五感をはたらかせて
すれすれ を
歩いてゆく


波が薄く寄せるので
バランスを崩しながら
逃げよう


追いつかれたら
もうそこは恋で
出たり入ったり は


さくら貝 ....
つまみやら肴やらで雑然としたテーブルの上に
さわやかな風が吹いて
突っ伏している中年の
たよりないバーコードが たゆたう

そう、
それはきっと
隣で口を尖らせて
懸命に風を送っている ....
格子の影が降りてきて
まわりつづけるものたちは
みな止まっているかのように見える



ひたひたと
姿のないものの足音が
午後の後を尾けている



空と地の端
 ....
せんせい、あのね。
せんせいのすたんぷかわいいね。

あのね。
ぴかちゅうのえがついてるの。

「がんばりましょう」

って、
ままよんでくれたよ。

すごいって、「しょう」って ....
キオクの花を摘む
ひとつ、ふたつ・・・ななつ
後どれくらい摘んだら
忘れられる?

キオクの星を消す
ひとつ、ふたつ・・・ななつ
後どれくらい消したら
忘れられる?

キオクの ....
ココロよ
速く、速く変われ
刹那さが、くすぐったいオモイに
湯船が泪でいっぱいになる前に

ココロよ
速く、速く動き出せ
オモイを消化し、凛として生きよ
泪の水たまりがにごる前に
 ....
二人で地面に小石を並べる
ひとつ、またひとつ
やがて円の形となり
収束していく始まりと終わり
夏の日
暑いね、という言葉だけが僕らだった
何故だろう
あんなにも
世界がありふれ ....
木々から 溶けていく
生命線 の から傘

涼しげ な 場所で
やけている 氷は

春 のすべてを 呪い
遙 だけに 往きたくて

のばされた風に 溶けて
みつめる ....
人という字は…。ヒトとヒトが支え合う。

それなら、

支え合う前の「ヒト」という字はどう書けばよいのだろ?
漢字一画の数字「一」によく似た1本の線。
無限大の二次元でさまよい。寄りかかる ....
「詩ってどうやって書けばいいんですか」
「さぁ」



梅雨の時期、早くもさくらが待ちどうしくなる季節
って早って無駄なありがちなセルフツッコむ前に否定するわけでもない



今年 ....
あなたは時々ペンを止めて
背伸びをした後に、私を抱きしめる。
子猫のようにじゃれる私の髪の毛に
そっと唇をはわせる

「ずっとずっと抱きしめてくれる?」
「60才のおばあちゃんになっても抱 ....
ケンカして
頭にきて
飛び出しては来たものの
あんまり夜が静かで拍子抜け

細くて白い三日月が見える
今この三日月をどれくらいの人がみてるんだろう
あの暗闇の天辺をアタシと同じ気持ち ....
こどものかおして
ほんとは
おとなで
のりのりで

おとなのかおして
やっぱり
こどもで
うきうきで

どっちも
たのしい
わたしのなかには
やんちゃぼうずが
すん ....
さかさまに立って泳げば
ほら
世の中も見えてくるだろう
金魚よ
大食漢のろくでなしよ
のうのうと管理された水槽でしか
生きる術を知らぬ阿呆よ

ぼろぼろになりながら
風をさがしている
これでも
巡査は、けっこう忙しいのだ。

<私の飼ってる夢が逃げました>
とか
<私の影を落としました>
とか
訳の分からない相談受けたり

<あのカタツムリは汚職をしてます>
と ....
しなやかな笹を選んで 束にして山を下りるひと
川のたもとに立つときは裸足と決まっている
少女の霊をクーラーボックス 良く冷やしておくことだ
石を積んだ痕跡がある 年号を数えているうちにすべて忘れ ....
見渡す限り 真っ白な地面の上で
彼女は華奢な足と もっと華奢な腕を伸ばして
大の字に寝転がって 口におもちゃのピストルをくわえて
太陽に押しつぶされるのを待っている


   ぐぅーぐ ....
小さく ふくよかな 指に絡まる 毛糸の輪っかは
橋になったり タワーになったり ホウキになったりして
幼い僕等を さんざ 楽しませてくれたもんだ

女の子の遊びだって 解っていたけどさ
僕は ....
遠くからの雨の匂い。

青空は大きな口をあけてる。

肌の焼けるかんじ。

あたしの腹にまかれた包帯の中身は、

たくさんの飛行船。

世界は大きな水溜まり。それと雲。

地に ....
{ルビ聖=セント}バレンタインデーの
ハートが熱を持って近づいて来る1月の終わり

新宿のとある映画館のロビー
寄り添うカップル達の肩と肩のすき間から
冬だというのに昇るかげろうに
空気は ....
動かないで
うっかり逆鱗に触れないよう
紅を差してあげる

私の部屋に浮かび揺れる
赤い花びらに
首を傾げる友達

透明な竜を飼っている
躾はいいほうだ

私の帰りが遅いと寂 ....
あめあがり
うちの
おにわは
きらきらの
スポットライト
あたります

はっぱの
うえの
しずく
ひかりを
はんしゃして
ぽろり
いっかいてん

おはなの
はら ....
        
    
     


 ぼくには子供がいない
 そのことは太陽のようなことなのだ
 ぼくには子供がいない
 そのことは月のようなことなのだ
 ぼくは一個のDNA ....
         


     サキは笑った
     蛸がパソコンを操り始めたからだ
     赤くなって蛸はワードをうちはじめたのだ
     蛸はなにが書きたいのだろ ....
ペンキ職人
天野茂典




青いペンキ


台詞のない声
遠くからやってくる海
炎の青空
どこにも出てゆかない砂
ぼくの病棟が乾燥している
シマリスとあそんでいる
ナキ ....
「ネギが駄目でしょ?トマトも・・・キゥイも」

そう言って君が笑う

白いお皿の上から 僕の嫌いなものが消えていって

変わりに君がくれるのは

僕の好きなデザートだったり、果物だった ....
幸せ過ぎて浮かれていたら
足元すくわれた

違う・・・

あなたを好きになった時から
あなたを失う不安でいっぱいだった

いつも、いつも、
光と闇が交互に、私の心をこづいてた
幸せ ....
スタンドライトだけ付けて
ひとり想いを描いてる
ベッドの上寝そべって
ラジオを付けたまま眠る

あの曲だけをリピートで
ひたすら流し続けてる
他の誰かの言葉に
自分を重ねてみてる

 ....
下方を流れる
動けないアスファルトを
凝視している
夏の衣服の軽率な体で、出来うる限り
常に重力のことを忘れず
下方を流れる、動けないアスファルトを
凝視している


歩く私 ....
感動なんて
どこにでもあるし
どこに行ってもないし

探したって歩いてきてくれる訳じゃないし
呼んだって振り返ってくれる訳じゃないし

ただそれを感じられるか…だけじゃん

どうせ死 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
みぎわ望月 ゆき5*04/7/1 20:23
都市伝説[group]捨て彦204/7/1 19:48
ノート(夏囚)[group]木立 悟304/7/1 19:36
そうして梅子3才は大人になってゆく涼(すず)504/7/1 14:42
キオク林檎004/7/1 10:21
ココロよ004/7/1 9:52
ストーン・サークルたもつ1004/7/1 8:42
こおる 影砂木6*04/7/1 6:49
「一」によく似た一本の線。末吉剛士 (...504/7/1 4:27
さくらさく或本仲一朗004/7/1 4:05
浅い眠りにつくまで林檎004/7/1 1:49
夜とチョコレート大西 チハル6*04/7/1 0:00
のりのりで うきうきな玉兎0*04/6/30 23:59
それでも風は・・・草野大悟2*04/6/30 23:13
巡査4*04/6/30 22:39
パイロビジョン黒川排除 (...104/6/30 22:02
点と線喫煙変拍子204/6/30 21:54
あやとり千月 話子5*04/6/30 20:52
飛行びわ204/6/30 18:50
バレンタインがやってくる 服部 剛2*04/6/30 17:21
透明な竜を飼っているRT10*04/6/30 15:35
あめあがり の サーカス玉兎3*04/6/30 14:38
鷺草のよう         天野茂典6*04/6/30 14:18
1204/6/30 14:14
ペンキ職人1204/6/30 14:10
ひみつあいり204/6/30 13:37
好きの勝利林檎204/6/30 7:15
Some day或本仲一朗204/6/30 6:27
喪失訓練[group]A道化604/6/30 5:18
そこらに転がってるのにね…worksh...0*04/6/30 2:26

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