高架下の
冷えたコンクリートに
みみを添えて
こうこうとひかる夜の電車の
進む方向を
聞いている

せわしなく交差する線が
夜へと潜る
瞬間
手にするのは
あざやかに灯るうたごえ ....
たまに窓のむこうから
春の風がやってくる
なんだかはやく起きすぎて
胸のあたりが窮屈だ
やることないからテレビをつけて
それにもあきて漫画を読んだ

年老いた木の下では
大きな影が夏を ....
窓枠から遠く、鴉の発音から
鴉の翼が発生して
西の方角、地平線に降ってゆく
黒い花火があったとしたら
こんな風に
ゆっくり悲しいのだろう


この手の中の窓枠を忘れず
この手 ....
くるしみ

くもりぞら



ちょっとむしあつい

いぬ

かわいい

くろい

ちぃちゃな

いぬ


みてても
人々
すぎゆき
押し返し

なごま ....
何かを残して
鎮まる波たち
無より冷たいうつろたち



灯りのない窓に映る灯りは
尽きることなく底なしに深く
目をそらすことができないでいる



黄色い紙に黒い線
 ....
おぼうさんは
朝早く起きる
おぼうさんは
長い丸太の枕で
横一列になって寝る
おぼうさんは
剃髪した後
剃刀を
水で洗わない
おぼうさんは
沐浴をしても
身体を拭いたりしない
 ....
ぼいん 
ぶつかると
ぼいん ぼいん
はずみそう
おもわず
やっちゃいそうで
あぶない
でんしゃ
寂しさで死ねない兎は、
今日も紅い眼を擦りながら、
おもしろ可笑しい冗談を飛ばす

キミは一人なの?

どうして泣いてるの?
  
ほらっ こっちへおいで!!



不味い人参 ....
午前三時

真っ暗な畳の部屋の、布団の上。

窓を少し開けて、扇風機を回す。

部屋の奥から君がシャワーを浴びる音。

一つの布団に一人で大の字になる。

周期的な風の音を聞きなが ....
この空のようにひろく
あの山のようにでかく
あの海のようにふかく


あの雲のように混じり気なく
あの星のように輝いて
あの緑のように清々しく
あの波のように猛々しく
あの太陽のよう ....
街に忘れかけられた
公園のベンチに座って
西日の中の滑り台の上では
始まりかけた夏が
くるくると回っている

夜に向かっている
夕暮れの片隅で
ジャングルジムの天辺じゃ
出たがりの金 ....
ここに来るまでずっと
つま先だけ
見ていた

たどりついたとき
誰かが待っていて
ほめてくれたりする
どこかはどこ

軒下に避難した朝顔も
こうべを垂れるので
昨夜から宿っていた ....
箱の中身はからっぽだ

いつの間にかからっぽになってた

いつから箱を持っていたのか

四角い形、色、におい、ずっとそばにある箱

何も入っていないこの箱は

箱のまま、ここにあり ....
夢を
夢を見たから
夢の中で楽しい時間を過ごしたから
戻ってきたくなくて
現実へ

やみくもに徘徊する
無限に等しいネットの海を
言葉を探す
誰かを探す
何かを探す

特別何か ....
訪れた言葉の海

隣で寝ている君には秘密で

自分だけの言葉を捜す

君の目が覚める時の、

僕の言葉を愉しみにしていて。
ここのところ、毎日がアルバイト中心の生活でした。
今日もお昼過ぎに惰眠から醒めて、熱いシャワーを浴びて
無理矢理、余所行きな自分を眠りから引き起こすのでした。

さて、僕の仕事はケーキを売るこ ....
まわりの
おんどは
うらはらに
つめたくなってゆく
ては
わたしの
こころを
みすかした

ぶんせきすべきは
そのことば
ぶんせきすべきは
そのうしろすがた

ぽこ ....
気がつけば
眼があなたの姿を探す
気がつくと
眼があなたの姿を追っている

いつの間にか
startを切っていたこの想いの
諦め方など
知るはずも無く
忘れる術を
知ることも無い
 ....
アメンボが連れて来た
空の暑さ 夏の魔法
白い翼で 飛び立て!
憧れの空 目指して

今 私はこわいもの知らず
若い雲に勝負をいどもう!
嵐は
少しだけ自然を叱って
少しだけ人間を叱って
雲を連れ去ってしまった

そこに残ったのは
私に残酷な色
パレットの絵の具では描けない
雲ひとつない青い空
ありふれた光景も
言葉にすると
ムズカシイ
大好きな気持ちも
言葉にすると
ハズカシイ

上手になんて
言えないけれど
心はいつでも
ここにある
I wanna be a good friend

I wanna be a good friend

I wanna be a good friend

I wanna be a g ....
どろりとした血のカタマリが
ゆっくりゆっくり股間から滲むので
早く全部出ちゃえばいいのにと思う

そうしたら生理なんて一日で終っちゃうのに

トイレでじーっと次のカタマリが出るのを
待っ ....
90%知りたい
だけどそれはやめておく

死ぬのはいくつの歳か
それを聞きたいけど
聞かないことにする

と、57歳のおじさんが言った



ぼくの座る
駅前の公園のベンチの前 ....
漢字の
「小」って
お母さんが真ん中に寝て
子供が両脇に寝てる様子に
似てるね

まいばん
そうやって
寝ています
身体を懸け
窓硝子が投じくる色彩鈍角と
眼球につきものの悲痛鋭角との
区別が付かず
ずきん、瞑りました
それでなおさら
難解な幾何学を閉じ込めてしまった眼を
白く、拭き取 ....
右手を挙げると
鏡に映る自分が左手を挙げた
右手を挙げさせるために
僕は左手を挙げる
外の方から小さな鳥のような鳴き声が聞こえる
空はまだ晴れているだろう
午後は爆弾を買いに都会へと行 ....
肩は既にはばたいていた
鎖骨から胸へと流れる羽を
抱き寄せようとする腕もまた羽だった
耳も髪も眉も目じりも
風にそよぎはじめていた
咲きつづけるからだをひらき
子はひとり川辺に立 ....
捨て猫は泥濘で踊る

お婆さんの膝の上の心地好さを思い出しながら

捨て猫は泥濘で踊る

水たまりに映る汚れたトモダチと共に


雨降りの病みは、月明かりを遮り
大好きなトモダチを ....
俺の心のドアをノックする

あなたの幻

俺にだけ聴こえる

なつかしい声

男と女として出逢ってしまったから

男と女として別れたんだぜ

俺のあなたに対する想いが強すぎて
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
羊水504/6/24 18:55
白黒ソラノツバキ1*04/6/24 17:19
鴉火A道化804/6/24 16:17
色のない影石川和広1*04/6/24 15:16
ノート(白歩)[group]木立 悟104/6/24 15:13
坊主に関する覚え書き黒川排除 (...804/6/24 12:59
ぼいん[group]みつべえ704/6/24 8:05
不死身のジョニー004/6/24 5:05
夜中の扇風機鷺沼 踊204/6/24 3:12
和恵 地球蒼空と緑104/6/24 3:04
忘れかけの公園のベンチで霜天904/6/24 1:43
そのもの望月 ゆき7*04/6/24 1:29
箱の中身鷺沼 踊304/6/24 0:43
「 午睡から覚めて 」椎名104/6/24 0:39
言葉の海鷺沼 踊104/6/24 0:36
僕がしあわせを噛み千切ったものがたり。示唆ウゲツ104/6/24 0:11
からっぽ の おと玉兎4*04/6/23 23:25
First Love...Lily o...6*04/6/23 22:42
いざ!春日野佐秀304/6/23 21:32
台風一過[group]304/6/23 21:30
心はいつでも404/6/23 21:25
I like喫煙変拍子104/6/23 21:04
産卵チアーヌ504/6/23 19:48
路上で無料占いをしていた時の話よだかいちぞ...2504/6/23 15:36
「小」チアーヌ11*04/6/23 10:59
幾何学夏模様A道化404/6/23 9:18
模写たもつ10*04/6/23 8:38
鉄と羽木立 悟404/6/23 6:56
泥濘904/6/23 3:46
☆148 オレノ、ココロヲ、ノックスル…貴水 水海404/6/23 3:43

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