こんな事で君を困らせるつもりじゃなかった。と
彼は言った
こんな事で君が嘆くとは思わなかったんだよ。と
彼は困った顔で肩を竦めた

涙の止まらない私のすぐそばにいて
優しく慰めるあなたがい ....
満ちる空に逢おう
欠けたままの自身で


雨や雲や雪や風の子供として
ボクは歩き歌い眠る


隠すものも
隠されるものもなく


ボクは今宵も
欠けたまま

満ちる

 ....
夏の時計が
連れてくる

風の羽ばたき
夢のさえずり


僕は時計に
ぶらさがり

くらりくらりと
遊びます
アルファベットが乱雑に並ぶ

キーボードを叩き、

文章を練り上げる。

1行置きに並べられたこの言葉達は

{ルビ他人=ヒト}の視線を気にしただけの、

既成服を着たスケアクロウ ....
夕暮れの空気は透明だ

そう言ったのは誰だったか

なんて 思いながら

西日の差し込む部屋にねっころがったら

影が通りすぎた

一瞬見えたのは真っ黒なカラスだった

風がわ ....
俺は兎を探している。

寝坊したので言い訳を考えながら道を歩いた
今頃はたぶん3校時目の途中だろう
肩かけ鞄の中で筆箱がガタゴト、ガタゴトと

何かが足に触れ
振り向くと ....
強く握ってくびれた部分
思い出せない自分を思い出す
と それだけになってしまう
肩の後ろが持ち上がる

ペダルを漕いでまっすぐになる
間に合わない僕の目は何も持てず
少し余計に歩いてから ....
女は
胎内に新しい生命を宿したら
「母親」になるというのに

男は
新しい生命が誕生してから
「父親」になる権利を得る
のだろうか

それは
目の前に細く頼りない道が一本
 ....
覗いた世界は
薄汚れていた

彩りを失くした街は
希望も失くしたようで
それでもまだ
笑っていた

だから僕も
つられて笑った

彩りを失くして
希望を失くして
それでもただ ....
心も体も逆立って
どうしても眠れない
汗だくになりながら
何度も何度も寝返りを打ち
記憶を掻き毟る
流れる血の色は
見たこともない
どす黒い色で

こんな満月の夜にきっとわたしは
 ....
 
 
 
じめる夜、語彙は空気中に溶ける。ブルーが上塗るブラックな空にかざした手をむすんで、ひらいて。六月にペタつく肌に触れる、のが、机でなくて君のどこかならばと思う。さあ言おう、「でんぐりで ....
夜の手のひらに
背中を押されて
チラチラと散らばる
港の明かりを見下ろしに
いつもここへ来る


デパートの裏の階段にすわり
わたしたちは
寄り添ったり
ときどき 無口になったりし ....
 
 
トン、と降り立ち 
やや振り返ると 
縁側に腰掛けた私は小さく笑っている 
あ、その儘で 
軒下で傘が鳴る音 
  
誰か、いたのだろうか、 
 
少女の死はあまりに退屈で ....
もう切り刻んで捨ててくれ
僕はとっくに破いて捨てた
フェイドアウトしていくのさ
スウィッチオフ
もっと眠らせて
どんなに自分より不幸な人がいても
自分の不幸を癒すことなんてできないから
 ....
もうだめかもしれないと思ってる瞬間に、へんな電話がきたり、エロメールが来る。 たぶんそれもいいんだ。世の中はノイズの中を、まだ心拍している。不整脈だとしても。  .... ぼくの
きもちが
がやがや
かいぎを
くりひろげて
おしもんどう
したって

へやの
そとの
よるは
むしのこえと
ほしのひかりと
ゆめへ
たびに
でているものの
 ....
君のおっきい手、好き

好きだった

好きだった君の
好きだったものたちは
またきっと
誰かが好きになる

でも、たぶん
私の好きが一番おっきかった


君のしらないこと ....
壊れちまったぜ、ベイビ。
高速の滑走路で月まで飛んでいっちまった。
探してたあの子は
月明かりの下で俺を笑ってる。

ベイビベイビ、どこまでも遠い。

いつか夢なら逢えるかも。
 ....
嘘つきではないけれど
全てを語らない人や、
嘘しかつけない優しい人や。

いろんな嘘で
できあがった
この街に、
のんびり暮らしていることが。

日常になってしまった
僕がいる。
     ▲
    そして
   どこまでも
  群青の闇を往く
  魚のあとを追い
 かつての白い肌は
 鈍く焼けてしまった

  水の角を曲がり
  更に水を下る
  ....
ほしいほしいほしい。
ぜんぶぜんぶほしい。
なにもかもてにいれたいのは、
わがままじゃなくほんのう。

ほしいほしいほしい。
ぜんぶぜんぶほしい。
なにもてばなしたくないのは、
しゅう ....
ひろい
のはらいちめんに
ふりつもった
ゆきが
キラキラキラキラ
すんだ
あかいひかりを
はなちだすと
うまれたばかりの
あのこが
ぽつんと
そこにたっていた
やさしく
すな ....
壊れてしまった

ふとんばさみが

とりのような

弧を描いている。

夏のベランダ
まるで
ホワイトのように白い病室の中から
君は待つだろう
あらゆる部屋で踊っている死の山羊たちを無視して
根付く花に囲まれながら
真正面からベッドに腰かけている君は
瞬きをしない
くしゃ ....
苦しいよ


けどこうやって 生きてんだ


それを否定する権利が


誰に有るって言うんだ?
【こときり】


(1)

じ〜〜〜
ぱっ
ぱちっ
ぱちっ ぱちっ
ぱち ぱち ぱち ぱち

・・・・・・
これからやっと
盛り上がりそうなところで
線香花火が
力尽き ....
どんなに大きく目を見開いて
どんなに頭を抱えてみても
今は昔の物語

なんの津波もやってこない
「思い出したい」意思を差し置いて
「思い出さない」意識が施錠する

あんなに一緒に歩いた ....
ここのところの暑さは
かなわんね、と
足元で声。

室外機のうしろ
干からび寸前の
トカゲが
ペラリペラリとにじる

爬虫類系、得意じゃないけど
手のひらにのせてやった。

こ ....
軒下で猫が鳴いた日
街は雨だった
雑音が混じる電話の
聞き取れない君の声
こんな日が原因かもしれない

街に
傘を持って
ついでに長靴も用意した
ばらばらに音が降ってくるので
軒下 ....
親友ってなんだとおもう?
あたしが思うには

なんでも、相談できて
いつでも喧嘩して仲直りして
いたって普通の友達と変わりないと思う
でも 本当に苦しい時あなたのそばでずっと支えてくれたの ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
セリフりぃ004/6/28 21:31
ミチル松本 涼8*04/6/28 20:39
夏の時計2*04/6/28 20:37
スケアクロウ鷺沼 踊104/6/28 18:58
オレンジな透明anne1*04/6/28 18:16
兎捕獲方法マツモト404/6/28 18:01
工場へ逃げる合耕304/6/28 17:50
入学式前夜たもつ35*04/6/28 17:35
万華鏡鈴本 蘭乃204/6/28 15:11
満月の夜チアーヌ1204/6/28 13:13
六月nm6104/6/28 9:48
跡白波望月 ゆき15*04/6/28 9:21
来客ふう604/6/28 7:09
存在半減期rue104/6/28 3:41
ひかりのは石川和広2*04/6/28 1:03
せかい の おと玉兎6*04/6/28 0:06
君のしらないこと大西 チハル5*04/6/28 0:02
月旅行1*04/6/27 23:59
暮らしのリズム涼(すず)304/6/27 23:15
五感松本 涼11*04/6/27 23:08
ぜんぶ涼(すず)204/6/27 23:06
ひまわりの生まれたとき草野大悟5*04/6/27 22:59
青空涼(すず)604/6/27 22:58
LOOMER本木はじめ304/6/27 22:47
黒蝶104/6/27 22:15
【こときり】まいきー7*04/6/27 21:03
にごり酒004/6/27 20:34
シリンジ望月 ゆき2*04/6/27 18:06
距離感霜天504/6/27 16:19
親友翠茜104/6/27 14:20

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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