死に損ないの
私が
生きている
この世界の中で
死にたくない人が
死んでいくというのは

一体・・・

死に損なった
私から
流れてきた
一粒の涙

死にたくないのに
死 ....
澄みきった透明の緑が痛いくらいの冷たさで私を包み込んだのは
太陽が真上に駆けた昼間だった
太陽が元気をなくしたとき連なったアルミが遠く近い
心の中の未来にだぶったのはきっとおやすみという声が聞こ ....
水の中で泳ぐ魚

光を受けて煌く水面

いきいきと

ゆうゆうと

なんの疑いもなく

生きている



白日の下

照らし出されても

臆することなく

堂 ....
我思うに
平行線越えられぬ 理由は
単純に 其の黒き森にこそ
隔たりを視たのだと

其処で 遂ぞ改めを得た処で
目印が無く
迷いより脱せられ得る事も無く
寒風が 我を吹き付ける

 ....
きりんさんの待つ
停留所は人気がありません
いつまでも待ちすぎて首が長くなってしまったものですから
バスが来ないことをみんな知っているのです
少女だけがきりんさんの隣に座って
長い首を見 ....
 冬はまだ続いている。海からの光で、部屋は青に包まれている。神話の本を繰り返し読んだ。岬には女の顔をした鳥、ハーピーがいるという。元は風の精ともいわれている。そのハーピーが舞う岬から、水平線の彼方を見 ....  
 改札を抜けた人びとの足元に散らばった夕日の残骸を
 数えきれないうちに死は桝目の地面を漂い始め
 人びとは疲れ切った無表情で
 詰め込まれた電車の中と何も変わらな ....
鳥が飛ぼうとしている
オイルにまみれ
くっついてしまった翼で
広げようともがいている
その漆黒の翼は
型をとられることにより
世に出ようとした
一人で生きていく鳥



8年後
 ....
 目覚めたのは何時でもいいだろ
 パンの朝食でコーヒーを飲んだ
 新聞を読んだ
 もうその記事など一つも覚えてない
 世界が反転すると何色だ?
 反転する ....
あなたの
黄金の背の裏側の
やわらかな音が風をわたる
浮き沈み
絡み合い
陽のにおいに波打つ



雨ではない雨
雨のままの雨
けして閉ざされない湿り気として
地平線と ....
西病棟の長い廊下に湿ったモップをかけるから
清掃婦の後姿は僕の幼い娘に似ているから
寧ろそれは僕の幼い娘ではなく君に似ているから
決して君ではなかった
何度目になるというのか また「正」の ....
 俯瞰で死ぬのは結構なことだ
 いい自殺とわるい自殺を引き算して
 割れた反射鏡にぶらさがってる俺の首から下
 生きてるかもしれない小便をかけてくれ
 化学物質漬の ....
それから
僕は僕をはじめ

僕は僕の体にしがみつく
僕の体が僕から離れるまで
僕は僕の魂にしがみつく
僕の魂が僕から離れるまで
僕は僕の僕にしがみつく
僕の僕が僕から離れるまで

 ....
与作さんやーい
こっちだーよー

元気をだして
さあいこうや

気持ちのいい汗を
かこうよ

気持ちのいい屁を
ここうよ

世の中は暗い
時だども

いいことばかりじゃ
 ....
空気の硬さも変わって、秋
くしゃみを3連発する
「風邪かな。」
知らんよ。

今日は大腸、それに頭、結膜炎
昨日は咽喉、腰、頭、鼻炎という具合に
最近は腹、過呼吸、動悸、眩暈、寝過ぎた。 ....
 
 ぼくにはなにひとつ正確にものに当たるというこができないのだけれど
 宇宙からみれば人間が作りだした尺度には限界というものがあって
 地球という惑星の外の高等知的生物はまたその環境にあった尺 ....
チェンソーはF1レーサーになりたがって
地面に体当たりをする
鶏は世界の歌い手を目指しながら
卵を産んでばかりいる
勉強ばかりの学生は真夜中にこっそり
一篇の詩を夢に浮かべる

それはと ....
五十四年前 琵琶湖のほとりは
こんな天気だったかな
暑くもなく 寒くもなく
青く 凪いで 静かな 今日

誕生日のプレゼント 何がいい?
「上げ膳据え膳」
こんなこと言わせてごめんね
 ....
  もも
  トイ・プードル
  ちいさなわんちゃん
  かわいい舌で
  ぼくをなめ
  匂いをかいだ
  美貌の顔だち
  ぜんしん茶髪の
  女の子
  あかい首輪
  ふさ ....
ずいぶんたくさん
きんいろのいろがみをためこんでいると
おもっていたら
いもうとはにちようのあさはやくから
いろがみをこまかくちぎって
まるいだんぼーるにぺたぺたはりはじめた
あちこち ....
  誘惑してまた漂う欲
  消えよう、と。
  
  レコードが内包する闇
  うっすらと透けて見えるカーテン
  
  雫から滴るスペル
  と、点。
  滲まずに 立って
  ....
     夢のまた夢


丑三つ時は眠っていたいの
怖い夢を見たくないから・・・・


美しい花畑を見知らぬ人と手を繋いで歩いています。

大雨の中 大きな魚を釣り上げて
雨は静か ....
      反芻する夕食


週末の台所にジャガイモとニンジンが転がっている
牛肉は 今日には使ってしまわなければ
幻の牛の角に突かれる勢いだ
新作の辛口カレールーは
未だ使用された形跡 ....
学生服のセーターは そっと息をかけるほど 白く染まるそんな気がした

身も心も白いまま 私は15を迎えたあの日 赤い蝶がまいおりて

私のドレスを大きく濡らした 君の指はふるえたまんま

 ....
桜の木の下で出逢ったあなたに
伝えたい事がどうしてもありました


伝えたかったです
口では恥ずかしくて
意味が変わるのが恐かったです
文字にしたら
きちんとまとまって
あなたに伝わ ....
何かに追われているような日々

何かを追いかけているような日々

どちらも

こころが落ち着かない



何を探しているのか

何から逃げようとしているのか

なにも
 ....
  
金沢の隅っこ
と言ってもこの中途半端に古い街では
どこがまん中でどこが端っこで
なんて遅々とではあるが変わり続けていて
ただ
最後の文化住宅が未だに壊されずに
次の住人を待ち続 ....
 高速道路の下で猫が一匹死んでいたから
 ラムネ水の泡はあふれて
 誰かの右腕に落ちた
 こんなときに聞こえる音は
 芯をえぐられた風の音で
 必要な季節を呼んで
 ....
 燃えてしまった本棚
 夏の初めに
 私は火事を出した
 寝タバコの根が
 羽毛布団におちたのだった
 それは現場検証で
 消防署員の説明で聞いた話なのだが
 ぼくの布団の片隅は
 真 ....
君は死んだ
理解してる
どこを探してもいないんだ
腕は折れて
穴は大きく
後悔が去ることはないんだ
吐きそうだ
空回りだ
時が癒してくれないんだ
人にあたって
手を抜いて
どんど ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
世界カレハ304/10/17 23:00
おやすみchi-ha1*04/10/17 22:57
「 光と影 」椎名4*04/10/17 21:10
SKIN204/10/17 20:46
人気の無い停留所桜 葉一304/10/17 20:44
翼(「バード連作集3」)[group]光冨郁也12*04/10/17 19:12
夕日の残骸カンチェルス...3*04/10/17 19:01
BRAGIRIAio104/10/17 18:45
袈裟懸けメロウ日記カンチェルス...6*04/10/17 17:36
血と冬(わたしとけだもの)木立 悟304/10/17 17:21
湿り気たもつ704/10/17 16:42
おまえの耳にいつか聞こえるはずだカンチェルス...4*04/10/17 15:58
不老産兄弟104/10/17 13:41
おーい与作さん104/10/17 13:05
菌の活動模様にかのこ104/10/17 12:36
「正確という病い」天野茂典004/10/17 12:33
切に願うソラノツバキ004/10/17 12:15
バースデイ3851*04/10/17 12:08
もも天野茂典204/10/17 10:51
きんいろアンテ5*04/10/17 7:29
誘惑湾鶴304/10/17 2:24
この思いをどこに持って行けばいいんだろう 2千月 話子3*04/10/17 1:10
この思いをどこに持って行けばいいんだろう 15*04/10/17 0:51
真冬の赤い蝶あいこ304/10/16 23:45
しかきくれいじー・...104/10/16 22:56
「 ひかり 」椎名304/10/16 21:48
ぶらっくぼっくす[group]AB(なかほ...204/10/16 21:10
ラムネ水、透明追ってゆくカンチェルス...604/10/16 18:59
満月天野茂典504/10/16 18:52
地球404/10/16 11:01

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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