ねぇ、知ってた?
君がはじめて、私にくれたもの。
一つのガム。コーラ味のガム。
それがね。どれだけ嬉しかったかわかる?
君のズボンのポケットのなかにはいっていた・・・
まだ、少し君の体温 ....
今日から私は変わります。
あなたの知らない私になります。
え?どうして変わるか?
それはね・・・。
今の自分が嫌いだから・・・じゃない。
とにかく変わってみたいのよ。
あなたに振 ....
8月のはじめの
まだ水のあふれていた庭で
あたためておいた6月の
水々しい果実を口にする
風をおとしたような日陰には
小さな花が咲いて
あれは5月の始まりの
ささやかな名残なのだと思った ....
どこから私たちは間違ってしまったのだろう
どこから私たちは行き違ってしまったのだろう
いつから私たちは互い違いになってしまったの?
いつから私たちは無意識にも刺し違えていたの?
ほころびは ....
「病院」と云う単語を口にすると、決まってあたしの脳裏には秋の終わりの桜並木が過る。枯れた葉が風に巻き上げられ、足を進める度にかさかさと乾いた音を発て、粉々に散った。手が冷たくて、外套のポケットに入れて ....
夢を見た
クスリを少しばかり多めに飲んで寝てみたの
目が覚めて気付いたわ
あたし、昔から何も変わっていない
幼くて、寂しくて、いつだって指しゃぶり
親指だけがふやけてる
こんなにワガママな ....
あの日
君と僕があの日拾った木の実の種は
同じように見えていたけど
そのうちに
芽が出て
葉がついて
茎がやがて幹になるころから
どちらの思いも
お ....
どの鏡見くらべっこしたって
ふたり、どれにもあてはまらずに、
これは?これは?と いっぱいの次、持ち出した
あたしの持ってきたの、ハートの鏡
違和感のこと
さいしょに言いだしたの
あた ....
あの雲は
僕とそっくりだね
ほら
少し形が変わったよ
ふんわり浮いて漂って
なのにどうしてもっと高く飛べないのか
空に染められた雲を見ながら
僕はそんなことばかり考えてしまう ....
あたたかい あったかい それは屋根の上でかなほしのひかり ぼくは ほーほーと呼ぶよ あなたのとおい暖かみを翼はかたいし ....
天使が天界から落ちる理由、知ってますか?
天使って真っ白だからですよ
真っ白って無なんです
だから、黒が憧れなんです
0が白なら
100が黒だから
羨ましいんですよ ....
平和な街の赤い夕暮れ
黒い電信柱の影
黒い山の陰に浮かぶ街の灯り
振り返ると見えるもの
平和なのに
不安になる
この街の平和なんて
誰も保障していない
けれど僕たちは今を信 ....
水平線の見える場所
海が無言の言葉を放つ
寄せては帰す波は力強く
大きなうねりを上げている
潮騒の音
波打つ音
絶え間なく吹き付ける潮風は
全てを吹 ....
横浜の郵便局のかげ曲がる畑在っても彼は在らず
ただそんなことを思って珈琲を手には同じ銘柄の煙草
靴先を鳴らして白線を踏む仕草にさえ一筋つたう
さいごだと線香の先灯すけどこらえきれずに ....
--aegis
君の大好きなリカちゃんは蛇に捕まって
きれいな白い足は2本とも喰い残された
細いよね マッチ棒みたいに
火をつけたら燃え出しそうで
それに寒がりな君が気付 ....
君は何時だって
完璧な君をくれた。
君はまるで、
すきとおった湖のような人だった。
でもね、
君に反射する僕は、
いつも歪んでいた気がするんだ。
僕は、
美しい ....
(壊れないシャボン玉の希求)
鶏adingの朝の一声、仔細な司祭の起床録を
Lockしてill終わり麻で 旧薬聖書儀典では
睡酸化の天使の子宮巡りで悪阻のツアーを
聴いた司祭Notカフ ....
舞踏の胎はSun、散花した羊水か酸化した鳳仙花rb
に沿うSo雨なif ナイフ持った踊り子を知るの卯は
春訛りの秋のCut-U字に切る十字軍に従事、熱とを
以てンタクルな万象の羽な嵐が悪寒を遠ざ ....
余計なものはすべて捨てた
部屋にはダンボール箱が一つ
私は体を折りたたんでその中に入り
蓋を閉める
部屋には今、箱だけがある
おばあちゃんがわらっている
黒豆があんまりにもふっくらしていて
それはね、圧力鍋で炊いたのよって
たねあかしをしてしまうのが惜しいくらいに
私の魔法であると思わせたかったの
私は去年 ....
錠剤を噛み砕いて
掏り替えられた 奥歯の記憶は
ラムネの歯痒さ
チョコマーブルの宇宙が溶けたから。
それを舐めて味わった。
チョコマーブルの宇宙は、
ちょっぴりミルキーな味がした。
明日、僕は宇宙に還る。
「チョコ ....
かや かや かや
しなの ほの なき
かな かな かな
つれた つもり の そそらの はなお
ひせの くら ふき
さや さや さや
夜の闇に紛れて
虚構の街が笑い声を上げる
闇の中で舌をだしているのはだあれ
後ろ向きで笑っているのはだあれ
ほら
涙だって煌いて綺麗だ
真実なん ....
I was born in the Egg.
My Egg is SelFish.
Because, My Egg mind is hardCell.
My Egg mind i ....
優しさとか嫉妬とかモラルとか、
そういうの、なんか全ぶどうでも善くなって
ただただあたしを、あたしの瞳を唄を、
まっすぐに見て欲しいと思う。
だれもかれも。
....
わたしが 水から上がるとき、いつも
聞き忘れていることがありまして それは喋りません が
ふ と流れていくものを 仕草、捕まえるときの
肉体の動き、地脈らしく 地層の重なり 浚渫は終わり
わた ....
世界がどうだこうだ
世界をどうだこうだ
言ってみる
言ってみた
ばーちゃんは変わらずぐっすり寝ている
父さんは口を挟んでくる
言って何かが変わったか?
ばーちゃんがどうだこうだ
ば ....
透明なグラス一杯に矛盾を注いで金魚を飼った
目に映るその赤は余情的
何かが終わった
彼のように空を飛べたら
あたしは泣かずに済むのだろう
そして抱きしめられたら
ヒドク涙を流してしまうだろう
心はいつでも鳥でいたい
体はいつも鳥かごの中にいるから
あたしはいつでも自由 ....
5913 5914 5915 5916 5917 5918 5919 5920 5921 5922 5923 5924 5925 5926 5927 5928 5929 5930 5931 5932 5933 5934 5935 5936 5937 5938 5939 5940 5941 5942 5943 5944 5945 5946 5947 5948 5949 5950 5951 5952 5953
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
7sec.