秋の長雨人恋し
時折激しい雨の音
耳に記憶を呼び覚ます
遠い遠い過去達の
雨にまつわる記憶達
哀しいこともあったけど
楽しいこともあったよな
....
確かめる方法はないけれど
ここに記しておけば
君がいつの日か
読んでくれるかもしれないから
ぼくは君が好きです。
仲間の中には
いろんなこと 言う奴もいるけど
ぼくの一番の親友も ....
かたゆり ついの
まわせぬ あえい
とおりの あせぬ
のろえぬ ゆきよ
飛んでいる
飛んでいる
はげしいビートだ
もう世界もおわりだから
走ってゆくしかないのだ
酸性雨が ....
ミーハー
ポリシーなし
流行だけで生きる
個人の感情一切抜き
なにがいいかわからん
たまたま良いと思ったものがみんな好きだったんなら問題ない
だがありえない
....
オレにとって煙は大事
煙草の煙がスベテを包む
弱いオレを包み優しく微笑む
このコンクリートジャングルで毎日マインドコントロールされたかのごとく
あるく群集たち
煙草を吸う ....
タバコキライ
目的地にあと2分で着くのに
歩きながら吸うのキライ
タバコキライ
ドライブの車内を煙モクモクにして
排気ガスだらけの空気と入れ替えるのキライ
タバコキライ
子どもの ....
朝から仕事上もプライベートも
些細な出来事でさへ不愉快なことが多く
非常に苛立たしい一日であった
イライラは帰宅後も続き
夕飯に何を食べたか
味はすでに覚えていない
風呂にでも入れば落 ....
火弦未時計に届く迄、祈-痛みKey罪に積み-祈
時計草の針摘みst Artで無い慰撫、霧の始り
ナイーブなifのナイフが刺さる事の無い様にと
一歩先をニットで覆う「ルy」が朱色の行sin曲
贖 ....
市電のレールは暁に根負けし
夏のそれとは違って
鰈のように臥している
遠くまで伸びる 秋色
同じ窓から、庭先の蘭も
肩を落としているのが見えた。
あぁ、
そんなこと忘れるくらい
片 ....
アルコホル
眠くなる後悔する
の
夜のすきまには
都電はすべて ばらけている
傘の先つたう水を
すとんと間抜けた放送を
泥に似て垂れる人を窓につぶつける雨を
ゆられてふらめく光 ....
何かが割れて 奥から飛び出した悪魔
それはもしかしたら君だったのかも
暗い暗い夜の道を 走り続けている
早く早く帰らなくちゃ とにかく走ってた
闇の世界で僕が目にしたのは
紛れもなく ....
目がさめると
遮光カーテンのすそから
光がななめにすべりこんでいた
朝が
きたのだろう
ダイニングの白はつめたく
まぶたはひとりでにふるえる
カップを2つならべ
コーヒーマシン ....
不意に後ろから呼ばれることに身構えている名前のように
わたしは鉄板のように滑らかだと思っていたら 後ろから打たれた
ひどく鋭く尖ったもので ハンマーの音は屋根裏から聞こえるのだ
知らないこと ....
眠たくなった目をこすると
マスカラの黒い粉が涙を呼んだ
ざらついた日常です。
「見る」という行為は
レンズに映すということより、
脳で認識するということです。
と、
ざらついた日常で ....
君の手を握ろうとしたのは
風の冷たさの所為ではなく
白い指先がただ心許なくて
僕の傍に繋ぎ止めなくては
消えてしまいそうだからだ
たぶんそれは愛ではなくて
同情 ....
ー浅野悦子さんにー
あなたにささげた
一篇の詩が
あなたのこころに
着地した
しおらしく
喜んでくれたのだ
くものように
ふんわりと
....
微笑みの匂いがする最後の頁を
めくるかのように
僕が女を忘れたころ
女はいつもと同じ場所で
いつもと同じ歌を
歌っていたそうだ
未明
人も車も動き出さない冷たい駐車場
空を見失 ....
待ち続ける
時も季節もなく
動かず
想わず
通り過ぎる人
季節
時
わたしはここにいる
ここにいる
しかし止めることので ....
泣いているこどもは
湯気が立っていて
かわいい匂いがする
抱き締めて
頭に鼻をくっつけて
くんくん嗅ぐよ
産まれたてのときは
わたしの内臓の匂いがした
今も少し
する
....
狂気の愛
白髪の拳銃
を書いたのは
シュールレリズム宣言を発表した
アンドレ・ブルトンだ
彼には『ナジャ』という
優れた純愛小説がある
最後に彼女は精神病 ....
色付いた葉が落ちる音、が
聞こえるような
そんな
ある日
静けさは、遠く
連続している朝は
同じように連鎖していた
ありふれている
一杯のコーヒーを
少しだけ苦くした
新聞 ....
ミチテイク、ミステイク
感傷は観照ではなく
緩衝なのだと
干渉しても
この
ミチテイク 気分
秋
名前は
どうだっていい
ミチテイク、ミステイク
空
錆色 ....
心は冷めてる
君が残したメンソールの残馨
夢見た事を描けずにキャンパスの前
視線は鋭利
君が唯一残した一片の思い出
紫の夜に透かして 凍る風の中
また 秋が来たよ
君が一瞬にして ....
フラフラ歩くな
すぐ祈るな
食後の腹筋なんかするな
ダルいとか言うな
ダルイとか言うな言うたらシンドイに変えたりとかすんな
ちゃんと隅っこまで掃け
まだ捨てるほどゴミ溜まってへ ....
牛車を曳く農夫
遠くを望む展望鏡のすぐ目の前には
トーチカが控えていて
漢江は緩緩と流れている
車は無く、舗装された道さえ知らないであろう人々が
彼らは幸せを感じているのだろうかと思える ....
いちょうのにおいをかぎわけるころに
どちらからともなく手をつないだゆうぐれ
言葉を待っているでもなく
色づいた葉が落ちていくのが
コマ送りのように目に焼きついて
図書館前の噴水は
夏を ....
コウちゃんはどうも
歌うのが苦手らしいと聞いて
ギターを抱えて
コウちゃんのところに行く
で
行ってはみたものの
お互い知ってる曲というものが
実はないのだ
君が代、とか
それは ....
あたると評判の占い師は
少年の未来を占って
貴方には占い師の素質がある
だからあなたは将来占い師になるでしょう
と言いました
占い師の素質があるといわれた少年は
その有名な占い ....
朝起きて海が見たくなった
眼の前に広がる海
曇り空のせいでなく
この海はなんて黒いのだろう
誰もいない防波堤で
水平線を眺めながら
ここから生命が誕生し
育まれたと仮定することは
人間 ....
5903 5904 5905 5906 5907 5908 5909 5910 5911 5912 5913 5914 5915 5916 5917 5918 5919 5920 5921 5922 5923 5924 5925 5926 5927 5928 5929 5930 5931 5932 5933 5934 5935 5936 5937 5938 5939 5940 5941 5942 5943
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
6.22sec.