彼女は黒く長い髪の毛

口癖は「だめだよ〜」

彼女は俺をいつも叱る

俺はその言葉が聞きたくて

叱られる

髪の毛を結ってあげようと俺は彼女の髪の毛を触る

そしてヤワラち ....
内から外へ
広がる気持ちの真ん中へ
水色のレンズをつけたまま
私は一人で立ち尽くす

うらうらとつもった心のチリを
動かせる事のない
非力な自分

描く放物線も心なしか弱く

そ ....
与作さんやーい
こっちだーよー

元気をだして
いこうよわっしょい

気持ちのいい汗を
かこうよわっしょい

よっしゃー


よっしゃー


のってきました与作さーん
 ....
 


  窓をあけると朝だった
  もう3時から起きているというのに
  分からなかった
  朝はカマキリが月に噛みつく時だ
  秘密の儀式はぼくしか知らない
  ぼくはようやく
 ....
好きな女の子とデートして
「何処か行きたい?」と訊ねたら
「何処でもいい」とその子は答えた
今までの経験上、大概の女の子は
「何処でもいい」が口癖らしい

だけど突っ立っていても仕方がない ....
語り継がれた神秘
語り継がれようとする神秘

意義は無義 従って
在は無罪

私はこの古びた雑居ビルの一室で
祇園の鐘を聞きました
未知の座標のむこうへと
飛び立つあなたのようでした ....
先端。ひねくれたぼくらは、落として割らないように気遣う手つきなので。鉛筆を眺めていると、とがっています。触れる表面のことを、甘美に思い出します。肌身でぼくを揺り動かすのは、電話帳を眺めればいくらかの人 .... 夢の中を彷徨っていた

泳げないはずの海の中

魚になって泳ぎ回る

深い深い海の底に

大切なものを落としたから



必ず見つけなければと

こころが焦る

もぐ ....
それはでっかい空母の上にあって
巨大アミューズメント施設みたいなかたまりで
背中のジェットで意志だけで縦横無尽にタテヨコナナメにギュインって移動できて
昔ゲーセンで新しい格闘ゲームがいっぱ ....
直線的なカーブばかりが続く汚い流れを
泳いでいた僕がいつか 空を見れば
それだけでもう
鏡の前に立って
脱がない服の際をなぞっているのだから

小麦をこぼしながら走り去るトラクターに
か ....
RUN FOR COVERのベース音に内臓を浸したまま
湯呑みに注いだアルコールを一気に摂取すると
次の曲に移るのが惜しくなり もう一度繰り返す
4年前に買った白い5弦ベースは
何度もやめよう ....
足の間の掃除屋よ
食らえ
やつらの粉雪を

たとえ向かいのお肉屋に
逆さまのおまえがぶらさがり
やつらがおまえを買ったって
板の上では食われるな

足の間の殺し屋よ
おまえの野生で ....
檸檬の木の下
鈴なりの黄色
緑の葉陰から落下して
ジューシーフルーツ

味わうには酸っぱ過ぎて
口角でしかめ面 する



突風吹いて 気まぐれにつむじ風
旋回して搾取する
自 ....
  

   仔犬の
   ももちゃんがいない
   (たんぽぽの綿毛のような

   蟷螂のように
   さみしかった


   *


   仔犬の
   ももちゃんが ....
摂氏何℃かの海岸線に沿ってひた走る私のヴィッツは思い出グラフィティとともに45キロメートル毎時で駆け抜けて静寂の彼方へ飛んでいくよう
阿鼻叫喚試験のごとく夏を待ちきれずにハイテンションズはハリキリ過 ....
どうしても空を飛びたいらしいので
象が踏んでも割れない筆箱をあげると
「二郎さーん!」と言って地面に投げつけた

私は冷や汗をかきながら
「確かに弟ができたら二郎と名付けるつもりでした」
 ....
どんより湿った空気に覆われている
ずいぶん長い間抱えていたんだね
中途半端に吊り下げられた悩み事を

私は離れたところで
見ているだけの立場だ
手に触れることはできない

求めれば求め ....
ちさ とり わけ た
ちせ ゆく ほほ に

まわす ひばな のの
まざる ひざし やや

さと せぬ から な
くり ゆく みや や
かぜのおとがする

とおくから、あなたの声をのせた

かぜのおとが、きこえる

あなたは とおくへいってしまって

わたしは

ひとり耳をすます

かぜのおとがする

とお ....
 




  いそしぎの浜で
  ぼくは三輪バギーをあやつりながら
  海風を浴びている
  砂の轍をつくってゆくのは
  自分自身だ
  はげしくジャンプするが
  腰を浮か ....
ねえ

あなたにであってから

あたしはほかのひとにであわなくなったの

ねえ

あなたにであわなくなっても

あたしはほかのひとにはであわなかったの

でも

あなた ....
台風何号だかが
東の海上を通過中
暴風警報のため 人影もまばら
公園の遊具は鉄錆のにおい

体中がミシミシ音を立てる
のぼり棒 上まで登れない
小さい頃と同じよう
今も上手くいかない
 ....
世界で最も軟らかな朝を迎えるのは
波止場に立つカカシだろう
なにかを守る分けでもなく
ただ海原を眺めて
往来する船を見つめているんだ

肩に止まってたカモメが大空に飛び立って
少し振りか ....
沈んでゆく まま
煙る 山の稜線に

つながれた 足首
舐め 影 さすり

行けども 喰らえない
案山子の ぼうふらに

低く うめき ひそむ
まだ 試した事のない

 ....
 壁も、床も、家具も、俺の服も、全て白い部屋、目を瞑れば黒に満たされてしまうのに、それを拒むように、白ばかり並べる俺を、記憶の誰かが、愚かだと言った ネオンの中にまぎれてばかりやと
体に悪いって信じててん

今日なんか変なルートたどってるねん
あのままじゃ、きっと
なじみのないBARで
40代の男の近くに
しらじらしく座りそうやったわ ....
ますます吐く息を白くして近づく そして
炬燵の中の猫がのびをする
香りはすべて あたしと共に在る
ただそれだけなのに 中央分離帯の樹が気になる
排気ガスくさい こたつはねこくさい

ブルガ ....
貫いた後で
さっとすだちを一搾り


おかえりはまだかしら


食卓の前でわたし
もう抑えきれなくて
ぎゅっと握ってしまうの
ぽっかり空いたこころの穴に

いつのまにか小さな庭ができ

そこに小さな花が咲きました



どこからか風に乗って

種が飛んできたのでしょう

知らない間に芽を出して

 ....
チリリン チリリン
眼鏡の君はブーツで漕ぐ

紫雲
オレンジのビル
夕陽と遊べ遊べ


チリリン チリリン
ニセモノみたいな僕の人生の
猫も転がる土手の道

ほんの少し前を漕ぐ ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
She said蒼空と緑104/10/24 15:22
広がる碧姫604/10/24 13:29
おーい与作さん その2不老産兄弟104/10/24 12:18
宇宙から始まる朝天野茂典104/10/24 8:17
新大久保デート快晴9*04/10/24 6:30
自由への詩不老産兄弟004/10/24 4:59
さきっぽの、夜nm6704/10/24 1:46
「 探し物 」椎名204/10/23 23:07
でっかい夢ランドspan2*04/10/23 22:52
割り箸の飛び方合耕304/10/23 22:44
疼き吉原 麻004/10/23 21:31
ソラノツバキ304/10/23 18:16
檸檬少年と優しい涙千月 話子3*04/10/23 17:37
ももはアイドル天野茂典204/10/23 16:35
MOTTO KAMATTE KUDASAIマスイジュウ2*04/10/23 15:58
飛行訓練[group]木葉 揺24*04/10/23 14:07
雨雲の向こう側たまご0*04/10/23 13:20
みや の砂木5*04/10/23 7:23
かぜャュ104/10/23 6:35
岬まで天野茂典204/10/23 6:10
ひとりでねむるャュ604/10/23 5:54
風まかせ3851*04/10/23 1:53
軟らかな朝桜 葉一104/10/23 1:16
砂木9*04/10/23 1:09
拒絶色ふじわら6*04/10/23 1:08
おやさいかって まっすぐかえるわ木葉 揺20*04/10/23 0:15
自然考吉原 麻404/10/23 0:04
貫いた後でMonk204/10/22 23:11
「 内への逃避 」椎名4*04/10/22 22:34
自転車松本 涼6*04/10/22 22:27

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