永遠の なんてありえないでしょう?
手繋いでくれないじゃない
頭なでてくれないじゃない
雨の日の方が安心できるわ
だからあなたとはもう別れたでしょう?
永遠の
私は抱かれるだけの体 ....
みたこともない
こんな景色
緑一面
空は蒼
ここにいたら
今までの自分が
ちっぽけに思う
どこから間違えたのかな?己の弱さ認めぬまま
ただ強がっていた
ふと気がつき
僕はあるいた
....
ことり、として
ぎゅっとした
せかいのどこか
あさがくるまえに
かげは
びゅんびゅん
いどうします
つつつぅー・・・つーつーぅ。
こちら
ぷかり
あなた ....
びっくりしちゃう
たとえば
後ろからいきなり
背中を押されたら
そのために
背中に
目がついた
進化論は
当たってるよ
走る走る
虫とり網を持って
風を追いかける
夏のはじまりの川の風は
こんなに気持ちよくて綺麗だから
持って帰って窓辺に飾れば
みんな喜んでくれるだろうに
モンシロチョウも
する ....
うぐいすあんこの芝生には
昨日あそんだプラスチックが点々と
とりどりの花を咲かせ
雲の金糸から こぼれる朝露の
グレープフルーツっぽさよ
草むしりの昼下がり
庭の芝生に紛れる
名も知らぬ青く小さな花
ひとつ。
ぼくは 一瞬の迷いもなく
それを引き抜いた
玄関の前の電柱の下
にも
と、思ったら
たんぽぽで
....
あぁ、ねぇ、あれ覚えてる
あぁ、君が山の夢を見て、恐がって泣いて起きた時のこと
…ちがうよ
あぁ、あれか
俺が空が高すぎるって愚痴ったこと
あぁ、でもそれじゃなくて
私がテレビに入って出 ....
一口でシュークリームを駆逐して
街はひとびとを覚えていく
だれかに合わされた周波数を指でいなしながら
トイレでほつれた糸を引っ張ってる
女の子たちが太陽を罵倒するので
ぼくも何だか空を見上げ ....
かね かね かね の 世の中ですね
いにしえならば
女郎屋にあずけた お菊さんの身の上
借金のかたの かなしみなど
誰も
尋ねやしないから
時々 忘れてしまいそうになる
....
夏
午後
湖まで
二万歩を歩く
ふたりで歩く
途中
息づかいが消え
ふり返ると
青桐の葉を持って
笑っている。
夜
タバコを買いに
五階をくだる
ふたりでくだる
途中
....
僕は恵まれている
休みの日には必ず
遠くの町まで遊びに行けば
行った先にだけ
雨が降ってくれる
きっと誰かが仕掛けを作って
僕に恵みを
与えてくれているのだ ....
高速で自転し公転する地球に
ふりおとされまいと必死にしがみついている自分だ
朝が来て昼が来て夜が来るめまぐるしい展開に
なんとかついていこうと必死で追いかけている自分だ
あっという間に0に近似 ....
今日も世界は果てしなく
夕焼けに向かい
沈んでゆく
今日も世界は果てしなく
花開いては散ってゆく
明らかにぼくは夕焼けだ
明らかにきみは夕焼けだ
砂まじりの唾を飲み込んで
涙目 ....
憂'reLoving 追うん疾駆
破綻、加担、ランタンHigh!
Mが言うに「敗、So(走)Death可
我解離ました」
性sinの夜舞は甘いだけの胚を
誘媚に育む、多倫理に縛ed
....
じめんのあちこちに
ふかいあながあいていて
うっかりよそみをしていると
おっこちそうになる
ながいいとがそらからいくつもたれさがっていて
やくにたちそうもないものが
えんにちのくじびき ....
夢を見た。犬がわんと吠えるまで見た。わたしは当時の格好で、先生は偉かった。偉い先生が偉い表情で偉い仕草で偉い鼻息で見下しながら、お前は望みが薄いから去れ、下山しろと言ってきた。当然意味が分からないか ....
目の前の全てから逃げるのは不可能
そしてそれは 不本意
やりたくない事をやらなくて済むには
やりたい事を精一杯やるしかない
徐々にだけれど
それはもう 確信に近い
夏は他の季節より ....
蜃気楼の街が消えていく
あんなにはっきりと浮かび上がっているのに
静かに静かに消えていく
まるで霧が晴れるように
夢を見ているのかもしれないと
君が言った
消え入るような小さな声で
....
友人の
破れた恋のお供に
酒を差し入れてやった
四年だったか
五年だったか
とにかく破局
彼女の
眼の穴
鼻の穴から
流れる
涙
鼻水
気体になった
塩辛さが ....
ベランダを
君は
どのように名づけていたのか
知らない
ただ
白い部屋のなかに
そこは
紛れもなく
草原だったんじゃないかと
僕も
一輪のガーベラ
十分だったから
ようやく ....
うすっぺらな
かさぶたを
かさねすぎて
海をわすれた。
くされかけた
霧のなかを
影のない魚たちが
歩んでいった。
矢のように駆ける
雲の彼方に
涙をたたえた
光の鳥を見 ....
ぶつぶつと
涙吹く
蟹たちの
{ルビ現実=うつつ}を食って
それでも
なお
風をみつめている
俺の前の携帯電話は黒だった
ひそかに
あなたとおそろいにしたくて
白に変えた
俺の今の携帯電話は白だぜ
なのに
あなたの今の携帯電話は黒だ
なぜ黒に変えた
....
俺の瞳は
赤いガラス玉
ルビーみたいな価値はない
ルビーみたいな輝きはない
俺は ガキの頃
いじめられてばかっりだ
この赤いガラス玉のせいで
でも 俺は反撃した
赤いガラス ....
ぐっと 無理してうったバックは
やっぱり というか あたりまえ というか
コートの外まで飛んでった
あぁ ひねった
腰の辺り
首の辺り
目だけ動かして 周りを見たら ....
もう
なにも聞こえない
見えないけど
最後のちから
くちびるに集めて
ぼく
うたいます
きみに
あげられるもの 総目録
っていう歌
あー きみに
あげられるもの
夜のため息 ....
ねこおやじは
ねこのおやじ
言い換えると
ねこの父
いつも涼しいところで
目をつぶってる
ねこおやじは
エライ
妙に情を
かけたりしない
常に
クール
....
乱視の交差点が光にまみれている
穴に落ちてしまわぬよう
慎重に渡る
いつか
二人で広げた新しい傘の下
けれど赤と青は紫にはならず
個体であることのかなしみを知った
ほ ....
哀しみの雨雲
いつか君は持ち去って
水色の刹那
心さえ晴れわたる
ぽっかりと口をあけた青空は
いつまでも遠いけど
今 私はここにいる
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