狂人が溺死する海の底
カニの子供らが戯れる腐敗した目玉
青い光が透きとおるように漂う
沈黙した時間
ふいに現れる不吉な影を横目にして
ふてぶてしくペッと潮を吐く
1番むつかしい年頃のこの貝 ....
溶ける 食べる 痩せる 怒る 酔わす

溶ける 飛べる 裂ける そよぐ

急ぐ 割れる だれる 詰まる

泣ける 笑う 怒る 悟る 困る そよぐ 急ぐ 溶ける

騒ぐ 千切る メモる  ....
Hey yo dude! wats up!
wat are U doin man? hows it goin?
me? Im great.really really.
hey, u know K ....
俺の近くの教会

今日も鐘が鳴る

幸せを祈る鐘か

不幸を暗示する鐘か

今日も

偽りの花嫁と偽りの花婿が

偽りの

その時だけの誓いを交わす

神の前で

 ....
1. 父

自分で名前をつけたくせに
なんで
わたしの名前も
呼べないの
笑いながら尋ねると父は
つられて笑うのです
真剣に

それから、突然
他人でさえ覚えているのに
と言っ ....
くさり くさり くさり

ほつれた髪と緩んだ肉と

くさり 腐り 鎖

くさりあっていきていく
一時間に一本だけの電車の中で居眠りをしてみると
回想の中で自分の自分に逢えるので
もう一度と思ってみても
一時間に一本なものだから
すごく困ってしまう


ぼくらは、たまに
どうしよう ....
ブラジルサントスの珈琲は飲む人の注意力を増し
キリマンジャロだかブルマンだかは飲む人をリラックスさせるのだそうで
でもそんなことどうでもいいなカフェインが欲しいだけだよと
夜九時半の駅前ローソン ....
昨日を映す鏡がある。
鏡の中の私は
コーヒーカップ片手に
煙草をくゆらしている。
煙草の煙が文字を描く。
危険
と読める。
昨日の私はいらただしげに
カップを持っていない方の手で
空 ....
おやすみ

おやすみ

今日という時間



おやすみ

おやすみ

せかいの人々



まぶたはゆっくり閉じなさい

やさしい夢を見るように



 ....
僕の腕には骨のない子ども
僕の隣には乳房の三つある少女
骨のない子がくねりくねりとうごめくので
僕の両手は自由にならず
電車が揺れるたびよろけて
少女の乳房をわざとではなく肘打ちしてしまう
 ....
求めるものがあり それを手に入れたいのなら 努力しろ
求めるものもなく 手に入れる術も知らないのなら 死んでしまえ
こがらしがこんなに
びゅうびゅうとふきあれるなかで
つりざおをふるぼくを
わらわないでください

ゆきはふりまたふり
ふりつもり
くもはうずまき
ながれ
びゅうびゅうとながれ
ひっ ....
凄まじい爆音を残して貴方は走り
それをわたしは見送ります

夕日が沈んで行くのは
この世の理です
爆音は遥か砂漠の彼方
毎秒360メートルの速さで遠ざかり
もう聴こえて来ないのです

 ....
数々の試練と黙殺の流体とドシャ崩れの中をミズコはただ直線に歩いてきた。歩いてきた。眼をしかと開けと父のどこか暗い部屋からの通信を傍受しながら。直線とは全く架空の任意の点を結んだものだから、彼女は生きて .... ちょうどいい
ぐらいの悲しみをちょうだい
とんがりすぎてない
痛みをちょうだい

そしたら
きっと 幸せだから

笑ってばかりは 哀しいし
泣いてばかりも 可笑しいでしょう?

 ....
 朝寝すずめの 電柱につらなるを覆う 

 なまぬるい 足裏の おさなごがつかむ先の 
 
 酒臭い あくびに吸い込まれて ゆく

 うすよごれた野良がのむ 雨だれのなかの

 よ ....
夜の灯りはあたたかい

ここへおいでと

てまねきする

ここにいるよ

はいっておいで



今にも

誰かが顔を出しそうな





灯りがともる
 ....
明日、うわさでは僕は傘をうわさどうり
に、こんこんこんこんからりんこ、としてやった、、不謹慎
1920年〜1924年にかけて徐々に生まれそして
育った僕はロシアへ向けて竹やりを数分間添えた
だ ....
ひとはみな
愛の途上でおわる
どうせいつか 
消える身なので
大差ないが
若い死にふれると
おめおめ
夭折もせずに生きのびて
うしろめたい石である
わたしの
古傷がしめやかに疼く
 ....
  

  恋を失って12年
  それでもだれか
  こころのなかで
  慕っているものがいたか
  どうだかわすれてしまった
  『わがノルマンデイ』* もない
  それでも人は生き ....
泣けるなら
泣いたほうがいいのです

いっそ
泣けたらいいのです
冷静に閉じたココロ
ふたたび泉が溢れるのなら

泣けるほうがいいのです
清らかな水が
こころを洗い流してくれるから ....
わたしは誰でもなく
なんとでも呼ばれる
身近な人には
名前で呼ばれ
子供には
ママと呼ばれ
昔の知り合いには
旧姓で呼ばれ
離婚したことがあるので
そっちの名前で呼ばれ
再婚したの ....
今日も世界のどこかで誰かが
此処に居る僕みたいに叫んでる
だけど僕と同じで それは届かない

明日も世界のどこかが壊れて
僕みたいに助けを呼んでるんだ
だけどいつも同じで 思いは届かず
 ....
まず
弱いヒトを見つける

弱いヒトは
遠巻きに見ているのですぐわかる

弱いヒトを
包み込むように
それでいて
背中を見せながら
ことばを

ことばは水のようにアナタを包む
 ....
夜更けに
タンタンとタイヤを鳴らし
鉄の階段を降りて
僕の自転車が
外へと出掛けて行きます
(ほんとうは僕の自転車ではない
 きみから借りたままのもの)

マウンテンバイクだから
 ....
僕の背中に羽根はある?
背中に触れて確かめる勇気がない

ここは独房
臆病が足枷
窓越しの空を見上げる

もしかして羽根は折れてる?
広げてみる勇気がない

僕は空想する
窓の向 ....
私が逃げ込んだ穴は
こんなところか
白い清潔な壁に
静かにリスト

うとうとしてる
聴覚だけ明確
口の中がねばねば

終わらねば
この待合室
終わりたい
この待合室

コー ....
ビルディングの肩はとうに壊れていて
投げ損ねられた昼がアスファルトで砕け続ける
どれが致命傷なのかわからないくらいの夜が始まる
黒々と割れたビルディングの窓は
誰かの死に愕然としたまま死ん ....
三番線に十両編成の
パフェが到着した
中から降りてくる人たちはみな
クリームまみれ

母親に手を引かれた幼い男の子が
頭にフルーツをのっけて
昨日からだよね、昨日からだよね、と
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
貝が海の底でうごめく歌こめと304/9/30 6:53
気泡示唆ウゲツ104/9/30 6:31
Too early to say fuck or suck[group]虹村 凌2*04/9/30 5:06
☆169 キョウカイⅡ貴水 水海204/9/30 2:40
わたし、というみい7*04/9/30 2:34
くさり絶倫号204/9/30 2:31
故郷日和[group]霜天1804/9/30 2:22
ブラジルサントスの珈琲は[group]佐々宝砂404/9/30 2:15
鏡の国からの強迫404/9/30 1:45
「 あなたへの子守唄 」椎名0*04/9/30 1:25
死にも詩にもならなかった断片二つ佐々宝砂304/9/30 0:26
204/9/29 22:47
ふゆのこえ草野大悟2*04/9/29 22:41
爆音花田春菜104/9/29 22:30
ミズコに捧げ石川和広3*04/9/29 22:16
たぶんさち5*04/9/29 21:14
15センチものさしで こころみるはいぶん六一介2*04/9/29 20:31
「 夜の灯りに魅せられて 」椎名1*04/9/29 19:54
夕方の逆子どももるびん304/9/29 19:11
ひとはみなみつべえ1104/9/29 19:05
渋谷へゆこう天野茂典504/9/29 18:43
やさしい涙たまご3*04/9/29 18:20
名前チアーヌ904/9/29 16:57
peace海美104/9/29 15:19
さみしさを増幅させる2、3の方法uminek...304/9/29 14:39
夜行サイクリスト大村 浩一20*04/9/29 12:56
窓越しの空RT4*04/9/29 12:31
ありふれたタブー石川和広2*04/9/29 12:13
秋のカルテA道化1004/9/29 9:31
たもつ1604/9/29 8:54

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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