僕はルビーグレープフルーツが好きだよ

初めて買ってきてくれたのは君だった

いっしょに

グレープフルーツ用のスプーンも

買ってきてくれた

壊れかけのアパートの

陽の当 ....
僕の夢は死んだ

君のいない世界

何故に想いはいつも届かないのか

あの日の約束も

あの日の微笑みも

泡のように消えていく

君を失っても

頼まないのに明日は来る
 ....
光したたる場所に立ち
足元にまとわりつく魚を見ている
緑が照らす灰の息
耳のすぐそばにいる雨雲



肩に沿って
光はこぼれ
水に落ちて
声に変わる
たどりつけ
たどりつく ....
君の声
耳の奥にある
遠く 近く
離れて 耳元
もう 横顔しかおぼえていないのに
君の声
今もわたしに ふっと
ささやく
1.エスパー(もしくは君)


エスパーも、変わらない。ただ気づいてしまうというだけで、同じように揺れ動いて、俯して、辛うじて立ち上がる。忘れてしまおうとしては、切れ端に、文字。読めないけれどつ ....
アスファルトの砂漠の上
愛するなんて知らなかったあの頃は
近づくと伝わらなくて、離れると見つめ合う
恥ずかしさが交錯した{ルビ15歳=フィフティ−ン}
たわいも無い戯言に笑い合い
生きている ....
ひくひくと
こころがひくついて
うまれて
はじめての
すんじきゅうかを
しゅちょうしたから
おれは
ぴくぴくと
からだを
けいれんさせながら
それにこたえようとしたら
そりゃあな ....
とじかけた そら
あなた は いく

どこか へ ながれ て
だれ も いなく なり

どこ も
いつ も

さかせ て いつか

あなた は
ゆく
円とゆう音の響きに耳が溶けてゆく
その遠い背後に
灰の花びらが降ってくる午後
直立した観葉植物が
部屋の隅で孤独を体現するように
ぼくは彼女を見つめている
突差に立ち上がり灰皿を持った彼女 ....
悔恨される音楽を聴いて乱読しよう雨
一粒・一粒残酷する高低の有無を生む
カラギナンの分量違いによる悲劇の午後
ミルクが凍る白樺の貫通する曇天
大体 曖昧な理由である毎日の労働
曇り空の孕む卵 ....
You said I could be as happy as a monkey in a monkey tree
Eli, Eli, lema sabachtani? Why did you  ....
夕立が来る


渦巻いて 

吐きそうな色の雲に稲妻が光る

津波のような口の中に向い

雷雨に呑み込まれる


限りなく罪

野良猫上がりの

私の肌を撫でるのは何故 ....
 家の近くには宗教団体があって、夜な夜な奇声を発している。それが時々部屋に侵入してくる。白い毛布だけを残して、宗教のかたまりはすぐ凝固する。わたしがそれを路上に放置すると、がさがさと数人の宗教が集まっ .... しあわせ
よつばの
クローバー

はれたひの
にちようび
あなたと
いったこうえんで
さがした
せかいに
ひとつの
クローバー

よんまい
はっぱの
いちまいを
 ....
そのまつげに
のこる
あまいカーヴ

まぁるく
まぁるく
ぷくり
ふくれた
かなしみの
かたまりは
きみの
めの
ふちを
ひからせて

その
ほほに
たどる
 ....
初恋は 待ち合わせした 陸橋で。

緑の風が 少女と髪を梳く
甘い香りを連れて来たのだと
あなたが  言った。


いつもあった思い出の情景が鼻をくすぐる

青と緑の溶け合った 海の ....
水晶の針の折れる音を聞いたことがあります
ピキンとも
ピリンともつかぬ微かな音

聞こえない音を確かめたかったのです
音がするものならばと
指先で二つにしてみたとき
まさか聞きとれるほど ....
ときおり うなずく
うっすら目をあけて
アリでも ながめているのか
ここからは遠い
灰色の眼鏡には まぶしすぎる
桜の羽毛
さわっても怒りもせず
ときおりうなずく
貝のようなオ ....
灰ぶちのねこのしっぽを追いかけて
角のコンビニでりんごジュースをかう
こいびとはきゅうに消えたわたしをさがし
視界から消えるなとおこる
このしあわせはいつまで続くのだろう

雨色の雲がおひ ....
人を善なる方向へ導こうとするもの、天使
それを邪魔するもの、悪魔

悪を悪と思わず
善を善と思わず
ただ己の意識だけを信じ突き進む

バカな思いでも
光も見えない闇の中のほんの微かな希 ....
雨に煙る国道は
遠く空との境が曖昧で
その上を僕等は はぐれないように
線を引きながら

雨に迷うのはここでもあなたで
いつのまにか迷っているのは僕だったりして
ここまで迷ってしまうのは ....
デジャ・ヴュに誘われて
今夜
山々を渡っていく
都のにぎわいもかなた
心の足音だけを
耳で追い
偶然と必然のはざ間
朝と夜を抜けて
霧にけむる谷にひびく
露に濡れる嘆きに
孤独は振 ....
誰もいない街を囲み
小さな白い花が咲き
低く宙に浮かんでいる



花粉と麟粉が
片目の奥に混じりあい
列を去ったものたちを見せる



薄く薄く固まった血が
蒼の ....
美しくない夕日などあったでしょうか
山の稜線に影を落とし
上空を見上げれば
雲が山の彼方から淡い橙色に染めあげられています
山と雲の間を
黒い点のようなものが
こちら側からあちら側へ ....
コポコポ・・・





              ・・・コポコポ



       水の音?がする。







コポコポ・・・

     ....
いったいなにを鳴いているのだろう
夜の底が蛙の声で沸き立っている

半球はいつも夜のこの星で
絶え間なく鳴き続ける声はいつか
太陽系の外側の宇宙にむけて溢れ出すのだろう
何億年のあいだ ....
ふうぅぅぅぅぅ...

といって 君が泣く
夜の頁に挟まって 押し殺すように
それは癖

ひとしきりの雨を 
ちり紙で きれいにふき取ってから
その頁を閉じた

嗚呼..

動 ....
ゴヤゴヤしていると
頭の中で巨人や人喰いサトゥルヌスが
ぐるぐると回転していて
窓を開けて
空を見上げれば日曜の午後みたいな
美しい
星空だった
雨作りが砂丘をトボトボ
酸っぱい雨はもう流行らない
少し涙が滲んでくる雨作り
そして涙はこぼさないように!
ラクダの膀胱でこしらえた雨袋へ入れる
もう少し泣かないと町もできやしない
町作り ....
結合した雪の結晶体が
春に降ることがないように
満ちることの重大さが
人生の背後に潜むのだ

荒れ狂う恋の嵐とは
また別のところでの
生殖
ことばはなく 有無はなく

未天地での選 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
★84 ルビーグレープフルーツ貴水 水海5*04/5/25 22:10
★83 ボクノユメ4*04/5/25 22:09
ノート(指)[group]木立 悟504/5/25 21:48
幻囁きみんちゃん104/5/25 18:48
エスパーと雨[group]nm614*04/5/25 17:39
あの日の光rue1*04/5/25 10:58
ひこうはすし草野大悟204/5/25 9:58
ゆく砂木10*04/5/25 7:25
再眠本木はじめ404/5/25 5:38
レイニーデイ904/5/25 4:23
I miss you Eli Lillyクリ004/5/25 1:59
夕立蒼木りん1*04/5/25 1:18
宗教黒川排除 (...004/5/25 1:01
クローバー玉兎104/5/25 0:23
あまいカーヴ204/5/25 0:08
薫る少女の千月 話子3*04/5/25 0:02
こしかたゆくすえ星あかりのみ小池房枝9*04/5/24 23:58
彼女へ湾鶴504/5/24 23:38
午後竹節一二三504/5/24 21:59
悪魔と天使もこもこわた...3*04/5/24 21:55
雨の国道霜天804/5/24 21:26
千日回峰[group]LUKE004/5/24 21:24
ノート(白花)[group]木立 悟304/5/24 19:42
夕日ワタナベ904/5/24 19:03
排水溝...3*04/5/24 14:37
蛙声まんぼう504/5/24 14:21
言い訳蒼木りん0*04/5/24 8:32
展開者本木はじめ204/5/24 2:52
「雨細工の町」クリ4*04/5/24 2:14
生殖本木はじめ204/5/24 1:51

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