うだうだ うだってんなよ
うだ うだだ。
水、やりすぎてやしないかい?
根腐れには
注意しろよな、おい。
自分。
街の中で 蟻は六本の足を檻のようにして
逃げて行くものを なんとかその小さな爪で捕まえようとした
消える意識の中で 彼は初めて仰向けになった
そこに広がっていたのは
いつも ....
最近さあ
きもいやつ増えたよなあ
でさあそろそろやろうぜ
ビックプロジェクト
最近町並みみて思う
昼間っから高校生や
派手なやつらが居座る都会暇人多すぎ個性なし
あいつら絶対脳み ....
枝先に茂った葉の間に
片隅の 雑草の葉陰に
青くけぶる 遠くの山々に
また
晴れた空 ふわりと浮いた雲の上に
花をまさぐりながら
あちこちと飛ぶ 虫の羽音に
花びらに触ると いっせ ....
みんなが意味が 必要だというから
私も意味をさがして とぼとぼと
下を向いて歩いてみたけど
あれこれと拾ってみても
大切な意味なんて ひとつもない。
だから意味なんて い ....
ねこの目、ねこの目、金の鈴
ねこの目、ねこの目、銀の鈴
行けば帰れぬ森の中、
どんぐり拾いに行きましょう。
行けば帰れぬ海の中、
貝がらさがしに行きましょう。
どん ....
アフリカでうまれたはずが
からつけたまま
シベリアにあるき
こおりをわたって
このしまにたどりついた。
にまんねん
おどろくほどみじかいあいだに
このしまのじゅうにんたちは
虚飾を ....
カーテンを開けると
山が見えて
その中腹には墓が並んでいる
集団住宅を思わせる密度
西の端にペンギンのような像
人に聞くと観音菩薩像らしい
部屋の端で
卵と砂糖と薄力粉をかき混ぜる
....
木漏れ日が眩しくて
僕は手をかざす
良い天気だね
ひとりの散歩は
風が心地良いよ
君と僕がだめになった理由なんて
沢山あるようで
1つしかないんだ
僕の ....
僕と君が
向かい合ってコーヒーを飲んでいたね
君の話した思い出話が
涙で途切れてしまった
僕たちの間を
吹いていないはずの風が
駆け抜けた
君は
僕では ....
(おはよう朝帰りの魔女が音を立てずに箒を立て掛ける)
昨日の名残は夜行列車でとっくに旅立った
無人駅のサルビアとソーダファウンテンの間には
寝相の悪いちっちゃな神 寝過ごした金星
....
7月7日 午前6時12分
あなたの夢を見て 目が覚めた
起きてしまったことを 悔やんでいたよ
正夢になれば、なんて 祈ってみたりして
朝の仕度は慌しくて それでもあなたに会えるなら ....
2004年7月、暑い夏がきて、
僕らはまた汚れる。
あれほど焦がれた思いもいつか日常になる、
そういう事は
誰も止められないんだ。
川沿いをずっと二人で歩いていく。
何もしゃべる事 ....
強く光る
そして逃げる
光はわたしに残像を見せ
ここを去る
弱く光る
すぐに追う
光はわたしに根を下ろし
うねって
きえて
ついて
わたしを白くする
失ってばかり
大切なものは失ってばかり
あなたの大切なもの
この手の中へ
あなたが必要ななもの
この体の中へ
嫉妬が暴走して
ルールを築ける筈の人間も
私の前を素通りするだけ
....
エレベーターに張り巡らされた毛細血管が
落下速度で波うっている
床の区画整理は大方終了し
換地では細胞がでろでろ
何故だろう
僕らはあんなにも愛し合ったというのに
上腕の発疹が赤らんでいる ....
新しい音が鳴り出すと
見上げてしまう癖がついた
国道沿いの滲んだ校舎の上
スピーカーが漏らす
ひずんだ音
ずっとずっと変わらない
ひとつ
呼吸のように響いては
震えている何か
....
銀河の天秤がゆっくりと傾いて
月がかろやかに昇ってゆきます
夏の星座の中心へです
澄んだ湖面は夜空をうつし
魚が背びれに月明かりをうけて
チカリ、チカリと輝きながら泳ぎ
まるで流星のよ ....
ナイフよりも尖ったガラスの心
誰かの体を貫いて
声にならない悲鳴を上げても
助けてくれる人はいなくて
どんどん汚れていく身体と笑顔
気がつくともう今は笑えない
だんだん落とされてくあた ....
好きな人が居ると心が安らぐ
好きな事があると心が華やぐ
いつまでも無くしたくはない
宝物のような輝いた気持ち
無くさないために
努力をしてみましょうか?
がんばってみましょうか?
....
僕の目的は君を{ルビ散す=こわす}こと
この長い舌で君を虜にして
{ルビ散して=こわして}みせよう
ひらひらひらひら華麗に舞う
それに合わせて僕もくねくねくねくね
音をたてずに近づく
....
重ねていた手をほどいて
広げた手からこぼれる砂
光を浴びて落ち続ける
落ちた砂は風に吹かれて
予測しない場所へ流れる
光を浴びて流れ続ける
どこかでまた巡り来るだろうか
どこかで ....
厚底ついてる
サラリーマン
娘に媚びるか
サラリーマン
リストラされそう
小遣い減りそう
厚底の意味、判らない
でも
ルーズ、ソックス
履いてない
厚底ついてる
....
火炎
のどから
くラいひぇン
太陽の
のどの奥から
ィ矢が出る
....
夏の夜午後8時
まだわずかに空が青いのを見て
お日さまはなにやってんだって呆れた
ずっと天の川だと思ってたのは
どうやら飛行機雲だったようだ
まつげ の隙間
に からから
閉じた 指
そっと 痛いくらい ひろげて
輝く どんな 言葉 よりも
たゆとう どんな 海よりも
この 指 の谷間 に吹く 風よ
....
「じいちゃん。
実は俺、じいちゃんのいとこの繁子さんの女房なんだ。」
「そんなこといったって、わたしはあなたのおくさんだしそれに、
おじいちゃんには兄弟もいないわよ。」
「より江 ....
おはよう始業前のガソリンスタンドでカラスが歴史をつついている
彼は出発するつもりだ灰色と緑色の朝に スミレ色のまだ微睡んでいる空に
自分がどうすべきかをあまりにも性急に決めてしまったから
喉のあ ....
ぼくの中の沸騰石はころころ
指のさきまで転がるんです
背骨を真っ直ぐにしている力よ
どうか今すぐに椅子ごとざわめきを引きちぎって
このぶつかりを
愛だと言わせて下さい
きみに言わせてくださ ....
ツマは
ほんとうに
ここにいたかったのだろうか。
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