中森明菜からもらった手紙をてんぷら火災の炎で燃やした
セルジオ越後は別に悪い人間じゃないと
パートタイマー美男子がカラオケの合間につぶやいた
おっぱいは複数
....
チリンチリン
朝起きて、家を出て、帰ってみると
1・2・3・
1・・2・・3・・
いないいない毛玉がひとつない。
チリンチリン
散歩かしら、散歩よね
お母さ ....
目が覚めたら まだ外は暗かった
昨日の雨のせいで外はいやな湿気がただよっている
静寂が世界を支配している
この静寂はあまり嫌いじゃない
何も考えず
頭の中を空っぽにしているとき
一番大好き ....
或る昼下がり
ぴかぴかの床のあるデパアトにて
それは興った、ときいている
其処は漆黒のカウンター
わたしの脇には、わたしの彼女
カウンター越しには、あの彼女
ぬるうりとした そのク ....
その頃というのは
そういうものに
興味がある年頃で
煙草は吸っていたが
ただそれだけだったし
酒は頭が痛くなるし
で
色々と考えた
ふわふわとした
吸い過ぎで
喉が痛いから ....
見っとも無いことだといったらきっと怒るだろうけれどつまりは探して欲しいだけなの
そこに居るの なんて君の言葉に今度こそ返事をしようと思っていたって
もう一回を君が言ってくれないなら私はいな ....
翳りはじめた葉の陰でねむる日の
腕をのばし
触れた輪郭を
最初のものとして、覚えておこう
たゆたう
まだ眼をあけてはいけない
つたい流れてくる感触は、にぶい冷たさにふるえ
昨夜、飲み ....
足首を辿って
くるぶしに座って休憩したら
かかとの頭が見えてきた
地図
それからブルーの手紙も
鍵色のドライフラワーも
あの岩砂漠で
すべての証を
かかとに集めて
炎で燃 ....
くすりは効かない
治してちょうだい
あたまがいたい
いたいいたい
ピストルいっぱつ
こめかみ打ち抜き
あたまがいたい
いたいいたい
あたまのいたみが
なんなのか
わかんない ....
家に 帰ろうとしてるのに
じてんしゃ こいで 浮遊する
わたし 街灯がともり 青白く
青白い わたしの骨は
木枯らしに 透け
境界線を 浮遊する
わたしのにおいは 地面のにおい
湿っ ....
私がシャッターを押さなければ
君を切り取る事はできない
だけどすぐに フレームアウト
追いきれない私は
また 君の写真を残せなかった
私が全て脱いでしまわなければ
君はシャッターを押さ ....
深く広い穴を掘ったけど
埋めるものがないことに気付いて
自分が横たわった
気付くと夫が隣に寝ていた
空が少し高く感じた
深く広い穴を掘ったけど
埋めるものがないことに気付いて
....
もういない
切り取られた空間
いつもの椅子の上に
黒く切り取られた空間が
重く 黙りこくっている
しわしわと凝った
妻の肩を もみながら
目は 切り ....
やわらかい指先が、僕の人差し指を包み込む
やわらかい寝顔の中の、ふにふにした頬っぺた
やわらかい笑みを見つめながら、僕の目も一緒に
やわらかな田舎の夕暮れに、やわらかく溶けてゆく
風鈴の音 ....
誰もが知ってる言葉しか
僕は知らない
誰もが持ってる心しか
僕は持たない
それでも時には
誰もが知らない
僕も知らない
どこかに伝わる
響きに惹かれて
....
高架の上を幾つもの魂が
赤い光を灯らせて
帰るべき場所へ向う
高架の下では
ダンボールの中でちいさな魂が
仲間に入れてくれと
か細い声で歌い続ける
弱く
さらに ....
砂漠の中から芥子粒を探し出すなんて
不可能かもしれない
でも
その芥子粒が芽吹いて成長すれば
その花は見つけられるかもしれない
目標や夢 やりたいこと
芽吹くまで待つのがいけな ....
彼の何気ない言葉で僕は傷つき
彼女の何気ない言葉で僕は怒り
あの子の何気ない言葉で僕は笑い
君の何気ない言葉で僕は癒され
僕は
言葉に踊らされ
僕は
言葉に縛 ....
上段から中段 冗談なら中断
下段下段GET DOWN
意味あり桜の散りぬる尾の部分
流れ 滴り落ちる水滴に
ヘッドスライディングのごとく
かぶりついていった
飛行船は飛行せんしオレだっ ....
壊れた蛍光灯
光のない全て
冷めたコーヒー
どうして私を憐れむの
クッキーに体を溶かされたい
飲み込んだコーヒー
悲しさが浄化する
涼風が運んできた
フラッシュバック
遠くで君が笑っ ....
おいもがホクホク
だれが食べても 笑顔になる
あなたも笑顔 私も笑顔
でもね 本当はコロッケ嫌い
あなたの笑顔だけで 私も笑顔になってた
今は嫌いなコロッケをかじりながら
あなたの笑顔を ....
思ってみること
ここにいる僕等の存在を
君のその歩幅を
かたかた、と
時計の裏側で回る歯車の
噛み合うその一つ一つを
階段に登っている
繰り返している
繰り上げている
そ ....
誰の所有でもない
扇風機が回っている
建売の新築住宅の壁にこびりついた
電信柱の影は
皮膚病
二階の窒息のベランダに干された
布団は
....
飲み込まれる あたしの精神も何もかも
高く鼓動を突き上げて 麻薬の効果
一気に壊れてしまった
愛の意味すら理解できなくなり
友の大切さすら見失いかけて
あたしが生きている価値はありますか ....
オレの横には少女
オレの愛しいおんな
少女からオトナに
かわりゆく少女、少女
少女は黒髪ボブで、
伏し目がちなときの
睫毛のつくる影がいい
オレはあの子にうっとり
少女、今朝は ....
結婚したてのころ
奥さんがバスンバスン布団を叩く音を聞いて
親のかたきじゃないんだから何もそんなにまで
なんて思ったけど
十年目に
「布団は親のかたきなの」
衝撃の告白
親のかたきに ....
書物の陳列の疲労の飽和した本棚は
朝方には回復を諦め軋みもしなかった
テーブルクロスのうつ伏せた脱力の背にある
アルコールの抜け殻の横倒しの唇は投げ遣りに香った
そっと、突き倒した ....
すいません
まだここに詩はありません
実は詩の種を植えておいたのです
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....
何かを待ちすぎたのでしょう
丸いカビが生えた
あたたかい晴れの日でもやっつけられない強力なやつ
手から足へ、足から私と呼ぶもの全てに
私は水玉模様になる
誰も見ない
私も誰も見ない
ただ白い世界
けれど
ふんわり ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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