風のつよく吹く日には
惑星間電話で
火星に電話をかける。

受話器のむこうから伝わる
赤錆色した砂あらし。

その夢の原石のような響きに、
そっと
耳を澄ますために。
冷たい雨に濡れてみたわ
滑稽な自分を振り返らずに
明日見る夢に貴方を重ねて
首をもぎ取るそんな夢

太陽を浴びてみたわ
光注ぐその中で白い手が溶けていった
それでも貴方は言うわね?
そ ....
雨を聴く背の光から
こぼれ落ちる羽のかたまり
ほどけてはほどけては飛びたつ音
窓をどこかへ連れてゆく



ひとつがほぐれ
ふたつに分かれ
五つの姿に消えてゆく
羽 ....
ふと鳴るクンの音

風を切るククンの音(ククン ククン ククン ククン・……)

こだましてタッが裂き

呼び戻してまたククンが咲く(ククン ククンタッ ククン ククンタッ……)

小 ....
週末の午後に目が覚めた
みんなは出かけたらしく
静かで物音がしない

ひつようなすいみん

私には必要な睡眠だったのだ
12時間は眠っていたな
だけど
三年寝太郎には敵わない ....
雷は緑色だった

どうしても、そう思えてならない

そらという粒子の集まりの

その中へちょっと間違って入ってしまった

緑色の


(自転車に乗ると横を歩いていた幼稚園児くらい ....
池袋の夜に

あの人と染まって

池袋の夜に

あの人と燃えて

最終電車のアナウンスが聞こえたら

もう

この恋も終わり

人がまだあふれる中で

そっと手を握って ....
おい、見てみろ
能無し共が群れを成して歩いてやがる横断歩道を
ダレきったそのツラ それは誰の顔だ
首輪つけてりゃ生活の保障されるからって尻尾振ってんじゃねぇぞ コノヤロウ
負け犬が

言わ ....
と何回唱えても

僕の鼓動は少しずつ速くなって



よくあることさ

とつぶやくと

君は翼で空をひとつたたいて

すいと方角を変えて行く



見上げれば

立 ....
鏡にそっと、右手を、ついて
じいと覗き込む、あたしの顔
左、右、あたしにふたつ、目、目
やさしいことがたくさんつまった左目が
いけないことを見下ろして、目、目
それよりもほんの少しだけ下にあ ....
誰かのため
 生まれてきた、わけじゃなく

何かのため
 生きている、わけじゃなく


ただ生まれてきたかった
ただ生きていたいから



だから

生まれてきたことに
 ....
あたしはね。
あたしは、本当は、こんなコト言いたくないんだよ。
本当は、もっと、綺麗なものを、綺麗な言葉を、言いたい。
だけど、綺麗なものが逃げていくんだろうか、
綺麗なものな ....
雨が降る
    アスファルト
染み込む
    匂い
      包み込む
          闇
       広がる
          思い
            溢れる
 ....
五線から飛び出た音符は

人々を乗せて

風のなかを縦横無尽に踊り

自由な世界を形どってゆく
トランペットから流れる音色に身を任せるうす雲の間から差し込む夕日に

明日も色のある一日をくださいと叫ぶ。
僕の手が
今さっきまで
探してたもの
なんだったっけ?
ずいぶん昔に
なくしたような
気づいてみれば
探す理由も
なくしたよ
ちょっと前にも
こうやって
探してみたけど
どうだ ....
思ひ出と云ふ名の幻想を
指で弾いては落としました

御弾きと戯れる童のやうに

罰が当たると云ひし君も又
幻想なのだと云ひ聞かせ、
それでも未だ
君をかたはらに感じてゐました


 ....
道の上に立つ僕の姿は、哀れみに満ちた幼子のようだ
小さすぎるその体は、誰の目に触れることもない
駆け出すそのしぐさは、いっそう惨めなものにしてゆく
踏み切りの音が、注意を促している

ビルと ....
君の
うすれた髪が恥ずかしいなら、
全ての人が盲目になればいい。

君の耳が狂っているなら、
全ての人が声を無くせばいい。

君の声が力を失ったら、
全ての人が聞こえなくな ....
いくら大切にしようとしたことも
ブランク 電源を切ればそこまで
秋の風なら吹き慣れたようなので
2時間くらい ベンチで待つこと
それなりの覚悟だって 着ている
全部が全部 パワーランプのせい ....
形にならないことや
言葉にならないこと
たくさんあるけれど
きみへの想いは
計り知れない

これから先
何が起こるか判らない
だけれど
きみへの想いは
変わらない

と、思う
わたしはコンビニエンスストアで傘を買う
ビニール傘だ 貧弱なのは値段のせいだろう
支払いを済ませるまで店主はわたしの顔を見ていた
道路を渡り向かいの建物に入りガラス戸を閉める
と店主もちょうど ....
帰り道 雑木林の遊歩道 


意識もせずに3人並んで  


等間隔に浮かんだ声


その意味に気がつくのは、3年後
女を好きかもしれない恐怖
愛して良いのかという不安
キスのその味は上品な香り
自分より小さい肩を抱き寄せる感覚
明日もそこにいるこの子と
明日も明後日もここにいる自分
どうしたらいい
ど ....
冷たいこの星の上で
飛ぶ思いがある
短いことばのなかで
ひかる感情がある
たばこのように
もみけしてしまうは
もったいないけど
ホタルみたいに
くさむらの中に
消えてしまった
こすった赤い眼の中
おちていく太陽が
すぎこしていった
夜へ

さみしいのまえに
たいくつがある
考える脳のくらやみ
がある


明日はデートだ
そんなことを空想す


 ....
大きい宇宙の中の

小さな俺

それでいて大きい君への気持ち
肌を、エア。気づくとイラつく太陽は頂上。知らずのぼくらの、ここそこあそこを均等に、均等に照らすのでした。光、光光、だから見えるってさ。記憶って、街中に溶けて流れて固まってつまり建物とか電柱とかそういう .... たこ焼き屋のまえで
たこ焼きが出来上がるのをじっと待っているジャリたれは
いつも実存のことばかりに頭を巡らせているので
たこ焼きくるくるするの難しい?
としつこく同じことを尋ねては
店のおば ....
ねえ 彼は幸せになったかしら

心臓のまん真ん中に
極細の針をほーんのいちミクロンほど衝き立てた

誰も気付かない程度の

霜がおりて真っ白の
日のまだ昇らない寒い朝

小指がかす ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
サイレント・コール青色銀河団504/9/23 23:20
緑の夢りぃ204/9/23 22:34
羽の季木立 悟304/9/23 22:16
タスリムはらだよしひ...1*04/9/23 21:52
机の上あおば104/9/23 21:52
輪廻吉原 麻1*04/9/23 21:50
☆168 池袋NIGHT貴水 水海3*04/9/23 21:23
コノヤロウ104/9/23 21:10
とんぼかげろうこおろぎ彼岸花(ゆうううつ)[group]AB(なかほ...204/9/23 20:36
アリスみい3*04/9/23 20:18
遠い昔、書き殴った思い智之2*04/9/23 18:54
fuck you[group]ピッピ9*04/9/23 17:34
もうあのときに戻れないのですシネマホリッ...004/9/23 15:17
飛び出した音符hiro104/9/23 14:51
夕日104/9/23 14:43
見つからないものシネマホリッ...004/9/23 14:37
机上の幻想鈴本 蘭乃204/9/23 13:45
空の青チャオ1*04/9/23 13:05
君が最後に知る事は...月山一天204/9/23 4:32
√2祐伸004/9/23 2:56
不変vi004/9/23 2:46
傘を買う黒川排除 (...204/9/23 2:22
あ、は、は半知半能404/9/23 1:46
あいのかたち吉原 麻4*04/9/23 0:31
例えばな事実石川和広3*04/9/23 0:29
明日の予定です6*04/9/23 0:23
宇宙を巻き込む ひとりひとりにとっての君への想い蒼空と緑004/9/23 0:19
エア・エアnm61604/9/23 0:17
連続する立ち位置捨て彦1204/9/22 23:46
mac104/9/22 23:44

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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