青い稲妻が駆けぬけ
入道雲をふちどる


存在の有無。


電光は
20キロ四方まで届く

隣にいるきみに
ぼくの放つ光は
届いているだろうか


雷鳴は
空に吸い込ま ....
あたしは嘘吐きです。
好きな食べ物は桃
と云うのも嘘だし、
好きな本は小公女
とか云うのも真っ赤な嘘。
貴方を愛しているのも嘘なら、
自信がない、と云うのも
勿論嘘に決まっている。

 ....
困ったな
すごく困った
気持ちいいところ
ずっと押されてるみたい
ビリビリビリビリ
警報が鳴ってる
ドーパミン大放出
わたしもあなたも
快楽に弱いのは一緒
すごい
気が合うね

 ....
   蚊のはなし

鉄板の上で 表面が美しく焦げる
ミディアムレアな 霜降り和牛ステーキの上に
ニンニクをたっぷりのせて食べた 幸福な夜です。
(しかも おごりで)

家に帰り着く頃には ....
思うこと全てが僕の生きてる証なのに

いつのまにか

自分が自分に流されてる

自分の罪を見過ごしている
オニグモは働き者です
毎日夕方に網を張ります
まずはゆるりと何本も糸を流して
どこかに引っかかったら網張り開始

手始めにいちばん外側をくるり張ります
真ん中から放射状に足場を張ります
 ....
白紙のノートに
「もう死にたい」と百回書いた
それから今度は
「まだ生きたい」と百回書いた

誰かに必要にされてると
苦しい程に強く感じたい

誰かが誰かを必要としていて
誰かは誰か ....
優しさと愛情
その狭間にある
憎しみと嫉妬
愛情の裏返し

怖くて越えられない一線
恐ろしくて踏み出せない臆病
愛情の裏返し

呑まれる恐ろしさ
呑まれたい愛しさ
愛情の本音
 ....
このバスはどこに行くのですか?
運転手さんに聞くと
どこにも行きませんよ
と答える
もう走り出しているというのに
どこにも行かないとはどういうことなんだろう
不思議に思っているところで目が ....
君と一緒にいる時間
これはほんの帰り道
周りには彼氏彼女の関係に見えるけど
実際違う
それを望んでいるのは僕だけなんだ
僕は彼女のためにわざわざ遠回りして彼女を送っている
これから彼女は彼 ....
庭につながれて退屈そうなので
犬をふくらましてみた

ふわふわと
ゆらゆらと

風船のように退屈していた
ホースを部屋に引いて
蛇口をひねるよう指示したら
部屋の中か水浸しになったが
わたしにはそれが
どういうことかわからなかった
話し相手をさがす。空白は濃度の問題で、強い時間に埋もれるほど離れては胃の中で体育座るかのような空洞、そう、空洞にも逆説的な密度があって、クラクラとしては見失ったスタイルに慣れて、ぼくらは文字通り緩い財 .... 手が血塗れになる
手ぇだけやない、身体も生臭うなる
でも飯のためや、一念発起

ザザザザザ
パーン、パーン
スサスサスサ
ナムアミダブツ
ナムアミダブツ
無慈悲や無慈悲
しゃあない ....
水晶を手にして
天使が舌打ち

思い通りになりゃあしない

ぼくをよく知らない
きみのリアリティは
いつも 悲しみと
奇妙な苦笑いを併発させる

ぼくがいけない
5分前の明日を
 ....
雨も降っていないのに
大雨の中を駆けてゆくと
世界中の一滴とぶつからなかった
君と一緒にいて
すごく辛くてしんどくて
君が僕の重荷になった
君のおかげで自由が無くなった
だけど君がいなくなって
君のためにおいていた時間が
すごく暇になった
君がいたほうがとても楽し ....
                − 1 −

雲のすそであなた様は、
今日も瞳を細めていらっしゃいました。
私が「何を眺めていらっし ....
その日から
大きな穴や小さな穴が
空からぽたぽた降ってくる

気をつけていた
時々空を眺めては

ふと気を抜いた瞬間
まんまと私ははまってしまった
受話器を置いた直後のことだった
 ....
千人の戦士が 
私の靴の下で戦っている
靴底と地面の隙間で
しがない主を護るために

千人の戦士が 
戦い敗れ 斃れ 
最後の一人までが消失した時
私の歩く道が途絶える
前に進めず  ....
俺のすむ街は

今日も浮かれだす

月の光より

飲み屋の光のほうが

明るくて

夜がこないような気になる

それでも

夜は来るんだよ

俺にとって

今日
 ....
俺が

待ってくれと言っても

あなたは

待たなかった

信号が変る位の時間でも

遠くから

俺が走ってくるのが見える距離でも

待たなかったから

俺が

し ....
 足の裏に体重がある
 芝生は必要な分だけ沈む
 暗がりの松林を背に湾岸高速が走る
 ゴミ箱と水道の蛇口には距離があって
 その間に
 水色の作業着の男が一人立ってい ....
わたし
そうでもないよって
思うけど

「メシでも」
って
何度も誘われるのは
ちょっといい気持ち

明るい挨拶して
あとは知らないフリしてたのに
あの男
しつこかった

 ....
ざーっと音を立てて
洗い流す

全部
全部

何も残らない



自分でもわからない

とりあえず帰ります

ぬるい夜風

タクシーを止め、

乗り込んで目を閉じる ....
呼吸が浅くなり
何度も何度も溜息をつく
胸が苦しく
膣が潤っている

どうしよう
わたし

誰でもいい
わけじゃないのに

誰でもよく
なってくる

あなたのこと
嫌いだ ....
 市立病院の待合室には
 老若男女、多くのひとが待っていて 
 呼ばれた名前と引き換えに
 番号札をいただけることになっている

 わたしの名前の代わりに
 渡された番号というデジタルデー ....
逆巻きなさい、酒巻よ

我らが主人公の名は酒巻である。これを読んでいるあなたの氏姓が酒巻であったとしても、またあなたのお住まいが埼玉県行田市酒巻であったとしても、それは単なる偶然の一致に過ぎないの ....
私の庭は荒れています
ほとんど手入れをしないからです

桑の木の下にはほら
すっかり黒ずんだ実がいくつもいくつも落ちていて
むくどりたちが啄むのです
ときどきひよどりもきます
あたりまえ ....
僕の体のまんなかあたり。
昨日まで君がいたところ。

からっぽでさみしい。
さみしいからからっぽ。


このからっぽをうめてくれるものは?
このからっぽをみたしてくれるものは?

 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
遠雷望月 ゆき3*04/6/2 21:08
虚飾の国のアリス有邑空玖204/6/2 20:13
なつ・白夜チアーヌ7*04/6/2 17:51
虫のはなし千月 話子6*04/6/2 17:33
ネビッチ104/6/2 14:58
オニグモ(百蟲譜24)[group]佐々宝砂304/6/2 13:13
最後の願い快晴6*04/6/2 12:09
Lies and Truth...Lily o...3*04/6/2 10:56
行き先たもつ2304/6/2 8:51
君との時間蒼空と緑104/6/2 3:13
風船ミサイル・ク...704/6/2 2:48
放心黒川排除 (...704/6/2 2:09
いつもただ考えるnm6404/6/2 1:06
食ワネバrue104/6/2 0:09
表裏一体[group]望月 ゆき304/6/2 0:05
SHORTSLEEPER本木はじめ004/6/1 23:46
大きな木の下で蒼空と緑104/6/1 23:26
親愛なる友へ玉兎104/6/1 23:07
大きな穴mayaco6*04/6/1 22:23
赤い道シャッターコ...404/6/1 21:53
☆136 ソレデモ…ヨルハクル貴水 水海3*04/6/1 21:26
☆135 シッパイ404/6/1 21:23
足の裏に体重があるカンチェルス...904/6/1 18:58
初夏チアーヌ3*04/6/1 18:16
はるのおわり5*04/6/1 17:53
はるがきた5*04/6/1 17:48
処方箋たにがわR704/6/1 16:53
逆巻く酒巻[group]佐々宝砂5*04/6/1 14:17
聖女ドロテア1*04/6/1 14:12
からっぽ。大西 チハル1*04/6/1 10:06

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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