ひとり
ひとり
ひとみの上
見えないように 浮かんでる
ぼくのひとりは 大きく 重く
ぼくの足元浮かんでる
ぼくらは いつでも 雨の日も
地球のどこかで浮 ....
昔、ある一人の男がいた。
大学時代にその男は喫茶店のウエイトレスに恋をしてしまったのである。
男はそれからというものウエイトレス目当てで毎日喫茶店へ通いはじめた。
いつも、ブラックのコーヒーを一 ....
夢をみた
君が出た
忘れたはず
涙は渇いたはず
なのに濡れる夢見枕
雨おじさんが、
今日もたくさん教室の窓に張り付いて、
にやにや にやにや
わたし達を見ては、
弾けたり潰れたり消えていったり
雨おじさんが、
窓にたくさんたくさんの雨おじさんが、
....
牛が毎日どんなことを思って暮らしているのか
ぼくは知らない
きっとインターネットで調べれば
牛の分布や主観的に判断した種類ごとの性格などが得られるだろう
図書館に行けば
牛の歴史や人によって ....
タナカさーん
カサヌキさーん
マエダさーん
少し間があって呼ばれました
ポエット さん?
やはり皆さんの視線が集まります
肩をすくめて受付に歩み寄ると薄ピンクの制服のお嬢さんが
保険証を ....
ある時ダヴィンチが
金魚鉢を眺めていると
金魚がウインクしたので
「魔が差したんだろう」
と思った
またある時ダヴィンチが
散歩をしていると
電信柱がおじぎをしたので
「人 ....
ラップにくるまれた、街角
ブルー・ベリィ・の・つぶつぶジャム
僕たちはCokeのつぶやきに (頬を)
Decorateされたままの銀鼠
触感、直観、ダブル・ブッキ ....
電車の窓から覗く夜の街は
何もかもを包み込んでくれるかのように
やさしくて
胸に渦巻く醜い想い
帰りたくない
まだ
このままでは
自然な笑顔を忘れてしまった
あんなに浮かれてい ....
ぽつぽつと飛び交う
耳障りな羽音
乾き損ねたコールタールに
再び水を打つ
門をくぐれば
生臭い土の香り
産まれ朽ち
吸い上げられる
老いた桜の木は切られ
残った切り株から
....
氷の指輪
転がした
真夏の坂の上から
輝きながら
回った
きらきら
くるんくるん
きらきら
くるんくるん
氷の指輪
縮んだ
太陽とコンクリの間 ....
大切だと思い
失いたくないと思う
どんな状況でも そして永遠に優しく
幸せを分け合って
寂しい時は寂しいと伝える
守ってもあげるけれど頼らせてもらうことも多々
万人の心を落ち着かせる力を振 ....
夢を見ることと 今を上手に生きて見せることは
反対のことだと思う 人はそんなに器用じゃないから
反比例するものの間には丁度バランスする点が存在して
いつも人はバランスする見つけて出そうとする ....
わんわん
吠えるものがあって
そのあたりを
おずおず
掘ってみたら
ぎょっ
犬の死骸が
ぞろぞろ 出てきた
ぶるるっ
熱帯夜の怪である
頭が回らないほどの陽気の中で
なつかしい感情だけは僕に触れることができるみたい
どうしてか分から無いけれど
ひまわりと太陽は 絵にするとよく似ているなぁと思った
思考が停止すると感情はここぞと ....
『夕焼けのポエットさん』主題歌
【A】
西日浴びて
ワタシ 来たわ
コトダマの国のお姫様
オレンジに染まる
ワタシ ポエット
右手 ....
夜の闇は
匂いもしない
蒸す様な
炎帝の立つ季に
未だ何も思えず
惑ったままで
場所も移り
人も変わり
風さえ吹かぬというのに
未だ
何も思えず
ただ
立ちすくんでいる
限り ....
この世には素敵な人がいる
けれど私はその人ではないこと
きっと意識している時点で私は負けなのだと
悟った瞬間
私の興味は輪廻転生でしかなく
生まれ変わるな ....
あの空の話
もう遠くなった映像の中では
坂道の向こうの太陽と
薄くなるグレーの空とが
混在していて
蝉時雨
引いては寄せて
寂しさを反芻している
知らない知らな ....
やがて来る、あたらしい雨
プラットフォーム
この手で焼いた
たこやきのまるいかたち
そしてあの子のえがお
満ち足りた身体に
デザートがはいるだけの
ちょっとした空隙ができる
まだ走 ....
雨が近づき
誰もいない
贈り物を捨てた
霧に立つ
赤と白の脚
ひとつの弦を聴いた
動かない虫
窓ごしの雨
深緑の声
夜は去り
水は残り ....
画鋲一個で支えられたフレーズ
そんなもので君は歩くんだとして
小さな足音で七月は過ぎてゆく
今このときに語りつくせるニュアンスがあるなら
きみは僕を量り知ることができる
ねえメロディーはいら ....
夏の朝は暑い
水を撒く匂いと音が好きだから
枯れそうな花にもじゃんじゃんかけてしまう
息子はDVDを見たがってる
しょうがないのでセット
明日もあさってもずっと夏休み
永遠に続 ....
僕と君・・・二人が同じ思いになれば二人は、きっと再会する。
たとえ・・生死の分かれ目でも・・・きっと・・会える。
だから、僕は、君を待ち続ける・・君は、きっと僕の目の前に来て・・・
そして、笑っ ....
あたしのことを呼ぶ声
いつも決まってる お決まりのパターン
アルコールに抱かれて
ついには酒乱にも抱かれ続けて
それで終わりなんだ
それ以上もそれ以下も無い事実だけが
あたしの何か ....
受験まで一年「しか」ない!
そんな事を大義名分に
優秀かそうでないかなんて関係なしに
一年を卓上で過ごすように
まくしたて
「これは君達のため」といいながら
「教育」という名のもとに
....
午前三時五十五分-
知らない女の子が ボクの手相をみてる
ぼくは、蛇ににらまれた蛇の手下のようにどきどきしてる-
小学生のころに京都で、知らない町を自転車で探検してて
角まがったらいき ....
はじけてSO
大胆に
無我夢中に
走り出せ
いじめられっ子よ立ち上がれ
大丈夫俺もいじめられっ子だった。
だけど自分らしく生きて
そして増えた友達
昔のことなんてどうでもいいし
もう ....
そらが
投げかける光を
見なかった
膨らんだ
ほおぼねのあたり
あかく火照る
夏の痣がひりひりと
ひりひりと
うずいて
コンロのうえ
やかんから溢れる
湯気が
おも ....
とじそうになる
まぶたから
すぅっと
こんやも
しらないくにへ
たびにでる
のったことのない
のりものにのって
いったことのない
くにへ
あったこともない
たくさんのひと ....
5962 5963 5964 5965 5966 5967 5968 5969 5970 5971 5972 5973 5974 5975 5976 5977 5978 5979 5980 5981 5982 5983 5984 5985 5986 5987 5988 5989 5990 5991 5992 5993 5994 5995 5996 5997 5998 5999 6000 6001 6002
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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