あしたシャガール展を見に行く,夢美術館。恋人たちの祭典、かぎりなくそらを飛んでエ
ーテルのなかを自在にテレポテーションする指輪。宙に浮く感覚とはどんものだろう。不幸にしてぼくはあまりシャ ....
夢を見ている
雲の上を歩くようにふわふわと
おひさまいろの風の中
冷えてきた空気も気にせずに
夢を見ている
ふたり初めて出会ったときを
あのときの感動
....
ビル街の四角い空
冷たい秋の雨
地下街の雑踏は雑音のように鼓膜に響き
左脳は一人の足音と2人のささやきを聞き分けていた
すれ違う人達の肩が触れあった
皮膚はぶつかったと感じ
左脳は血の ....
毎年この時期は、白神神社の奉納だ。
家々の軒には細縄が張られ
白い紙のお札が下がる。
それは
家々を超えて渡される。
学校。
コンビニ。
クリーニング屋。
古いアパート。
ラブホ ....
Boo-law Karn no mook our g wa
Cut Co. two KEITA, kitt hey , it tie , gat
In-Dian wow, uu chew tao ....
読み始めた詩集、の最初からぼくは熱病になった
ことばは炎症を引き起こす枯葉剤なのか
森がことごとくかれ始め腐り朽ち果てた
新鮮、という病、
こ ....
目をみひらいて
うっとりと
車窓にもたれ
ねむっているきみ
きみの瞳にはただ
つらなる山々がうつっている
きみが演ずるはずの絢爛たる舞台は
いつ 幕を上げるというのか ....
清潔で暗い穴のなか這い回るのは
あれはハダカデバネズミだよ
蜂や蟻と同様の生殖形態を持つ唯一の哺乳類
女王と圧倒的多数のノンセクシュアル
それからほらそのうしろぐらい水のうえ
ぷかり浮か ....
露に濡れた草のうえに裸足で立てば
きっと美しい言葉が見えると思ったけれど
あいにく眼鏡が曇ってしまったし
所詮ここも名付けられた大地の一部にすぎないのだった
曇った眼鏡を捧げ物のよ ....
「おまえはたらきすぎなんだよー。」
なんて、いくら忙しくても彼女に最低週3回は会うヤツに言われたくない。
「男は健康が一番!」
なんて、一日3回21種類もの薬飲んでるくせに、たばこやめら ....
あなた抱きたくて
あいつらみんな壊してやった
あなた抱きしめて
あいつらみんな狂っちった
俺があなた好きになったあの日
色気のあるあなたの瞳 綺麗で
獲物を狙う蛇のように
あなたを食 ....
君はいつもがんばってるけど
方向性が定まってへんなぁ
いったいどこに向かってんの?
誰かに言われた言葉
何も言い返せへんかった
虚ろな目の奥に うつらない私
今やったら言える
....
めをとじて
いない いない
でも いないことを まだ
かくにんしたくない
せんしゅうの おわり
あなたと あって
こんしゅうの おわり
めを とじて
いない いない
....
制御機構働け 働けリーマン
リーマン大挙 大挙し咆哮
咆哮し欠如 欠如なのに完全
完全に暴露 暴露されて覚悟
覚悟でも努力 努力でも愚鈍
愚鈍を清掃し 清掃し発泡酒
発泡酒焦燥感 焦燥感弄 ....
何かをするために生まれてきたのならば
その何かを知りたい
何かひとつ
たくさんのことはできないから
何かひとつ
重要なひとつ
重要な一番大事なひとつのことを
教えて欲しい
重要 ....
紅く熟れた石榴の実を一粒
与えられ渡る虹の橋
暗い坂道這い降りて
辿り着くのは夜の国
たまご
霊の子
河を流れて
七色に光る砂礫の粒に
照らされて積むは
骨の破片よ
三百五十の ....
湯船いっぱいの涙を
思いっ切り溢れさせて
浸り続ける
表面張力に
未練を感じながら
「夕暮れ時には帰る、」
と
ただ母には伝えて。
僕は。
酔いにまかせて産み落とされたたまごたちが
そこかしこでひしゃげて身をよじっている
主人の子宮に戻れるわけもない
ばつの悪さと気恥ずかしさと
タクシーの排気ガスで満ちる街に陽が昇るころ
ぬ ....
わたしは
いつも受け身だと思っていたし
それを、ある漫画をコンビニで読んだとき
いつも殺され続けてきたということばに出くわしたこともあった
わたしは祝福の嵐の中殺されふみにじられてきた
....
したたる、鱗粉。新潟中越、たてゆれに蝶は砕け、飛べなくなった。首。静止
できなかった電源、もろかった、緊急対策。飛べなくなって、脱線した車両。
震源地に近く、鱗粉は舞い上がり、蒼 ....
ど れ だ け ボ ロ ボ ロ に な っ て も
生 き て い こ う と
人 と か 夢 と か に 後 押 し さ れ て
前 を 向 い て 頑 張 ろ う っ て
心 か ら 想 ....
紺色の空
今宵の月
雲の{ルビ山脈=やまなみ}
今宵の月
メープルシロップかけて
食べてしまいたい
まぁるい まぁるい
今宵の月
おつきさまの笑みは
かつてのヒトに似ている
硝子のようで
わた菓子のようで
かつてのヒトに似ている
君はおつきさまになりたいと
一度だって言ったことはなかったけど
ずぅっとこうして
....
I am a Japanese girl after all,
今日はおじぎを100回して、
あいまいなコトバを100回言って、
あいそ笑いを100回して、
化粧直しを10回した。
....
一橋から電通に入った友人に夢を託し
自身のコンプレックスを否定しようとした僕は
次の朝E75を南へと下った
音楽は韻のみの構成だった
言葉がききとれなかった
ヘネシーとケネディーは例外だ ....
上上下右上BCBA下上上上下AB
右右右右A右右AABB右B下上B
下下下上上下右左下左上右上下左
左右下上上下右左A左A上下BBBC下上B
BBB下BBBBBBBBBBB上BBBBBBBBB ....
咲く花の、瞳の外へ、柔らかな鮑は退屈なあくびをしていた。もぐればいい。底へ、底へ
ムツゴロウのように干潟の海を泳げばいい。潮は退かない。街へ行くバスは、発車したばかりだ。もう一時間は来ないだ ....
あんなに憎んだ女の夢を見た
あいつも私と同じくらい
私を憎んでいるはずなのに
なぜか二人は仲良くお好み焼き
目の前で焼かれているものは何?
せめて夢の中だけでも
上 ....
僕にとっての暗いポエムは
少年期のマスターベーションのような衝動で
始める前の高揚感と 終わった後の暗い気持ちと罪悪感
暗さを避け 走るぬけるような衝撃を
暗い前髪に 風で切れ目が入る ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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