鳥が燃えながら飛び立つ
黒い枝が空いっぱいに絡み合う

朝にも似た冷たい大気が
無数の記憶を凍らせても
すかさず世話焼きの風は遣って来て
その霜を脱がせる

急いで帰らなきゃ

鳥 ....
僕がバイクで事故を起こした時

真っ先に駆けつけれくれたのは

君だった


いざとなると皆冷たいな

そんな僕の愚痴を笑って聞いてくれたのは

君だった


そんな君が今 ....
僕は1人で飲んでた

酔ったのか

風に当たりたくて

塀にもたれてた

僕の髪が中途半端に

自分に絡みつく


風に聞いても

夜の空に聞いても

答えなんて無い ....
  

守られないことを知りながら
またひとつ約束をする


もう切る指をなくしてしまったらしいので
嘘つきなのは僕のほうだよ

嘘をつく


今日はしゃがみ込んだ君の足もと ....
君から僕に携帯メール

「嫌いになった。さようなら」

僕はたいそう傷ついた

ショックを受けて、ちょい寝込み

(二人で行った)お台場に

夜中一人で飛んでって

岸からその ....
私という人間が世界に一人なら
誰かが私を必要としてくれる
見え隠れする明るい夜が
一羽一羽に分かれ飛び去る
壊れた家から波を見ていた
傾いだ家から曇を見ていた



鏡の道に葉は落ちて
緑の上に銀はひろがる
小さくざわめく音 ....
外は雨 梅雨の雨

出かけるとき僕の右手に必要なのは

傘ではなく勇気

出かけるとき僕の両足に必要なのは

靴ではなく 一歩を踏み出す力

ぬるぬるとした狭い部屋から抜け出すと
 ....
降りしきる雨の中
傘もささずに俺たちは歩いた
死ぬほど歩き続けた
けれどそれで
俺たちが死ぬことはなかった
俺たち いい奴だった
俺たち 輝いていた
俺たちは生の肉だった
俺た ....
路上の車の窓ガラスを
ツバメの低空飛行が横切る
それを見ないふりをして
7月はやってくる。

その間にもわたしは
あなたのことを見ている

アジサイの花びらで
四つ葉を作ってよ。
 ....
ぼくはかみなりを聞いてゐる

かみなりは遠くなつたり近くなつたりしてゐる

外は雨のやうではないのだが

ぼくはかみなりを聞いてゐるのだ

いつも




 ....
窓枠から漏れている気持ちを
ガムテープで目張りする
それで安心かというと
そうでもないらしい

困ったな
僕はそれ以上のすべを知らない


進みようのないことを
あれこれと堂堂巡り ....
自分らしさを演出する、名刺交換の儀式。
名乗ることの気恥ずかしさ。
激しい脈が心臓を叩く。
予定に無い自己紹介は、肉体的にも危険だ。

思い描くことの全てが、他人のものであるような不安。
 ....
ちががね、

(血がね、といいたいのだ)

ちががね、びよきだからね
あかちゃんのときからね
そうなの、ずっと

少女は枕に片頬つけて話す
ぼくは少女の枕に腰掛けている

ち ....
歩いて
歩いて
歩き疲れて

休むのももどかしく
また歩いている

俯いたり
見上げたり

黒だったり
白だったり

訳も分からずこぼしながら
ただ黙々と歩いている

 ....
踏み にじられた
柔らかい 道の草

白線 から 下がらず 
垂れた こうべ 晒す

助けて 下さい と
死にたくありません と

誰も 聞きたくないのだ
誰も 幸せに ....
「山茶花」

さざんか 咲かんか 坂んとこ
さざんが9本 (3×3=9)
さんざめく 花


「椿」

ツバキンツバーキン 
花やヨダレや大金 落とす


「虞美人草」

 ....
ゴミ箱の中にはピンク色のコンドーム
先端の方には濁った白い液体
朝起きて一番最初に目に付いた物が
そんな物であることに僕は小さく舌打ちをする
隣であどけない顔で無防備に寝ている女と
昨夜の彼 ....
ひとりで
ぼうっと見ていると
海は、
そっと私の中に入ってくる
怖くもない、
飲み込んだりもしない、
優しいばかりの
ミニチュアの海

カバンに入れて帰るけれど、いつの間にかなくなっ ....
ヒント
なんか
つきくずして
せいかいに
たどりついてよ

ぐぐもった
きもちの
おくで
ガァーガァー
からすがなくの

たべつくした
ごみも
ちらかした

も ....
                      communication breakdown (10〜12)

  花束

ちかくの花屋が閉店すると聞いたので
生まれてはじめて
花を買い ....
泳ぐ魚のリズム
開く今宵のドア
真紅のためいき
歌いながらもさ
閉じる片目の噂
泳ぐ闇のリズム
溶ける視線の門
群青のつぶやき
拾いながらもさ
消した情の螺旋
そんなところに
浮 ....
(十代の頃、
 探していた答えは見つかったかい?)

(「見つかった」と「見つからない」の
  間に伸びる道を歩いているような日々さ)

(あの頃、
 まっすぐに伸ばした腕 ....
君と出逢った夏 キラキラ光って眩しかった
階段を駆け上がり そこに広がるのは一面の青
風が体に巻きついてきて 二人で笑ったあの日
蝉が鳴き止み そろそろ始まる
二人のパラダイス
黒色に芽吹く ....
夢からはもう
とうに醒めてはいるというのに


僕の現実は
まるで夢に似てしまう



夜中でもなく
朝でもなく
ただの希薄な時間に



冷たくもなく
暖かくもない
 ....
あなたは
とてもかなしく
笑う。

こすもすの
ひろがりのように
笑う。

いきものの
さがをいとおしむように
笑う。
莫連淑女は二児の母親

帰って来るのは何時も明日

鍵穴が擦れる音、忍び足

部屋に広がるタバコの匂い、酒臭いキス

僕等は目覚めたフリをする

莫連淑女は二児の母親

帰って ....
散らかった部屋の片付けをして
ついでにウォールポケットの中の写真の一枚を
この前もらった写真立てに飾る
僕が一番好きな
あなたがひよこを両手で包んだ写真を飾る
でもこの写真立ての表面はガラス ....
高架下の
冷えたコンクリートに
みみを添えて
こうこうとひかる夜の電車の
進む方向を
聞いている

せわしなく交差する線が
夜へと潜る
瞬間
手にするのは
あざやかに灯るうたごえ ....
たまに窓のむこうから
春の風がやってくる
なんだかはやく起きすぎて
胸のあたりが窮屈だ
やることないからテレビをつけて
それにもあきて漫画を読んだ

年老いた木の下では
大きな影が夏を ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
松本 涼4*04/6/26 0:08
★94バイク&クルマ貴水 水海4*04/6/25 23:22
★93 ソレダケ…6*04/6/25 23:20
こときり[group]AB(なかほ...12*04/6/25 17:38
さようなら鷺沼 踊204/6/25 14:40
世界の何処かで。りぃ004/6/25 14:26
ノート(鏡矢)[group]木立 悟504/6/25 14:02
雨降りロード鷺沼 踊104/6/25 13:08
「こときり」たもつ25*04/6/25 8:53
こときり望月 ゆき6*04/6/25 8:06
かみなりと水玉フユナ5*04/6/25 3:25
流れ 零れ 落ちる霜天1004/6/25 2:15
名前chitok...104/6/25 1:41
こときりRT8*04/6/25 0:53
歩きたいから谷川美嶺204/6/25 0:04
ひからびる 血砂木9*04/6/24 23:59
花遊び千月 話子1*04/6/24 23:59
ピンク色のコンドーム快晴6*04/6/24 23:54
ミニチュアの海半分1*04/6/24 23:21
ろじうら からす玉兎1*04/6/24 23:00
communication breakdown (10〜12 ...アンテ4*04/6/24 22:50
リズム松本 涼1*04/6/24 22:13
ポケットにひと粒の種を服部 剛7*04/6/24 22:08
杜若櫻田 紫004/6/24 21:45
名前松本 涼5*04/6/24 21:39
えむ草野大悟9*04/6/24 20:44
マム・キッス・ラム104/6/24 20:18
胃袋のサイン小太郎104/6/24 20:15
羊水504/6/24 18:55
白黒ソラノツバキ1*04/6/24 17:19

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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