僕は1度だけ
星が降る空を見たよ
とても幻想的で綺麗だった
君にも見せてあげたかった
一瞬でも
君と僕の悲しさが消えるかもしれない
そう思ったよ
君は星の見え ....
どうせなら
綺麗な水に浮かべばいいのに
ほんのすこし先に
飲めそうな水流れる小川があるのに
にごった水たまりにいる
無数のアメンボ。
そのものすごい密度といったら
日本の人口密度もか ....
ふあんふあん。ふあん。
重力よりも
風力を強く感じていそうな。
ふあん。ふあんふあん。
糸みたいに細い八本の脚は
這っているのか飛んでいるのか。
脚のまんなか吊り下げた胴は
浮いてい ....
夏盛りの真昼の山奥で
輪唱するのをよく聴いた
山奥で暮らしたことのないあのひとに
そう言っても信じてもらえないかもしれないけど
夕暮れどきに街中で鳴く
ヒグラシはあまりにものがなしいけど ....
しんきらと冷えた冬空からこそ出発する
はずだった
真冬ならばきっと
乾燥した肌は粉を吹いて水を求めただろう
夜空の河の湿度はきわめて低い
のどが乾いたなら
お姉さんにあげるはずの牛乳を ....
からくりを
すこし うごかすたびに
とても つかれるので
きょうは
こころだけ めをつむって
すわっています
それでもまだ日付が変わるまでは 黙っていたいことがあって/わたしは玄関にいる 幼年期に買ってもらえなかった自転車は買ってある 柱にくくり付けられていて 犬のようにはしゃぎもしない 鍵の番号は親の誕生日 ....
(失うものすら持っていなかった女の子たちへ)
ゆびのすき間から桃の果肉がぶちゅる、
って逃げて行くというよりも追い出すような
だからもう女の子たちはソフトクリームを
溶けるまでしっ ....
「あれだけは、あたし大嫌いだから。」
ヨシ君のお母さんはダイニングで
ひよこ豆をクチャクチャやりながら
ぐにゃりと頬をゆがめた
さっきからの話の流れだと
茶飲み話の主役は蚊のようだ
あれは ....
六月十日『アオゾラ・Keep』
梅雨明けて。失語の雨ぞ、降る。
つぶつぶの「神を噛んで」応える水よ
テロリズムのエーテル。生きていたい
虹のように犬のように、平 ....
いたい いたいと ながすなみだは
ちゃんと ぼくを うるおす ちからを もっている
ひたひた な かなしみに
じわじわ の ブルー
うるるん うるおして
じわり じわり
ぼくの ....
ひかりが あふれている
どこか
この あおいそらの むこうで
うつくしい こどもたちが
わらいながら あそんでいる
そんな きもちになる
くらやみのなかで
めをつむると
おふとんは
ちいさなふねになります
くらいくらいうみを
ゆらゆらと ただよう
ちいさなふねです
とおくに いさりびが ....
雨が小さく入ってきては
分かれた姿をかがやかせている
窓に積もる風がくずれ
部屋の光は火の輪に変わる
土の下をゆく水の音
暗く残る灯火のいくつか
高架橋は惑いに惑い
....
青いお空の下
足早な雲のように
彼女の中身は乱気流
夕立ちは近いだろうね
そして雨蛙は泣くよ
あぜ道の靴跡の下で
おいしいものを食べても
きのうのメニューが思いだせない
忘れっぽいんだ日本人はって
母上が怒ってた
いまさら仲直りなんて
ほら そこらへんは少し複雑だから
きれいななに ....
川の水にも映ってましたね
赤や緑の花が
空に咲いたんですよね
夜はすっかり一人前だったし
きみはしっかり素直だったし
星の雫が降ってきて
きみの手のひらの上で
こんぺいと ....
{ルビ白雨=ゆうだち}が上がって
青さを取り戻した空には虹が出ている
端から端まで七色な
それはそれは見事な虹だよ
夏の夜は短いって
夜好きな君は嘆いているけど
僕は昼間のほう ....
中抜きの空と光
デイジーの花びらが
からみつく野球キャップのつばに湿気の沼の飾り
足からしたの下水道
割れたアスファルトとともに
最後の光を見せてくれ
グラス ....
揺れる陽炎に 渇水し干からびたミミズの死体は
祈るように折れて アスファルトの道なりに続いている
あと数メートル先に 花咲き誇る 土の庭があるというのに
透き通る炎の中で 養分さえ焼き尽くさ ....
まあるくなって眠れ
あなたの顔が見えないように
まあるくなって眠れ
あなたの声が届かぬように
逃げ込もう
逃げ込もう
夢の中へ
....
禍眠具の紙、頭、泥ppす今
睡魔、黄金のスイマーが
ムスクed灰の海を横断中
砂雲土エスケープ-high
エスカレーターでeS枯れた
涙の海、僕はシーツにSeeds蒔く
I 思惟、潮風にま ....
夏のある日。私はあなたと出会った。
その出会いは愛しさと悲しみの物語の始まりだった。
あなたは、もうすぐ消えてしまう悪魔。
いつも、憎い笑顔を見せる私の悪魔。
時々悲しい顔をする悪魔。
うし ....
『愛してる。』その言葉だけでは相手に届かないコトがある。
だけど、その人をすきという思いがあれば、
思いが強いほど、その人もきっと自分のコトを
好きになってくれるだろう。
だから、片思いでも「 ....
ずっとここに住んでいる
ここがどこなのか
わたしにはよくわからないけれど
アル日
ここに
白い服を着た
顔のない誰かが
わたしを連れてきてくれた
わたしの手を引いて
それからずっ ....
位置erGirl 振り上げた腕が灰とに受胎
産れた水平線d a 彼岸への海にボート 着床
精製された箱庭の隅、三線in点に胎動する
白い子供達。
湾岸道路を東京方面へ
助手席にへたり込むわたしと
渋滞に巻き込まれ不機嫌なあなたと
つまんないラジオ聞きながら
めんどくさいから話しかけない
または
全然関係ないことばかり言う
どう ....
Utero 幽点6to線 曲がりed マグリット
放線花の束 回転er サウンドに
曲がりed マグネット磁界 三方向の灰と
Fast不安st 流渦er from 幽点6to硬化!
降下する球 ....
青空をよぎる壮大な雲
公園のベンチに腰掛けて
気分屋の君と二人眺めてる
入道雲、いわし雲、おぼろ雲
なんか色々と習ったけれど
そんなことはどうでもいいや
君とキスをしている間にも
....
お友達が冷凍みかんをくれました
春の遠足でした
給食のいつもの冷凍みかんは
最後のデザートなので
いつも融けてぐにゃぐにゃで
それはそれはおいしくないので
いらない
と言ったら
....
5949 5950 5951 5952 5953 5954 5955 5956 5957 5958 5959 5960 5961 5962 5963 5964 5965 5966 5967 5968 5969 5970 5971 5972 5973 5974 5975 5976 5977 5978 5979 5980 5981 5982 5983 5984 5985 5986 5987 5988 5989
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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