渋谷だらけの東京を秋雨前線が通過していく
地下鉄は簡単
指先のさじ加減で喜ぶことも可能です
走れ!って ぎっ?
トルエンをやめて三年目の兄弟が叩くレジから発生した油
川の流れ ....
リニューアルのため
ポイントを募集いたします
一口1ポイント
お一人様一口以上とします
50ポイントいただくのが理想ですが
現実的でないため
10ポイントを目安とさせていただきます ....
ふかあいトンネルを潜りぬけて地層を下る
ちいさな貝殻の明かり
耳の荒野
雨もふらない砂漠地帯だ
草もはえない
さらさらとさらさらと画用紙のように
チリもたたず 砂嵐も ....
そして廃墟のような季節がぼくを微熱を帯びたむらさきにするのです
どこまでもすすきがひろがる枯れ野のなかで
あなたが動こうとしないので
ぼくは仕方なくすべての扉に鍵をかける
すべての窓に杭を ....
ひとつ!
人気作家は出版社の許可なくして死んではいけない!
気分良く飲んでいた「笑えるプロレス技」という設定で話していた。
隣の奴が絡んできた、まるでカニ2000匹を相手にしているようなねち ....
「今年はまだ、秋の夕焼けを見ていないね」と、
閉塞前線気味の雲を見上げながら
不満げに君はつぶやく
僕は天気に関しては
何の心配もしていなかったので
うん、と生返事をすると
君は不機嫌 ....
iはアイ
わたしはわたし
イマジナリィがどうして{ルビ虚=うつろ}であるわけがあろう
銀河はギガの銀河 G線上のアリア
またひとつ実り熟した。桃もももももも3つ.
キオスクでめがねを買う.おじさん.うしろ向きに走しって行く.
トイレの段差でつまずて、転んだ.
清掃中の看板を片付けるおばさん.仕事を終えてきれいな赤 ....
ガリッゴリッ
キュゥルルルゥ
ガシャンドォン★
あぁ、また君のパパの車
傷つけちゃったよ
怒られちゃうかな?
運転下手な奴には
娘はやれないって
言ってた?
え、そうなの ....
山と田んぼを切り裂いた直線道路
東から西へ進行している
開通したばかりの道路を
わき目もふらず
流れに沿った大勢に混じって
移動している
大きく夕日が見える
はるか遠くへ けれど近く ....
落ち逝く感覚 沈み逝く肢体
何を見たか等 記録しているわけも無い
記憶 無く
視界は動かない
意思の停止 動機の不動
重さは枯れず 世界に縛られた
それすらも覚えず 光を見る
私 ....
走れ
まっすぐ走れ
前見て走れ
よそ見なんかしないで走れ
一生懸命走れ
全速力で走れ
空っぽになるくらい走れ
どこまでも走れ
何でもいいから走れ
とにかく走れ
ただ走れ
疲れ ....
光を触知する盲目の{ルビ蟾蜍=ひきがえる}は
いつまでも舌を伸ばしつづける。
私たちの知り得ないなにものかが
呑み込まれたそのとき
時間は蟾蜍を自らの鼓動に流し込んだ。
運命なんて
しゃららるん
うたっても
尽きない夜の火柱
近付く
あつい火の粉
かなりかなり
なんだ
ミナミのビル街の
揺れる月の海
こんなところで
こんなはずじゃない
....
街の路地にはきょうもヤクザな
SCORPION
あんたは晴れやかに狂っていた
さくらふぶきでもないのに
あなたは酒に狂い ヤクにおぼれていた
あんたの歌なんてききたくもない
....
例えば、アタシが男で
ソレが射精で吐き出してしまえるほどのことなら
どれだけでも果てたいと願う君の気持ちを
アタシは少しだけ分かってあげられるような気がするんだ
例えば、アタシが君で
....
奈良のおばあちゃんが
11通りもへんしんできるマジンガーロボットを買ってくれるって言ったから
おばあちゃんと一緒にいたかったんだ。
そう言って、かえりたくないかえりたくないかえりたくない ....
やわらかな魂のいる
逆さの方向から
血まみれの魂が来て
もういいんだ と言った
わたしは着ていた服を脱いで
一枚一枚かけていった
わたしは朝で
わたしは海 ....
僕を生んでくれてありがとう。
この世に生を受けて産声を上げたそのときから僕は生きている
僕は今も生きています。元気に生きてます。
些細なことでみんなと楽しく笑ってます。
....
傘を差して僕は身を守る
冷たい雨に服が濡れないように
しかし雨は嫌いではないむしろ好きな部類に入る
不意に傘を見ると雨粒が何回も僕を攻撃する
なんで君は落ちてくるの?
雲の水蒸気が上空の ....
羽根がついていたのにもぎ取った男
それが羽根だと知らずに捨てた老婆
折角拾ったのに羽根の付け方がわからなかった少年
それを観察して絵に描いた少女
絵から羽根を取り出した老人
その羽根をつけて ....
テレビなどを見ていると
むかし憧れていたアイドルたちが、みんな
おじさんやおばさんになっているのにビックリする
そりゃあ、僕らも歳をとるわけだ
で、最近、酸っぱいものが無性に食べたくな ....
一人でいることに、何年も飽きなかった。シートの、海に伝わる神話を読みながら、永く暇をつぶしていた。精霊の女、の横顔の表紙。空腹の中、海に向かう道、カセットで、オペラを聴きながら、わたしは車を走らせた ....
明日、僕がいい子でいられますように
どうかあなたの言葉で魔法を下さいませんか。
昨日も今日も叱られてばっかりで
僕の頭部はもげて床に落っこちた。
こんな僕みたい ....
杏のさがは悲しい地下鉄
もぐらのように
地底に潜っておはようをする
何層にもエスカレーターを
乗りついで地獄篇*のアクリルにあう
蜘蛛の巣のようにはりめぐらされ ....
「メリーゴーラウンド」 11
声
何度も何度も
くりかえし読んだ童話がある
街はずれの丘のてっぺんに
大きな観覧車があって
雨の日も風の日も ....
夜の真ん中の
縁をなぞりながら
影だけの月の
少しだけ零れる明かりを
晴れることの出来ない日
ここでも
傘だけは、ある
夜に、越えられずに
息の詰まる深みを
ゆっくりと
息を入 ....
迷子のお知らせをします
赤い帽子をかぶった
ワンピース姿で
後期量産型の
中年男性が
迷子になっております
アナウンスはスロープを
なだらかに崩れ落ちる
伏せられたメガホン
かぶせら ....
降り続く雨に
けむる街角
傘の花が行き交う
仕事帰り家路を急ぐ人
誰かと待ち合わせに向かう人
浮ついたあしどりと
疲れたあしどり
それぞれ ....
貴方様の整理番号は115です
或る日突然に透明な空から降って来た
薄紫色のちっぽけな紙切れに書かれていた
鼻で笑ってポケットにねじ込んで終わりのはず
気がつけば
私宛の郵便物 整理番 ....
5894 5895 5896 5897 5898 5899 5900 5901 5902 5903 5904 5905 5906 5907 5908 5909 5910 5911 5912 5913 5914 5915 5916 5917 5918 5919 5920 5921 5922 5923 5924 5925 5926 5927 5928 5929 5930 5931 5932 5933 5934
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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