不眠症が酷いなら良い方法がある
寝る時に耳栓をたくさん用意しておいて
穴を全部ふさいでしまうんだ
鼻とか耳とか
....
海はいっそう青くなり
白い皮膚を浮き立たせる
歌う女の眼差しが
いつしか濡れてどよめいて
開ける銀河の流れ出す
此岸と彼岸の境界で
眩暈しながら佇立する
手繋 ....
人が笑っている
人も笑っている
空は何もしない
近所の人が歩いている
犬を連れている
性別は男とオス
海は遠い
(午前6:53 · 2021年2月3日·)
椅子が眠っている ....
十八九の小娘に惚れた
俺三十五歳
馬鹿の見本か
失うもの
何も持ってないと怖いものが何もなくなるって
まさに俺の事か
土台最初から相手にされる訳ないのによ
人に自慢できる ....
はじめての道が教えてくれたのは
知らない気持ち、知らない言葉
ずっと怖かったものが味方になって
肩の上
揺られながら話してくれる
いつかの、いつかは、また今度
遠くないから会えるよね? ....
息も絶え絶えに 道もふさがれていく そりゃあイキが狭まる
視界が暗転するどころか 瞬いて身も心も軽くなる有様
天国への未知と誘われ瞼を下ろしたい。
併し何故に引き留めようとするのか 如何し ....
虚空は青 穏やかに
紅梅咲く 野の道を
歩めば春 肉感の
季節は巡り 憩う心
僕が飛べたのは
彼らがいたからだ
一人ぼっちでは
今も飛び立てていない
中途覚醒の早朝
後悔の隙などない
叶わない夢
抗わない今
午前六時
カーテンを貫通した朝日
届かない理想が
気まぐれに私を応援している
一筋の光に導かれた
二度目の眠 ....
この世の中のどぶには何度も突き落とされた
それもこれも
俺が弱い奴だからだ
どぶから這い上がる度に
泥をぬぐう度に
仰いだ空は薄情だったし
ながした泪は
塩からかった
他人はお ....
プラットホームの屋根の隙間
名も知らない雛鳥が鳴いている
長い道程が必要だったのだ
空に取り囲まれて逃げ出せない自由が
やっと探し当てた引き込み線
ちょうどいい大きさの枕木を並べる
冒険し ....
空がある
雲はない
宇宙飛行士が今日の仕事をしている
*
独り今日に留まり
呼吸に委ねる
凍りついた世界に
小さな穴をあけ
釣り糸をゆっくり垂らす
*
僕が ....
プレスで濃いめに淹れると香りが鈍くなり
適量をドリップで淹れると
いい匂いが立ち込めてくる
豆の焦げた匂いに部屋中を支配されたいなら
濃くない方がいいのだ
ただ濃い方がふと思い出した ....
歩き続けた先は
果てしもなく広がっていて
たどり着くことはできないだろう
自分が思い描いていた目的地なんて
夢幻としてしか 存在していないのだろう
でも 歩みを止めるわけにはいかない
....
ぼくは華麗な洋服を怠そうに着て
傷口からにじみ出る滲出液の水路を跨いでゆく。
ふたたびすべてが鋳直された火曜日や
二十億年前の晴れた木曜日や
遠い外国の豊かな安息日__などを思い出しながら。
....
喉が詰まる月に夢を見る私の中の猫が鳴くまで三秒ほどかかりそのうっとした気持ちが憔悴させた人々の陰を透かしてまた私にのしかかり否定ばかりを繰り返していた人となりを無条件に許されて付き纏い嫌いになられて警 ....
開けた窓から雨の匂いが流れ込み
濡れていく遠い森のざわめき始めて
貴女の声は透明な水底に沈んでいく
ああ、
こんなに澄んで囁き交わす時ばかりなら
詩を書くことすら要らないだろうに
僕は ....
早稲田松竹で「はちどり」を観た
このところ、韓国映画のパワーに打ちのめされていたから、
朝から並んで、案内係のアルバイトの、
女子大生(かな)がとても素敵で
一瞬恋してしまった
映画 ....
胡桃の肉体が仄めかす
暗闇の膨らみの
血の残響に誘われて
月を覆うほどの錯視の群れが
歌う子宮を追い求め
少女の髪に咲くような
まろぶ光におぼれ死ぬ
裂かれた翼の間の道を
神の ....
二〇一五年七月一日 「I made it。」
あ
かるい
ステップで
歩こう
あ
かるい
ステップで
歩くんだ
もう参考書なんか
いらない
問題集も
捨てて ....
挿げ替えた首、花に浴槽。道が無いにしてもそこはかとなく、従順。ぽち袋に追いやった目新しい材木が欺の美貌を問いただし、割れ目の中に奇行を知る。
この傷は一生治らないだろう
傷と共に生き
傷と共に死ぬ
今も胸のあたりが疼くんだ
哀しくても
苦しくても
私は生き続けなければならない
例え銀河が
私の眼に翔びこんで来ようとも
一つの言葉の奥にせきとめられた逡巡の十をこえ
またひとつ雫のような朝の歌、のぽとり。
いちばんよわいものごと抱きとめて、糸の筋肉、糸の腱。それな御蔭で平和の夜の気球に乗ってゆける
(われ ....
空はいちめん真っ青
風は爽やか
良い天気
いい陽気だ
こんな日はせっかくだから
命の洗濯 しようぜ
埃を被った魂
滲みだらけのハート
こんな日はせっかくだから
命の洗濯 ....
大好きなお茶
ゆっくり飲みながら
ホッと出来ることに喜ぶ
お茶の種類は多くどれも好き
その中でも緑茶が一番好き
毎日飲んでいるのに
飽きがこない
その美味しさを楽しむ
日本 ....
俺は生身の人間だから
聖人になんて
なれる訳ない
あの頃は
いつも通り凡人のまま
イヤイヤただの凡人とは言いづらい
すっかりギャンブル依存症にかかったクズ野郎だった
馬 自転車 ....
居心地のいい場所を探して歩く
散歩気分で出かけるが
行き着くところは決まっている
通りから外れた雑居ビルの2階
表の看板も控えめに路地を眺めている
階段を ....
僕は時々 この部屋の外で
父と乗っていた あの船の甲板を
この 都会の窓の内側で
僕は一人で踏みしめているのだ
絆創膏をゆっくり剥がす
傷はもう痛まないでしょう?
すぐ隣にいるのに耳をそばだてる
微かに聞こえる息遣い
熱々のコーヒーカップ
両手でぎゅっと握り締める
どんな仕草も逃さない
減るもんじ ....
あなたはなぜ葉をむらさきに染めてまで
凍てた地面に命をはびこらせてまで
この寒い冬に咲くのだ
痛いだろう
葉も茎も花も
でもあなたが今咲いていることで
私は生き ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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