あなたはなぜ葉をむらさきに染めてまで

凍てた地面に命をはびこらせてまで

この寒い冬に咲くのだ

痛いだろう

葉も茎も花も


でもあなたが今咲いていることで

私は生き ....
「バイデンくん、同じくらいの年齢の
じいさんがゲートボールやカードゲーム
をやって楽しく過ごしているのに
バイデンくんは大勢の前で口ごもって
痴呆扱いされたり
剥製にロボット組み込んでいるん ....
あしおとのそばでは落ち葉たちが目をまわしていた、ひそひそとぶつかりあうすがたは、わずかな言葉で陰口をたたいているようで、走りだしたあなたはかぜのようにくるっていった、だから、それは、たぶん、そ .... 古傷を隠した真ん中に
君の指先が届いた日
もう崩れても良いと思った
痛々しく泣いて
少しも動けないはずなのに
君の吐く息で
飛んでいける気がした
恋をすると
皮膚は薄くなり
僕たちの ....
光が ふるえている
小さくかすかな光が ふるえている

君の中の
青く昏い場所
小さくかすかな光は
自らの源を知らず
また何を照らすのか知らず
小さくかすかなまま ふるえている

 ....
「花こうてきたわ」
うちの者が、買い物から帰りいう。
カレンダーに目をやって、
月命日の日かどうか確認してみる、
けれどもそうではない…
「非常事態まだでてるやろ」
「しゃあか ....


桜吹雪

桜絨毯

脳みそだって量より質なんだよな
毎日毎日毎日
頭使いまくり
脳みそだって品質落ちるよな

履いてた靴の底がすっかりすり減ってた
その事につい最近気付いたよ
靴裏の滑り止めがなくなって
 ....
ここのウリはこってりカレー

ぽってりしていて具はないの

っていうかみんなとけてる

沸かさないように

焦がさないように

朝からずっと煮て

ほぐして

漉して

 ....
早熟ではなかった

むしろ遅かった

休み時間のサッカーが大好きで

本はジャンプだった

十四の時に初めて詩を書いた

校庭の桜がこわくて仕方なかったから

寝袋は買ったが
 ....
過ぎていく日に
遠くに見えた街を
見ている 僕


そして きっと親も
見ていたであろう夕暮れを
知る 僕は


明日 君はもう いない
悲しく僕は
思っている 一人で
訪れたのは君に会うためじゃない
そもそも君は此処にはいない
谷の翌檜が風邪を引いたので
薬を届けに行くところだ

足のない風が五線譜をくすぐり
君はひと振りの枯れ枝
弦に乗せた指が踊り始 ....
本当は10文字あれば全部伝えられることも、わたしたちは何百倍も何千倍にも引き延ばして、そうしてそれが密度の高い透明な刃物になるんだと、伝えるということは傷をつけるということだと 言ったね 胸に受けた切 .... 橋本聖子の父善吉が
マルゼンスキーという名馬の
馬主であることを知る人は少ない
もちろん、マルゼンのゼンは
善吉のゼンだ
では橋本聖子だから
スキーではなくて
マルゼンスケートの方が正し ....
増殖する欲望が雨降りに濡れていく
無数の情念が沸き立ち煮え立ち
底無しの暴威を露わにする

雨はいつしか雪に変わり
燃える欲望を彫塑して
小高い丘の十字架に張り付け
どよめく人々を凍結す ....
病室で虹を見た
手術を終えた父親と
年老いた母親と一緒に
三人兄弟の次男だから
私が彼らのすべてではない
ましてや今では
孫たちもたくさんいる
けれど私も
彼らの一ページであることに
 ....
鳩をひいた
寒風ふきすさぶ
灰色の空のしたで
平和の祭典など
鳩の世界にはない
だったらどこにあるのか
あるのはおれの世界でだ
鳩も死に
人も死に
俺が死ねば
永続に無化する世 ....
うんこしたいなあ。うんこした。何もしていないのに筋肉痛。悲劇ばかり好むあなたは甘ったれと言われ続けてきたのかな。鬱病になってから鬱病になる前の記憶がない。統合失調症。思い出そうとするとある .... めまいが続いている。ちんぽこも痛い。いや金玉か。熱はないが頭痛が少し。あとは毎日ぼんやり。そばから記憶が抜け落ちる。調子いいんだけどな。健康。寄せ集めることしかできない。 手にしたとたん重くなるスノウグローブを覚えていて

なにかを覚えていることを思いださせてくれる風景にわたしがよみがえる


木製の土台に細工されたオルゴールは壊れていて  少しの揺れでま ....
朝、突然ぷつっと途切れるように
パソの操作がわからない

想像してみてください
僕が逝ってしまったらと

君はいねいね言うけれど
今朝、僕がいなきゃ困るでしょう

おお、そんな脅しな ....
ディズニーランドのなかにディズニーランドがあるようなもの
あるいは
ディズニーランドの外にもディズニーランドがあるようなもの

おはよう、正解のない世界
いつの間に白くなったのだい?

 ....
饒舌な彼女の言葉をメモに起こしてみる

初めはほらこんな具合

きれいだ

でもだんだんと文字が乱れて

筆記体

草書体

ついには単語と矢印のチャートになって

絵記号 ....
雲の切れ間に青空が見えても
青空が切れてその先に別の世界が見える事はない

いつも何かを期待してるけど
日々は過ぎていくばかりで何も変わらないんだ

いいかげん飽きたな
って思い続けても ....
僕は目を開くことなく
いつかの友達のことを思う
今 何をしているのかと


パソコンの画面の空へと
今日も帰るのだろう
駅から出て


僕はきらびやかな繁華街の
信号機を見つめる ....
誰かが作った雪だるま
笑いながら数えてたら
いつの間にか黙りこくった
ねえ柊
バス停まで歩こうよ
君に意地悪出来るのもたぶん今日が最後

何も約束しないまま
どちらからともなく小指を繋 ....
私たちが雪原におちた明い椿を
やわらかなときに戻した時に

  「あゝ 儚くも春の息吹」
生まれてしまった意義も値打ちも きっと
流された視界の端で 出逢うことであった。
かの君や さの ....
ロケットを拾った
パズーとシータが乗っていた
まさかと思ったがそこは大人
だまって廃品置き場へ戻した
アクリル絵の具の空には
痒そうな羊雲のエクスキューズ
なるへそ
20世紀の不整脈が
 ....
新型ウイルスを開発し
一年ぐらい流行らした後
ワクチンをばらまくという
新手の抱き合わせ商法を考えついたとしたら
ファイザーはなかなかやるなと思う
「消防士が実は放火犯」
あれと同じ理屈だ ....
青い空に浮かぶきざはしは大地に伸び

雪に埋もれた彫像は白く染まり震え

剥き出しの枝を掠める風たち

光のなかを泳いでいる

すべて

沈黙した遠い森の遥かな思い出



 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
ふゆのはな黒田康之121/2/19 19:38
あしたのジョー・バイデン花形新次021/2/19 19:31
でたらめよんじゅう1*21/2/19 19:20
パイの実の詩ミナト 螢221/2/19 18:24
ふるえる光塔野夏子2*21/2/19 13:46
やさしさナンモナイデ...4*21/2/19 13:38
ヨロシク221/2/19 7:55
良い加減な生き方ってこたきひろし421/2/19 7:17
こってりカレーライス黒田康之321/2/19 2:16
セピア道草次郎3*21/2/19 1:31
いつもの夕暮れ番田 121/2/19 0:52
スナフキン妻咲邦香321/2/18 22:22
ワールド・イズ・ユアーズ星染321/2/18 21:59
ニジンスキー花形新次221/2/18 20:13
讃歌ひだかたけし221/2/18 18:51
病室の虹やまうちあつ...121/2/18 14:57
灰色の空のしたでナンモナイデ...3*21/2/18 13:56
20210217Naúl121/2/18 11:34
20210216021/2/18 11:33
スノウグローブ末下りょう5*21/2/18 11:10
よじれた楽しみりゅうさん3*21/2/18 6:19
積雪道草次郎9*21/2/18 5:47
ことば黒田康之221/2/18 5:21
ひとりごとこたきひろし621/2/18 5:13
2月の日々番田 221/2/18 0:40
妻咲邦香221/2/17 22:14
藪椿イデアあらい221/2/17 21:47
廃品場のノスタルジア[group]道草次郎4*21/2/17 20:40
抱き合わせ商法花形新次221/2/17 19:16
思い出ひだかたけし521/2/17 18:50

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