手の甲を
濡れ遅れた微熱にあてがう
初夏だなんて
初夏、だなんて


密度を増しゆく空や緑を背景にしても尚明るく
誇るように明るく無数の二の腕が溢れていて
その無邪気さ、罪は無いけれど ....
すっかり草に覆われた
ぼくらが秘密基地と呼んでいたここに
今年もまた暑い季節がきました
打ち捨てられた自転車が
見捨てられたこの場所に
あの頃のまま忘れられて

なにが秘密だったんだろう ....
おやゆびをかんでみた
はじまるあじがにじみでた
はじまってしまったものはしかたなく
たそがれのないように
マニキュアをさがしてみる

さっきなげたゴムボールが
うつぶせでしゃくりあげてい ....
誰かがきらいとか
憎たらしいとか
そういう感情は はじけて消えてしまうほど
ちっぽけなんだって思えた

縄を飛ぶっていう
単純な動作に
それぞれが何かしらかけていて
強い思いをもってい ....
:うっかりおとした粗塩 
:お砂糖小さじ一杯
:醤油大さじ三杯
:みりんキャップ一杯

それぞれ玄関にならべて一晩ねかせます

羽虫やアリが運びます そして よくわからない虫も
お ....
神は裏切りの信仰

命は無意味の象徴

愛は堕落の前兆

時は忘却の延長

未来は破壊の代名詞

僕は・・・

僕は・・・
あたしを分かってくれたあの人が愛しいの
涙はいつか涸れると思っていたけれど
それは無理みたいで
この想いもなかなか消えてはくれないの

弱い弱いあたしでごめんなさい
        ご ....
大きなガラスの花瓶に 

ストンッと そろえた花を生けて

すべての花の名と その特徴を 叮嚀に教えてくれました

私のために そんなにあっさり 

切り取ってしまって いいんですか
 ....
好く晴れていた


葉桜の樹の下に立って

枝の間

日が差すところと

影が差すところ

その

光と影の中を

名残の桜の花びらが

ひらり ひらり

舞い落 ....
想うままに 自由に

求められるままに 応えて

青い空の中

回転する

つばさを持った快感 快楽

魂までも 悦びに満ちたら

そこで 絶えさせてほしい

加速しながら ....


はがき一葉
舞いこみ、大要、

「言語障害が発症しているようです。発作もなく、突然電話中に失言症になり、思う通り表現できなくなりました。脳血管障害なら軽い症状で、希望が持てますが、アル ....
突然、私の右胸の辺りが小刻みに震える。
いつもとは違う、私の一番お気に入りの交響曲
ふいにきた5時間前から届いた君のメール
届かなかった理由もわからない、電波の状況か神様の悪戯か
そこには「付 ....
おともだちとお茶
いいかげんなわたしは
話し相手に
いいらしい

少し欠けた茶碗は
お気に入りのブルー
だから
捨てないで
使ってる

天気の良い日は
遠くへなんて行かないで
 ....
曇り空だった
白い灯台は
空に混ざっていた

5月も終わりだというのに
南の端は寒かった
電線に海鳥がゆれる
風がびゅうっと 鳴った

こんな景色に
あなたを連れてこなくてよかった ....
みなさんそうじのじかんです
そうじをはじめましょう

舐めてみい
キレイにしたんやろ
舐めてみいや
あんなあ
掃除しろ言われたら
舐められるくらい
キレイに
するもんやで
床やろ ....
「ちょっと 待って..」
残酷な優しさだね
戻らないこと知りながら 微笑んでみせる
言葉なんて いらなかった
心地よい嘘は  ....
哀しみが
哀しみの
首を絞めている

絞められた哀しみは
椅子に座ったまま
うなだれ

絞めた哀しみは
ぽっかりあいた空洞を
もてあまし

ただ
じっと
人である哀しみに
 ....
四十五分後に会うことになった
今掃除中で忙しいので
十五分ほど掃除をしてから
来るようにとの事
掃除は嫌いなので
詩を書くことにした
今書いている
15分で一篇
雨の日曜日の朝でも ....
今日は曇り。
久しぶりの休みだから外出してみたけど
なんか雨になりそう
ちょっと憂鬱・・・・・・かも

Tシャツにジーパン、いつもの外出用ブーツ
愛用の自転車で川沿いを走ってみたり
見慣 ....
あなたはあたしが「パパ」と呼ぶと
本気で怒りました
そんなあたしが「親父」と呼んだ
あなたが逝って1年ですね

一緒に暮らしていなくて
久々に会った時にする
セクハラ発言が
なぜかあた ....
少しも思い出せない大切なはずの夢

昨日という日にそんな忘れもの



明日までにはぜったい きっと と

来る日も狂ひも ずっと今日狂のまま



昨日の忘れものはかならず戻 ....
 まず守りたいものを準備します。それはなんでも構いません。個人情報でも他人情報でも不倫の証拠でも消したい過去でも悪い成績でも仕方なく結婚した配偶者でもなんでも結構です。それをまず、柔らかい布で丁寧に包 .... 結婚式で 打ち上げた祝砲

幸せを祈り
永遠を誓い

襲撃と 思った米の飛行機

爆撃そして
みなごろし

ニュース番組の中 
子供も女の人も男の人も

棺に しがみ ....
あなたは流されて来たのだと言う
ただ水のように流されて来たのだと
このちっぽけな私の元に

私は湖のように静謐でもなければ
私は海のように寛大でもない
どうしてあなたを受け入れよう

 ....
艦を降りた
降りてから数週間が経って、僕は何も変わらない
ホッと出来た反面、逃げ出したかのような
背中の角度が、そんな居心地の悪さを証明している
不必要なほどに、窮屈に歪んだ作業服の皺
綺麗 ....
何処か遠くの
坂を流れる
明後日の雨には
耳に馴染まぬ
ぴきぴきが
混じっています

夜の重みで
屋根は脆く
傘の骨刺さる喉が
ひどく不自由で

独りぼっちもまた
手の込んだ ....
ひとみなひとり

ひとみなひとり

ひとみなひとり

青空にいる
郵便屋が大きな声で歌いながら
手紙を一通
白いペンキのはげかかった郵便受けに
置いていった
さっきのは春の歌だったなあ
と思いながら
熱い夏の太陽の下
僕は草をむしり続けた

 ....
地球の天井と
海との間で それは生まれる

気まぐれに上昇しては
白く漂う。
時に藍を
時にねずみ色を 背に

やがて
白(あるいは城)の中に
点在していたそれは
手と手をつなぎ ....
おれは海を釣ろうとする
海からおれを釣ろうとする

あなたは海を産もうとする
ひとの不思議を産もうとする

ぐるり
この星が太陽をひとまわりして
海辺の町に
また
桜が咲いた

 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
溢れる二の腕A道化504/5/30 22:19
夏の日ワタナベ15*04/5/30 21:25
マイン唯川004/5/30 20:58
おおなわたいかいanne004/5/30 20:25
行列の作り方湾鶴1004/5/30 19:30
無題美柳 章104/5/30 18:42
あの人のこと。黒蝶1*04/5/30 18:16
夏の午後蒼木りん2*04/5/30 17:53
桜の午後0*04/5/30 17:45
0*04/5/30 17:44
梅雨空に狸亭16*04/5/30 17:21
わすれがたみ真山 仁美004/5/30 17:00
同じ場所でチアーヌ9*04/5/30 16:07
南の端の灯台から霜天404/5/30 15:39
大人の掃除ねなぎ104/5/30 15:28
Rementid  / ...ティナ1*04/5/30 13:12
哀しみ草野大悟504/5/30 10:51
梅雨入りまえまんぼう104/5/30 10:23
空色ブーツもこもこわた...2*04/5/30 9:05
パパ海美204/5/30 2:44
馬鹿なウィッシュに最適の日クリ1*04/5/30 2:36
新しいセキュリティー黒川排除 (...704/5/30 2:26
空爆  結婚式砂木8*04/5/30 1:17
流れのままに(ソネット)快晴6*04/5/30 0:46
失意(望郷)6*04/5/30 0:43
狗月先生[group]よつやとうじ504/5/29 23:50
ひとり草野大悟4*04/5/29 23:22
草むしりたもつ1204/5/29 17:41
粒子望月 ゆき1*04/5/29 17:05
光の子草野大悟7*04/5/29 10:41

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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