カモシカの瞳は横に長い
猫の目は縦
蝶は複眼で
君の目は丸い
同じ世界をじっと見ている
体を失った魂が、
どうなるのかは分かりません。

私のこころは
私のこころを
じっと見つめて思う……
そう、
(宇宙の魂と私の魂は今もつながっていると思う)
(地球自体にも魂があると思 ....
冷蔵庫がたまにブーンって
洗面所の電気がブーンって
うるさいから

どういった際に症状が現れますか?
またその際はどのような対応をとりますか?
月にどのくらいの頻度で病院に通っていますか? ....
転倒


林檎

出逢い


期待



落胆
あるいはがらんどうの街に棲む
たまさかさびれた繁華街で遊ぶ

恋の歌は春の猫のように
かなしいやさしい歌だろう

愛は重すぎていつも栄養学的に
分析できないものなのでしょうね

失わ ....
極寒の世界から
春の視界を切り開く

早起きになった
暖かな陽光が

まだ固く閉じている

桜のつぼみたちに
語りかける


さあみんな
もう春だよ

今年は大雪で
ウ ....
自分を無知だと認知する
自分の知っていることは
他人ももう知っていると
錯覚する

自分は自分を知っている
他人もそれを知っている
と思い込みお話しする

当然誰も知らないので
こ ....
一年中買えて
値段も安く

飽きの来ない美味しさ

やわらかくて
歯の負担が少なく

栄養豊富な
すぐれもの

一本づつにわけてから

一本ごとにアイラップを使って
包み込 ....
昔 ベトナムを旅行した日に
戦争歴史博物館に僕は入った
様々な思いを感じさせられながら 展示された写真の数々と
そこで使われたのだと言われる兵器を僕は見ていた


僕はその事実を知ることで ....
 古い子守唄では
 もう
 寝ついてくれないから
 巻いてあげましょう
 その細い首に
 
 そんな
 小さな口の奥から
 そんな
 細い喉の奥から
 どうして
 そんなに
  ....
この勲章はまだ血の味を知らない
群がる民衆
違和感のお陰で拍手で迎え入れられた
長い廊下
リノリウムを蹴った数だけ痛みをかき集め
何もかもそのつもりだけで生きて来た
握る鉄棒の冷たさ
指 ....
イコールの募る恋
いこるのつのるこい




イコールへどんどんと足したどんどんと減る恋
いこるへどんどんとたしたどんどんとへるこい




イコールでなく、辛くぐらつく撫でる ....
家を出て 当てもなしに歩いた
道を渡り 林を抜けただ独りで

ふるさとを 遠く離れて来てしまった
戻ろうにも 路半ばを過ぎてしまった

柔らかな陽光は悴んだ掌を宥めた
のどかな南風は凍っ ....
運動靴のかかとを踏む癖がなおらない
だらしのないかっこうして街を歩くのが性にあってる

そう言えばキスをした事ほとんどなくて
それでも女の体には夢中になれた

本当は根っから寂しがり屋
 ....
彼女はたぶんセーラームーンなんだと思う
僕の知らないところで世界をまもって
友だちに、おはよう、って笑う
遠目で見る彼女はかわいい女の子
僕には不思議なよくわからない
まつ毛の長さもよく測れ ....
それでも人生だった。
それでも、人生なのだった。

熱帯園のある都市の蔭に隠れるように
その涼し気な夜気に仄かに立ち
パンダの赤ちゃんを返せ、

つぶやいてみる。
荒れ狂う海を見た
 防波堤は決壊し
穏やかな海に遊んだ
 日がな一日泳いでは
甘やかな海を味わった
 夕げに貝をほじくり食べ
律動絶えない海を聴いた
 夜の浜辺に蟹を追い
太陽を溶かす ....
{引用=破産}
意識の定点とその円周上を
時の天幕が覆っている
誕生のS極から
来るべき死のN極へ
時間の一方通行は意識の一方通行だ
後悔のE
憧れのW
キョロキョロくるくる回転し
 ....
口笛を吹きながら でも いくつ 数えたやら。
ただ、らくにいきたい

足元の泥を掻き、道標を示して、僕と飼い犬は何処までも反転する。
星と海が緩やかに準える視野ばかりが満天に開けている。
麗 ....
春が来たから、なんだ。

多少寒かったのが、
多少暖かくなるだけ。


春が来たから、なんだってんだ。

庭の雑草が、生えなくていいのに生えてくるだけ。
わけのわからない変態がわいて ....
神は
越えられる壁しか与えない
そして
つまづく段差しか与えない

神はボクらに
つまづきながら
噛みしめて進んで欲しいのだ
-孤独な誤読-

あんたが死んでも世界はなんも変わらん。──
わたしが死んでも世界はなんも変わらんよ。だからあんたが死んだら世界は変わるんよ──


わたしの呼び掛けたあなたトワ 主語 ....
僕はホルマリン漬けの少年だった

理科備品室の奥底の、埃の積もった標本瓶の

その深海に、いつまでも眠っていたよ



そのせいか、大人になった今でも寝坊助で

肌はというと、 ....
あなたが皐月に通えてたら、わたしたちきっと友だちでいられた。あのAの置き手紙、なに今更?気付いたふりして、今そうやって笑ってみせて。

これは夢、そう夢の会食で、わたしたちは久しぶりに偶然居合わせ ....
毎日夕方
嫁さんとスーパーマーケットに食材買いに行ってる
十五年落ちの軽自動車で
私のクルマ人生三十年越えたのに
その間に一度も新車買えてなかった
買えたのは他人の手垢がさんざんついたものば ....
ぼくは好きな人がいるのか
嫌いな人がいるのかわからない
まだそんな人に出会ったことがないから
何歳になったら人を好きか嫌いか
決めていいんだろう?
小さいころ親に子供が好き嫌いするなと
怒 ....
青空がだんだんと夜になって
五色の旗
はためく空に満月
まんまるな白杯に濁酒を満たして
ただひたすらに月を呑む
土曜日の午後はいつも満室
会うのは今日で最後
ベッドに並んで
チャットアプリを削除する
さようなら。元気でね

父の命日
墓石の花立に梅の枝を挿す
ねえ、元気にしてる?
遅くなっ ....
おおくのゆびさきがきりとられたまま、迎えようとした、ゆきどけの水を捨てようとして花は、ぎょっとしたようにさきはじめた、あたたかいものがながれついて、世界をかえるつもりはなかったとしても、おおくのゆ .... 私から一番遠くにあるものは、私を導く灯火。
私の一番近くにあるものは、私を惑わす迷い。
だから私の心の奥にある方位磁石はいつもブルブル震えて道が定まらない。
おまけに小さくて壊れやすい上に、文字 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
黒田康之121/3/1 18:03
帰る場所こしごえ1*21/3/1 10:45
かわいそうだね入間しゅか221/3/1 9:54
夢想ヨロシク121/3/1 7:56
春のうた梅昆布茶1221/3/1 6:59
春の視界st821/3/1 5:48
何のサイズかりゅうさん2*21/3/1 5:10
バナナ讃歌st521/3/1 3:40
昔ベトナムで番田 521/3/1 1:24
多目的公衆便所北村 守通221/3/1 0:43
間違っているのはあなたの方妻咲邦香021/3/1 0:28
ひとしさと愛しさの回文水宮うみ3*21/2/28 23:40
春に賦すGiovan...821/2/28 23:02
ブラックホールこたきひろし621/2/28 22:17
モブにもなれないトビラ1*21/2/28 22:11
それでも人生だった。道草次郎3*21/2/28 21:32
海よひだかたけし621/2/28 21:13
あとは 念力でただのみきや4*21/2/28 15:42
空気管デッサン あらい121/2/28 14:17
春が来たから浮蜘蛛021/2/28 14:03
神はつまづく段差しか与えないイオン1+*21/2/28 12:18
4Χ0 2末下りょう021/2/28 12:09
体育座りクーヘン3*21/2/28 10:36
眠りの谷へ道草次郎2*21/2/28 8:29
時間が足らないこたきひろし321/2/28 7:51
無考リィ1*21/2/28 5:50
月とはためく黒田康之121/2/28 4:39
rainbow covenantmizuno...621/2/28 3:00
でたらめよんじゅう1*21/2/28 2:27
方位磁石文字綴り屋 ...021/2/28 0:57

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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