捨て猫は泥濘で踊る

お婆さんの膝の上の心地好さを思い出しながら

捨て猫は泥濘で踊る

水たまりに映る汚れたトモダチと共に


雨降りの病みは、月明かりを遮り
大好きなトモダチを ....
俺の心のドアをノックする

あなたの幻

俺にだけ聴こえる

なつかしい声

男と女として出逢ってしまったから

男と女として別れたんだぜ

俺のあなたに対する想いが強すぎて
 ....
お前の細い腕で

もう俺を支えなくていいよ

俺は

たとえ ぶっ倒れても

1人で歩ける歩きたい

俺のことを必死に支えてくれたのは

お前だけ

わかっているからもうい ....
くらい部屋の中
あなたはいつからいたんですか
ずっとそこにいたんですか
さっき?さっき来たばかり?
そうですか
全然気づきませんでした 
すみません
なんだか元気がないですね
お腹がす ....
渦巻かない日常

殺伐とした死体は
僕と愛人が初めて愛し合った川縁で
固まっている

僕たちの太股が不規則にぶつかり合っている間
僕たちの鼻が不規則に触れ合っている間
ソレは固まってい ....
僕の隣を35度線が貫いていて

本線から外れたところで
あなたがうつむいていた
ような気がして
振り向いてみると
変わらずに
距離は隠してしまう


あなたの隣を36度線が貫いてい ....
真冬 錆びた遊具のみの公園
太陽光源からかろうじて照射される微弱な光線は
寂れた田舎町の様々な裂け目さえをも薄く照らす

細い指がある
柔らかな皮膚がある
全ての光源を受容する
君の水面 ....
幾千の怨み孕みを一つずつ行分けしてピンで留める
ある精神状態の加害状況は鉛筆で
夏の日の蝶は羽ではなく胴体を なでてやる

蛆め 蛆ども わかってるか このわたしだ
肉体を探せ 肉体をよこせ ....
見えない
聞こえない
あなたの存在がわからない

たとえようのない不安
突然闇に包まれたような恐怖
頭の中で血液が逆流する
心臓を誰かが力いっぱい掴む

息ができない
目をいくら開 ....
出しても出しても
食べられてしまうヤギさんの手紙は
なんだか
少し切ない

初めに出したヤギさんは
本当はどんな気持ちなんだろうなあ
あしたが
そこを
どいてくれないので
きょうも
くらり
くらり
ふらり

うずを
まいた
へいわそうな
ロールケーキに
かぶりつき
まきこまれ
あばれることも
できないま ....
夜 が 鳴る

切れた 窓辺
背いた 天井

見知らぬ 幸
消えた 願い

夜 が 立つ

誰 を 救う
誰 が 救う
誰 に 救う

外 に 写る
夜 の 髑髏 ....
−友情は構築するけれど
     レンアイは破壊する−

アリたちが
虫の死骸に群がっている
私の目の前で

ログハウスの前にしゃがんで
とりとめもなく語らっている

アリたちの愚 ....
水面の緩やかな起伏をもたらすものは
波の行き来
風の息
プールならば子供たち

入射光による二次元投影
輪郭だけのモザイク
水底に
水底にゆらゆら

瞬間ごとには
結晶 ....
そういえば
あの時のささやかな想いを
いまだ遂げられない僕でも 君は 
素敵よ と言ったね

パラソルは今日も色褪せている
一番褪せて見えるのは
あの時も今も黄色で
太陽は 似た色 ....
かすかに
しおのにおいがする

ちりちりと
おもいでが
こげてゆく

ちょうをひきずったなまこが
ぶらっくほーるへとほふくし
いるかが
わらいながら
ただよっている

やがて ....
果てしない虚しさを抱え
今、ここに生きている
悲しみは何物にも宿るが
虚しさは人の心にしか宿らない

どこまでもまとわり続ける
過去という名の悲しい亡霊
今にも千切れそうな胸を軋ませ
 ....
白いTシャツの上
二つに束ねた髪
アミノ酸 燃やして
ショートパンツ少し鳴る

こんなに空が青い日は
「バクチがしたい!」

財布つかんで交差点
看板の文字が青いから
自動ドアめが ....
見上げると
空は昼寝をしていて
そのすきに
雲は氷になっていた

このごろは
どうにも喉がかわくんだよ、
と手を伸ばしても


涼しいかたまりが
つるんと通りすぎて
ぼくはま ....
声と匂いに光を知る
曇は震えに飾られる
遠い遠い緑の音
髪に隠れた迷い子の背



水に映る木々の声
乱す足で雨を歩む
左目の下
気泡の翼



水の重みに
 ....
壁、壁、壁、の、コンクリート、の
暗澹へ、暗澹へ、暗澹へ
投身する風の、その跡形を独占する為
すぐさま雨が投身する
同時に見えるも僅差のあるそれらの自決を
私は、右目と左目で悼む ....
君はただひたすらに自動券売機をつくっている
外、春はとっくに酸化してしまった
困るね、こんな雨の日は
花壇に水をあげることもできない
僕の手の中で冷たくなっている冷蔵庫
その扉を開け ....
カーテンレールを外れた布が
窓枠で首を吊っている
身動きもしない


六畳に寝かされた
汗ばんだシーツの皺
墜落した蚊
赤い斑点

タールに濡れた壁
照り返し象牙色
のなかに陰 ....
あおいそらは
うかぶ
くもに
ひつじのように
つつんでください、と
おねがいすると

そのすきに
ゆうぐれと
ほそく
しろい
つきに
おねだりして
もらった
あまい ....
朝焼けの空の赤い色 

一人で見るには耐えられぬ

夢に追われて逃げ延びて

それでも朝日はきつすぎる


知らずにあげた咆哮も

夜霧を薙ぐにはまだ足りぬ



走れ  ....
へこんでられるか
やられてたまるか
まけてられるか

毎日そう思っているのは大変

やすみやすみいこう
がんばるのは明日でいい
一日何もしない

毎日そうはダメだけれどね
暑い夏流れる汗もそのままに
もはや芽吹くことのない
冷たい枯れ木に寄り添って
待ちましょう
ただ無言のまま
トゲの多い喋り方も忘れ
靴を脱いで
裸足になって
老いた虎のように
待ちま ....

   面が取れそうでした



   鶴を飛ぶの?


    南下しなきゃね


だいぶ南下  



tulululululu  ....
前も後ろも
音はなく
深く深く まで
たどりつきそうになる

手や足や
髪の一本一本が
光る砂を撒き散らしては
まぼろし

忘れたように見えることと
忘れたこととは
ちがった
 ....
涎夜 天他の霊が意味も無く惑う 時は夏 故に解き放つ蜂が鳴く 媚依結う詩池へ!
先天のコンテを以て転んで オーデコロンで蝶を誘う 得る鋭底良い絵す 葬列 改札(特に精神花)は大混雑 追うる 「ラ」何 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
泥濘904/6/23 3:46
☆148 オレノ、ココロヲ、ノックスル…貴水 水海404/6/23 3:43
☆147 オマエノホソイウデデ…4*04/6/23 3:40
着床本木はじめ904/6/23 3:13
青森ブルース瓜田タカヤ204/6/23 1:39
35度線霜天1104/6/23 1:37
リス瓜田タカヤ104/6/23 1:36
昆虫採集[group]黒川排除 (...004/6/23 1:16
「 叫び 」椎名004/6/23 1:16
「 届かない手紙 」104/6/23 0:47
くらくら の きょう ぐらぐら の あした玉兎2*04/6/22 23:48
やみ まど砂木7*04/6/22 23:40
午後のタイフーンuminek...304/6/22 23:38
クラムボンの揺りかご小池房枝10*04/6/22 22:40
砂の上のメッセージ田島オスカー104/6/22 22:04
うみのもの草野大悟5*04/6/22 21:59
瞼の向こう側快晴5*04/6/22 19:09
午後のランナー木葉 揺604/6/22 18:02
キヲク望月 ゆき6*04/6/22 13:57
ノート(白雨)[group]木立 悟204/6/22 11:15
風雨心中[group]A道化404/6/22 9:44
ホームセンターたもつ1204/6/22 8:52
模写生田804/6/22 8:32
そら の アフタヌーンティ玉兎2*04/6/22 8:12
咎夢沙羅ルビー104/6/22 4:24
スロウvi004/6/22 3:23
変態本木はじめ5*04/6/22 0:03
無いんで喫煙変拍子304/6/21 23:51
夜光虫望月 ゆき2*04/6/21 23:08
620六崎杏介104/6/21 22:16

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