夏草が いっぱいです

ガードレールを 乗り越えて

道の両側から

わっ と はみだしています


私は うれしくなります

いのちが

わっ と いきていて
どうか 貝殻を一つ 受け取ってください

ここには あなたのための海がありませんから

せめて 貝殻を一つ 受け取ってください


あの時の 波も風も 海と一緒に入っています


 ....
かいがらひとつ あげましょう

にまいぴったり あわさって

それはきれいな さくらいろ


なかにはうみが はいってて

ゆうやけこやけも はいってて

しおさいなんかも きこ ....
恋だとか愛だとか
そんなモノの無い日々の中で
意味不明のマボロシに 戸惑いたくは無いのに

裏切られたSEWEETがヨミガエル
裏切ったSWEETがヨミガエル
名前も姿も別なカタチで

 ....
突然
写メールを送りつけてきて
おれの誕生祝いに
夫婦ふたりで
温泉に行くのだという。

ちょっと待てよと
息子としては思う。

おれの祝いなのに
なんで
昭和元年と
大正十四 ....
ふらっとでいこう。

何にも迷わず。いや迷うのはいい。迷うのは出口を探すからだ。
ここは360度の透明な海。出口もなく。入り口もない。

誰かがドアのふりをして私のそばをすり抜ける。
おは ....
蝉時雨だ

頭上から降る声よ
求めないで

緑の葉裏の
そのどこかに
潜みながら鳴く

そんなふうに

私に
ことばを降らせる
そんな才能が
あったら

あなたの頭上で ....
見飽きてしまった景色なら
ちょっと視点を変えてみればいい
忘れかけていたもの達が
二人の瞳に映るかも

去年と同じ季節 同じ場所
少し大人になった二つの影
そんな些細なことも奇跡のよう ....
カラン カラン
げたが規則正しく音を作り出す
カラフルな浴衣
出店の匂いと客引きの声人々の熱気が空気から伝わってくる
見上げれば光の洪水と下弦の月
川の流れる音
風が高ぶった心と身を冷や ....
 熱を嫌う
 冬の午前十時
 錆びた手すりに
 もたれて
 こめかみを撃ち抜く
 動物園に火をつける



 噴水は枯れた
 飼育員の首吊り死体
 食らいつく ....
  

  ひとしずく
  波紋をつくる水面
  大輪もパステル
  ひとしずく
  うなじにそぼ降る
  君
  火薬の匂い
子供の頃は
山手線とか
中央線の
区別なんてつかなかった

中学高校と
陸上部に所属
大学では
経済学を専攻していた

いつまでも
走らなければ
いけないなんて
思いもしなか ....
ためいきで綴る日記のかたすみに
月明かりが影を落とす

灯りの輪の中には入れない
淋しがり屋の文字だけが
影をつたって降りてくる

ほら木の上ではアホウドリが
孤独なものだけへのレクイ ....
赤土の皿に赤い身
濃い溜まり醤油と
潮気かおる雨宵

ここでしか漁れんもんやから

引き戸かたつく飯どころ左隅で
ちらちら横目くれられビールを半分まで
流し込む
わぁ美味しそう  ....
僕は口下手だから
君に伝えたい想いが山ほどあるんだけど

なかなか口に出せない

                 ソンナ夏ダッタ

だからね
詩を書こうと思ったんだ

君に言葉を ....
煙草を灰にするように
死に体の鴉たちが一斉に飛び立ったので
空が夜みたい
狭い空ばかり見ていたから
わからなくなるのです
こんなとき
天井がもうきついそうなので
僕は唾を飲み込んで
君 ....
眼球の裏側は
逆さの像を映している
正しい位置に修正し
脳がそれと認識する前に
見えなくても良いものたちが
自動消去されていくのを
誰も気がついていない

白黒にしか見えない犬は
だ ....
少女まんがワールドのあのピンクの靄の中にいると
書店が丸ごと幻覚剤に思えてくる
美化された男達が刺身のようにならんで
少女達の目で品定めされレジへと運ばれていく
私が初めて読んだのは萩尾望 ....
昨日は大事だった事が もう どうでも いい
       線に沿った何処かで物事が切り売りされていく…
    俺の前でお前は倒れるんだ!!
              そうさ スペシャルデリヴ ....
こいさんや
もうちょい静かにでけへんか

そら、
お母ちゃんに買うてもうた チェーンソー
ごっつぅ気に入ってんのは
ようわかるんやけどな

あんまり振り回しよったら
しまいに壁、穴  ....
子供の頃のいたずらの跡がまだ 障子に残っているから ぼくは床に伏したままでも透視することが出来る 空は曇っていて 北と南で濃淡が違う あの人は傘を持っている カラスは濡れても構わない あるいは飛び立っ .... ただぼんやりと

扇風機を眺める



無作為に

額の汗を拭う



暑いと感じることも
掌からこぼれ落ちる時間を意識することも

全てを放棄して



身体を ....
鏡の前 裸を睨む
其れが酷くガラクタに見え

頭は巨大なボルト
手足は伸び切ったワイヤーで
そこら中 錆だらけ

仕事で売るのは 己の時間
だけど 求められる このガラクタ
錆を抱い ....
読みかけの詩集を逆さまにすると
文字の列たちは
不ぞろいのビルディングになりました
そして
下のほうにあった余白は
広い空に
しばらくその様子に見とれていましたが
何かが足りない気が ....
私たちは、ずっとずっといっしょにいた。 これからもずっと。
そう思っていた。
あの日・・・私たちは、「また明日ね。」といって別れた。
だけど・・・その明日はもうなかった。
私たちは、幼いころか ....
    聖母子像

   霧のなかをわたしは母の手に
   ひかれ ながれるもやの
   街道を歩いていた
   それは途方もないかなたへの
   流離譚のようにおもわれた
   母が世 ....
けらけらと笑いあい
手をつないで
かけぬけた
日々


  わたしはいつでも
  ひとりでした


ほろほろと溶けて
くずれてゆく
角砂糖はキライ

シャカシャカと音のもれ ....
夕立でもぎ取れた蝉が
丁度今乾き切りました
私はアスファルトに足を揃えました
腹をかえし対の肢を合わせたその亡骸は
無音の言祝ぎでした


夕立のあと再び燃えていた日は、結局 ....
わたしは肋骨だ
              
肋骨はあなたを心から慕い

肋骨はあなたの心臓を守る

あなたの胸を打ち鳴らすものを

至近距離から呪いながら

肋骨はあなたの胸 ....
脆弱 な 洗濯性 の 排除項 高ぶり 行方知らず の 再解釈 裂けば 更迭 の 規範 旅立ち ゆく。
昭和 に 改札 する 焦燥 付け足し ながら 最南端 の 小姑 幸先 よく 流れ、汎神論的 な  ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
夏草こむ3*04/7/29 22:10
貝殻004/7/29 22:09
かいがら004/7/29 22:08
逆・完全なる飼育虹村 凌2*04/7/29 21:55
生爪を剥いだ日草野大悟9*04/7/29 21:46
伝言ゲームuminek...604/7/29 20:08
時の雨104/7/29 20:06
新しい風快晴4*04/7/29 20:03
夏祭り104/7/29 18:21
スローモーションの象カンチェルス...12*04/7/29 15:16
花火慕情[group]バンブーブン...104/7/29 14:01
一次現実[group]ねなぎ104/7/29 8:43
「 レクイエムに誘われて 」椎名304/7/29 1:27
潮宿田代深子704/7/29 0:51
君に捧げるコイノウタ綿花104/7/28 23:59
不通本木はじめ1304/7/28 23:12
見るチカラシャッターコ...204/7/28 23:02
少女まんがワールドから肉の話しへ佳代子204/7/28 22:53
脳細胞の囁き(60億の憂鬱よりも湿った)虹村 凌2*04/7/28 22:28
こいさんや捨て彦604/7/28 22:24
黒川排除 (...504/7/28 22:02
うだるような暑さの中綿花104/7/28 16:01
HEDWIG5*04/7/28 14:41
童話(詩)[group]たもつ45*04/7/28 13:39
君といた日。〜時よ戻れ〜天使004/7/28 12:26
聖母子像[group]天野茂典304/7/28 11:00
美しき日々望月 ゆき4*04/7/28 8:40
忘刻A道化1304/7/28 5:49
わたしは肋骨だRT9*04/7/28 3:40
脆弱 な 洗濯性 の 排除項ななひと104/7/28 0:52

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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