当たり前だけど
「性格がいい」なんてことや
「思いやりがある」なんてことは
二の次三の次
目の前にズラーっと並ぶ
モデルのお姉ちゃんたち
さあ始まるよ
審査審査オーディション
....
この都市はまるでコンピューターチップのよう
人々は機械のように動き回り、
誰もお互い目を合わせたりしない。
ホクは世の中のシステムに沿って動きます。
それが出来ない時、ボクは置いて行か ....
いつもそこに
置き去りにされているものがある
薄い皮膜が複雑に重なり増殖して
蛍光灯の白い光りを乱反射させている
そのプリズムに照らされて
痙攣を繰り返す白い体
それが私の感情だろうか
....
肌寒い昼間が終わり
夕焼けも暗い射影に頭ごと押さえつけられるころ
人通りもまばらな繁華街のシャッターは
項垂れた音を鳴らす
子供の落書きに慰められた冷えかかる歩道の先まで
幾つかの藍 ....
秋は色を移ろわせ 絵になるのを惜しみながら
川も木々も草も獣たちも この空も
さり気無くしなやかに すっかりと繊細に染め替える
戯れは地表に積み上がり 低空で溶ける
波 ....
空色のあめだまを舐めて
雨の中を踊る
空から降る雲の涙を受け止めて
虹の乾燥機が動き出すまで
わるつ
透明なしずくが服を作り
裸の王様よりも素敵などれす
ゆれる
蛙の王子様の求婚も断っ ....
足りてない、といったらしい微笑の成分
絡みついていて、と、その後に流れている おんがく
これ以降は 仮眠を取る らしい
まぁ ちょっとくらい休んでも ねぇ。
視線の直射日光を、避けて保 ....
それを
望んでいると
思ったばかりの
ところに
球状の
破裂しそうな
言い訳が降りてくる
透明な空には透明な線がある
らしいけど
雲に紛れて今日も見えない
東経139度北緯35 ....
君が微笑むと 僕は嬉しい
その笑顔に釣られて 僕も微笑んでしまうんだ
君が泣くと 僕は悲しい
傷付いた君が安心できる様にと 僕は笑顔を作るんだ
君が怒ると 僕は悔しい
大したことじゃ ....
悪魔と取引を終えた朝に
許しを乞う俺がいるかのように
小雨降る元町商店街、仔犬が俺を見つめる
仔犬が俺を信じている
路地裏で初対面なのに何か俺の非道さを圧巻するぐらい俺のことを信じて黒目が ....
どうして俺はこうなんだろう。
ねぇ?
俺は死にたくない。
俺は俺の死を死にたい。
ジジイになりたくない。
病院で死にたくない。
体中に管通されてまで生き延びたくない。
酸素マスクなん ....
おい アンタ泣いてるのか
辛いって そうか なら泣いていいんじゃない?
俺の胸で泣け
あ 今少し笑ったろ?
泣いてばっかじゃブスになんぜ?
いやもうまぶた腫れてんだろうけどさ
何?俺の胸は ....
頭の中で小銭の音が なりました 豚の貯金箱とは古めかし 死んだら、この銭どうなるん? ....
それと気づかせないくらい
ひそやかに雨が降る
フロントガラスに微かな水滴
ワイパーもいらないくらいに
夕暮れ時の街は
帰りを急ぐ車がせわしなく
まぶしいヘ ....
電車
に、轢かれた。
猫
踏んだら、噛まれて逃げてった
草むらの中に逃げてった
ら、モグラの穴に落ちて別世界
そこでは裸の男女が夜通し踊り明かしていた
暗闇なのに、ぶつからずに踊ってる
....
名前を叫んでください
教室の窓際
規則正しいリズムを奏でる
僕のシャープペンに向かって
名前を叫んでください
グラウンドを
誰よりも速く駆ける
僕の靴音に向かって
名前を叫んで ....
歌声が
地に落ちる
もう空には
届かない
決して
君にも
うっかり逆方向の快速列車に乗ってしまったり
足の小指をイヤというほどタンスの角にぶつけたり
外出直前どこを探しても財布がみつからない
そんな時
母の背中を思い出す
ぼくと弟がびりびり ....
考えたことは
線香の煙と同じ。
今朝、両親に言われた。
「元気なら学校行けば?」
僕は頭の悪い子供なので
ウン。と出来損ないの返事をして
それからトイレに2時間ほど閉じこもった。
....
リンと立つあたしを見せられたかしら
いつでもどこでも気を緩めてはダメ。
どこからみても、独り立っているしっかり人に、
なりきれていたかしら。
夢に向かって走る女にはなれないけど、
今、そ ....
柔らかな夜はとろりと溶けて
沈んでいく 沈んでいく
暗がりに灯をともせば 瞬時
広がっていく 広がっていく
目に見える青 見えぬ赤
さぁ 創めましょう
新たな青と赤を探しに
....
貴方が見せる風景に期待して、助手席に座る
まもなく
小鳥は飛び立ち
僕はベンチに座っている
いつもの朝がやってくると
孤光が空に映し出されいる
それを辿った夕暮れに
惑星が避けるように背を向き合い
世界は瞼の重さに1敗を重ね ....
悪意が巡って どうもありがとうございます
パンピーならきっと 耐えられないでございます
持ちこたえてるでございます 異端者ゆえでございます
妄想系特急列車が通過
つうか発言の価値の算段は早 ....
幸せだ
ふんわりと太陽の光
むずむずする背中から
黒い羽が生えるよ
尖がったものをくるくる
ぶんぶん震わしながら
きみの声を待っているんだ
飛んでいくよ
こげる
果てる
答えを聞く ....
路地を曲がると猫が居て
草をむしゃむしゃ食べていた
振り返る事三度目に
猫は小鳥になっていた
小鳥は小さく跳ねながら
水溜りの水を飲み
そのまま水に落ちてった
そ ....
朝起きてから寝るまでに
一日何回お前の事を考える?
恋をするお前に恋をした俺は
異常なまでに怯えているんだ
俺はお前に恋をしているけれど
お前とはマブダチでいたいだけなんだ
本当はそうじゃ ....
静かな夏休みが終わった
波の音や
山の木々の葉ずれの音
動物の鳴き声
テニスボールがぶつかる音
のんびりした鈍行の行く音
渓流のせせらぎ
それからなんだっけ
釣りをしているおじ ....
蝉は何て言っているのか?
やりたいやりたいやりたいやりたいやりたいやりたいやりたいやりたいって言ってる
路上とかの脇に植えてある木なんかの幹で、
あーもーまじやりたいやりたいやりたいやりたいやり ....
縁日で、金魚を取り過ぎたおじさんが、デメキンと、普通の金魚をくれた
縁日で、何もしてなかったのに、右手には、金魚が、2匹いた。
家に帰っても、水槽がないから、とりあえず、1.5リットルのペ ....
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