線をまたぎます。季節も七夕をすぎれば夜のための日々が延々と続くのです。アスファルト、アスファルト、きみは熱という熱を呼吸していますか?と話しかけてはこのマンホールのように丸い月 ....
青ざめた夜に
チック、音
青ざめた夜にチックが走る
そして、音のある鬱
青ざめた夜にチックが走る、そして
音のある鬱
を、雷光が
ヒステリックに笑う、雷光が
....
華麗なスタートダッシュしてみたはいいものの
第一カーブで勢いあまりこけた
厄介な事に俺は他人をも巻き込み派手にこけて
賭けていた人々全てに反感を買う
良くも悪くもこの走り(せいかつ)になれ ....
喰わねばならない喰わさねばならない買わねばならない払わねばならない
仕事する
コンピュータこの椅子と姿勢が良くないんだろうな腰が痛い
仕事する
せんべい食いながら饅頭食いながらおにぎり食いなが ....
そろそろ 描こうかな 机の上の静物
君が好きだった物
アンモナイトや 深い青色のガラス瓶
ビー玉や 陶器のきつね
きつねのお面なんかも いい
いくども いくども
私の中の君が 気に入っ ....
とても たいせつだったきみは
ここに どこかからきたのではなく
ここで つくられたのです
おかあさんが
うれしさに めをかがやかせながら
いっぱい ごはんをたべて
おなかのなかで
すこし ....
霧の森をぬけると
朝朱の陽が射し
湖はゼリーで
きらきらと波打っていた
向こう側へ行きたいの
今がたぶんその時だって わかるから
手をつないでね
ほら、
標識だって あるわ
....
葉ずれから
名前のしらない時間を思い出した
さて、君はだれなんだろう
隙間からみえる
青い流れは遠い
些細な出来事も
君が絡むと、忘れ切れない思い出となる
いま僕の
肩に降るこの雨が
いま君の
心を潤していたら
いいな
もし君が
いまこの雨に
渇くなら
僕はカタチを失くして
君を真っ赤にしたいのに
そん ....
街から海まで
飛びました
ポチャンと海へ
落ちました
底まで
潜っていきました
底には
空がありました
ボクは
空に浮かびます
それは
....
夕暮れの熱を
ポリエチレン越しに感じながら
運び込まれたボク
「急患です」とは
誰も(もちろんボクも)
叫ばなかったので
薄暗いベッドの上に放置される
意識もうすら遠のいて
そのま ....
こはるびよりのひだまりで
つりをしながらあくびをすると
ぽろっとくびがころげおち
ついでにうでもころげおち
なかよくはりぼてけりながら
うみのうえをかけていった。
いそにのこされた ....
俺の 眠れない夜は いつまで続く
闇よりも暗い 闇かもしれないぜ
夜は 融けない氷のような壁
俺が ぬくもりを感じるのはいつだ
逃げていく 闇の中を
駆け抜ける 僅かな光を探 ....
お前に花を贈っておいた
花屋にまかせたから
どんな花が行くか分からないぜ
ここんとこ
お前に世話になりっぱなしだったから
なんとなく贈ってみたくなった
お前の好きな ....
「男は一冊のアルバムを見ていた。
愛する妻と愛する娘、
綺麗ですねと言うと男は笑みを浮かべた。
今はどうしてるんですか?
そう聞くと、男は今もどこかで元気にやってるんじゃないですか。
それだ ....
びー玉を零れるに任せたのは
親指が蒼くなったからです
今日もあたしは赤い塩を舐め
透明な声しか出せませんでした
でも薄紫になるよりはましだから
明日は緑の砂糖を舐めましょ ....
周りが綺麗に見える日がある
みんなが綺麗に見えてくる日がある
そんな時
自分がとても醜い生き物のように見える
自分がとても汚れた生き物のようにも見える
どす黒く
心の奥底まで侵され ....
目尻のシワなんか気にしなくていい
それは君がよく笑う証拠
僕はそれを見るだけで嬉しい
鼻のあたまにソバカスができたって
それは僕と行った海の思い出
君の鼻を見るだけで気分はハワイ
....
広がる上空を囲むように
その日は 曇り空だったのですね
ゆるく波打つ 水面は
際に立つ 私達の少し後ろで
薄暗く 揺れていました
かと言って 私の心が
景色と 同調していた訳ではな ....
今ここに熟した食べ頃のバナナがあると仮定する
しかし、そのバナナをあなたは食べることができない
何故なら
そのバナナは仮定の話の中でしか存在できないからだ
例えが悪かったかもしれない
....
遠い日の妹へ
幻影に愛された魔術師の妹は
悲しみも苦しみもマゼンタの組紐に変えてしまう
私の内なる地上絵の上を飛ぶ時も
橋が壊れたから
つ ....
サンダルをはいて
かわべりをあるく
ゆうだちのあとの
なつのにおいはわたしの
あしのつめににじんで消える
わたしがいなくなる
みどりのなかにとけはじめ
ゆっくりとかぜにながれる
上 ....
誰も知らないストーリー
例えば森から逃げ出す鳥がいるように
例えば売り切れのランプばかり続く自販機
よしかかってる君
誰も知らない
誰も知らない
飛び散る汗
そんな感じ
みずいろの
そふぁーのうえに
あなたは
たいじとなって
ねむっている
てれびでは
よいどれてんしが
ちをはいている
そしてぼくは
ねころびながら
とおく
うみのおとを
....
どんなにくるしいときも
ぐっとたえて
かたときもはなさなかったけれど
とうとういっぽもすすめなくなったので
しかたなく
きもちをぜんぶてばなすことにした
あかるいきもちはとおりがかりの ....
ふたぱたん
ふたぱたぱたん
と
くらっぺん
●
auf/zu
空
くらっぺん
あいつはぼっけえ、
おされな奴だよ。
あおふんつー
おら
auf u ....
自意識過剰
ナルシスト
理想を掲げるJ-ピープル
マスメディアに踊らされ
タッタッタ
モコモコ
今日もまた誰かが酔い
癒しと優しさ甘えを勘違い
今日もま ....
ほら その蕗の葉の下で
一つ目の妖精が
こっちを見ているよ
どこかから とても野太い声で
神々が呼んでいるよ
ふとした葉陰に
秘密の道があって
もしかしたら あちら側まで
行ける ....
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