狩られたインパラは
最期に夢を見る

運命を恨むことなく
哀しみ嘆くことなく

痛みを超えた 生と死の刹那に
太古より継がれた記憶
新たな血へのプロセス
狩られる者のプライド
遺伝 ....
何で 人は進むのだろう
どこまで行けば 気が済むのだろう
どこで この道は尽きるのだろう
どこまで この道は続いているのだろう

人は生きるために歩き続ける
人は歩き続けるために生きる
 ....
声にならなかった
すぐそこにいたのに
あの一言は
時の彼方へ行ってしまった

ただ「あいたい」と思える人がいるだけで
幸せなのかもしれない
だから 君がうらやましい

六月は蒼く煙っ ....
お茶の中で溺れて
空中を旋回する象の群れに鳴り続けている遠いものたち
速すぎる、または遅すぎる空の時間の外側での蝶の密告
白黒のシマウマが交じわるところで
沈黙の王族たちが
美をかたちから逃 ....
擬似記憶を植え付ける
あらゆるモノの攻撃から 
真の記憶を保護するために

どれほど酷い尋問も
最先端のセンサーをも
擬似記憶は跳ね返し
脆弱な 剥き出しの心を護り抜く

バリアは鉄 ....
楽しそうに

わたしの机に落書きする君をみて

はははっ て

乾いた笑いを漏らしたけれど

嫌いじゃないよ

君が描いたうさぎも

君のことも ね
ふりかえると きみは
ひどく仏頂面で

左右のほっぺたに
大福をひとつずつ
ぎゅうぎゅうと 
おしこんでいた


空にはみかんが浮かび
足元にはコーラの水溜り
シャツには飴玉。
 ....
月はね

遠くから見るから

綺麗なんだ

そばに寄ったら

でこぼこで

何もないだろうね

君も

遠くから僕を見るんだね

僕が愛しく思っているのは

君だか ....
今度

君に会う時は

白いシャツに白いジーンズで行くよ

僕を

君の好きな色に染めてくれ

君を泣かせてしまったり

喧嘩もしたけれど

僕は君といる時

羽根を
 ....
意外に下の方にあるのよ
壁一枚隔てて

ノックして
袋小路
痛い


ファム・ファンタール
宿命の女
リヴィング・スティル・ライフ
生きている静物よ

ほんの少しのデジャヴュ ....
愛してる

ルフィーのイノセント
ジョニー・ロットンの裏切り
佐藤琢磨のオーバー・テイク
渋谷じゃなく上野のスクランブル交差点
少し意地悪な詩

愛してる

ベニシオ・デル・トロの ....
僕等は思いがけず忘れ物をしてしまう

それはひとつふたつ みっつよっつと
歩く振動でぽろぽろと零れて
最後には僕もぽろりと
なんて

雑踏の中で落としたものは
あちこちから持ち寄られた ....
顔に
魅かれました


あなたの顔。


あなたは
二つも 三つも
三つも 四つも

もしかすると
四つも 五つも
顔を持っている

そんなところに。



わた ....
6月の29日

今日から日記を付けてみることにする
何か言いたいことがあるはずなのに    言えないでいる
そんな弾みで


6月の30日

特に何も無い一日
雨の日のよう ....
誰にも知られないように
誰も知らないところで
誰も知らないキスをする
僕たちのその
あいまいな
くちびる。
この世に存在するキリンは全て
生きてはいない。と主張する宗教

雨の中、母親に甘えて
濡れた服を更に濡らす叔父さん

叔父さんのリストバンドには
叔母さんの写真

都会の人らも
 ....
『あなたのことがだいすきです
 どうかぼくとつきあってください』

何度も何度も反芻し
何度も何度も繰り返し紙に書いたその言葉
それは大好きな大好きな
加藤春奈ちゃんに告白するための科白だ ....
デートの帰り道

疲れて大あくびをしたら
そのまま体が裏返ってしまった

あわてて元に戻すと
君が泣いていた

ごめんね驚かせて
もう大丈夫だよ


言おうとしたら
君がく ....
平日


関西には大阪という名前の大きな猫がいて
背中に通天閣を生やしたり
わき腹に天王寺を縁取ったりして
とても猫とは思えないような奇声を発しながら
のそのそと同じところを行ったり ....
 恋の相談なんてされてもね
 
 僕の大好きな
 とびっきりおおきな目
 輝かせてうれしそうに
 そんなこといわれちゃ
 頑張ってっていうしかないけどね

 なぜか応援団長になっ ....
水曜日はどうにも暇だった


すきま風になって
きみのふくらはぎを
なでなで なでなで
したり

ソーダ水の泡になって
ぷちぷち ぷちぷち と
浮かんでは はじけ
浮かんでは は ....
ずいぶん
ながいときがすぎたが
きょう、やっと
ふたりは
わずか五ミリほどの
ラビリンスを
うんだ。

ちいさな
コンクリートのすいそうで
ちゅうにうきながら
まようことしかしら ....
〜かあちゃんが
 作ってくれる弁当は
 新聞紙に包んであって
 友だちの
 可愛らしいランチバッグの隣で
 開くのは 恥かしかった〜


きれいな黄色の卵焼きと
赤いプチトマト
ウ ....
巨人に踏み潰される朝
平たくなった太陽は
溺愛する星々を瞬間に残光で洗う
自動車が行き来する都市高速に
幾重にも連なった雲の影が落ちるとき
黒い信号がひとつになる
背中にまわした手のぬくもり
今だけのものだからいとおしい

海に浮かび上がる蜃気楼の街
知らない国の影
手を伸ばせば届くほどに近く
はっきりと

真昼の夢
甘い吐息

目を開けれ ....
君が一生懸命なのは知ってるから

もう ガンバレ なんて云わないよ

頑張ってるね って隣に座ろうか

それとも

お疲れサマ って頭を撫でてあげようか


 ....
青い稲妻が駆けぬけ
入道雲をふちどる


存在の有無。


電光は
20キロ四方まで届く

隣にいるきみに
ぼくの放つ光は
届いているだろうか


雷鳴は
空に吸い込ま ....
あたしは嘘吐きです。
好きな食べ物は桃
と云うのも嘘だし、
好きな本は小公女
とか云うのも真っ赤な嘘。
貴方を愛しているのも嘘なら、
自信がない、と云うのも
勿論嘘に決まっている。

 ....
困ったな
すごく困った
気持ちいいところ
ずっと押されてるみたい
ビリビリビリビリ
警報が鳴ってる
ドーパミン大放出
わたしもあなたも
快楽に弱いのは一緒
すごい
気が合うね

 ....
   蚊のはなし

鉄板の上で 表面が美しく焦げる
ミディアムレアな 霜降り和牛ステーキの上に
ニンニクをたっぷりのせて食べた 幸福な夜です。
(しかも おごりで)

家に帰り着く頃には ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
インパラの夢シャッターコ...004/6/3 22:05
どこまでも春日野佐秀004/6/3 21:57
蒼月304/6/3 21:50
灰色本木はじめ204/6/3 21:45
サイコバリアシャッターコ...204/6/3 21:43
机のうさぎanne2*04/6/3 21:27
雨上がり望月 ゆき1*04/6/3 21:16
★86 トオイツキ…チカイボク貴水 水海8*04/6/3 20:02
★85 シロイフクデ…4*04/6/3 19:59
らびあたかぼ204/6/3 19:28
LOVELUKE104/6/3 19:18
忘れ物霜天404/6/3 17:39
かお望月 ゆき2*04/6/3 14:26
くろにっきかど204/6/3 12:34
あいまいなくちびる大西 チハル1*04/6/3 11:28
洪水瓜田タカヤ304/6/3 2:54
愛の告白桜 葉一104/6/3 2:16
結婚してくださいミサイル・ク...1204/6/3 1:59
そこら捨て彦504/6/3 1:46
サボたーじゅマッドビース...304/6/3 1:33
気化望月 ゆき5*04/6/3 0:33
ラビリンス草野大悟604/6/2 22:56
弁当さち5*04/6/2 22:42
夜明け本木はじめ304/6/2 22:25
「 真昼の情事 」椎名104/6/2 22:24
あの子へ。黒蝶204/6/2 21:59
遠雷望月 ゆき3*04/6/2 21:08
虚飾の国のアリス有邑空玖204/6/2 20:13
なつ・白夜チアーヌ7*04/6/2 17:51
虫のはなし千月 話子6*04/6/2 17:33

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