涙を一粒流した

俺だって

生きているのはつらいぜ

だけど

花をみて綺麗だと思う

月をみて心安らぐ

星をみて願いを ....
そこに宿った
小さき 命

光を浴びることのなかった
小さき 命

その人の涙は
暗闇にひとすじ
混じりけのない
透明な線を描く

ぽつり、と落ちた水溜りには
空の雲が映って
 ....
今日も裏のアパートで
クイーンを大音量で鳴らす女が
ベランダに出て 男とキスをしている
僕が見たのはこれで五度目
弟は三度見ている
文部科学省にクレームをつけてやるのだ、と母親は言う
 ....
シトロエンBXで旅に出よう
からっと晴れた涼しい日曜日に

それはゴールデンウィーク
暑くもなければ寒くもない
理想的なゴールデンウィーク

エアコン効かないからね

渋滞しない道は ....
ここはどうも、とても乾いた場所のようだ、
湿度計は40%、まぁ普通みたいだけど、
でも喉が乾く、乾いてしかたない。

明日のことは明日になってから考えよう、
今日はゆるりと流れていく、
サ ....
 休日の遊園地に人はいなかった。
 楽しかった。
 子供達が血を流して喜んでいる。
 頭が取れたい
 落ちた頭を蹴飛ばして
 底のない湖に落ちる音を聞いた。
 拡声器の ....
切れなくなった
あなたが
あんなこと
言ってくれるから

『愛してる』

ただそれだけ
それだけを言って
電話は切られた
人の返事も
何も聞かずに

『私もだよ』

そう ....
爪を押し上げ肉に潜り、
毛穴を探って血脈にただ一筋たらしこむ。
静脈弁にせきとめられぬよう青黒い血に混じりつ、
手相をなぞる舌先にしたがい、
体の内から君の命数をはかる僕の唾は、
キスミント ....
開いた空に手をかざす
高い太陽からの光線が
透き通る
通過


在り来りなものに
ときに目をとめてしまうから
歩みは加速しない いつまでも

初夏の影がちらつき始めた
散らばった ....
 アイスピックに長細く映り込む俺のビビリ笑顔を
確認できるくらい光量の必要性


一晩中 日本刀のそばにいた。
何も 何かしようってわけじゃないが
不必要な色んな贅肉をそぎ取る妄想にかられ ....
あたしは神を信じた
きょうはもう一度
全部がそうなったので
ただあたしはしあわせになってしまった
よわいところを
あいします
両手でぱちん
あたしはしあわせになった
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
とり とり ことり玉兎104/5/7 23:38
★76 ミズウミノヒカリ貴水 水海304/5/7 23:12
★75 キミノスベテヲ104/5/7 23:10
いつか黒蝶104/5/7 22:00
最後の。104/5/7 21:57
啼くよウグイスI.Yama...304/5/7 20:46
バランス世界霜天404/5/7 17:07
要冷凍たもつ14*04/5/7 16:59
単純な直線カンチェルス...4*04/5/7 15:18
押入れの穴ぼこ望月 ゆき10*04/5/7 13:18
踊るukiha104/5/7 12:59
一人物語る悲しみをさち10*04/5/7 10:15
器の子木立 悟1204/5/7 8:33
寒月夜蒼木りん4*04/5/7 8:06
matter repoded鏡文字1*04/5/7 1:51
覚醒望月 ゆき2*04/5/7 1:07
同時刻にて千月 話子1*04/5/7 0:24
ぎんいろスプーン玉兎304/5/7 0:20
☆122 ヨルノウミカラ…貴水 水海3*04/5/6 22:22
☆121 ヨゾラニネガイヲ6*04/5/6 22:19
幽命望月 ゆき2*04/5/6 22:16
ロンリーシンディとクイーン田島オスカー204/5/6 20:34
ゴールデンウィークチアーヌ5*04/5/6 17:01
子宮内部[group]704/5/6 16:15
遊園地カンチェルス...204/5/6 13:31
You disappeared in this world. ...Lily o...3*04/5/6 7:00
ある昼のバグダッドの町家にてI.Yama...104/5/6 5:23
過ぎ去ってしまったものへ霜天604/5/6 2:18
アイスピックに長細く映り込む俺のビビリ笑顔を瓜田タカヤ104/5/6 2:03
その日船田 仰104/5/6 1:22

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