古いエレベーターの揺れの中で
僕の細胞は{ルビ篩=ふるい}にかけられた


だけど残った物はどれもこれも
ロクでもない代物に見える


チンと扉が開いて
気は進まないが後ろから
押 ....
雨を吸った土の匂いの中に
小さな足音は染み込んで消え

痩せた川の澱みで回転する
小枝に自身を重ねている


どこでもないその場所で
世界はゆっくりと
瞬きをしていた


見上 ....
少女の症状は幕間の口上 抒情工場の霊るダンスで
胎陽を弾巣より護衛する光栄に頬を紅潮させ
薬用ガーゼの風でレースにお礼するキスは傷塗れedな
0℃の赤い唇で ドレスに号令す恒例の賛淫美歌で
リ ....
頑なな思考に
惑い開く口びる

「昨晩見たような
 今朝の太陽」

まさか


夢の中なら何を
言ってもいいだなんて

そんなことは
ないんだろうけど


放たれな ....
燃えるような想いも

燃える季節も

全て

雨と風が押し流していくから

季節は移り

こころ模様も色を変える



変わらないものなど

なにひとつないから

 ....
今日は声の出し方
ガギグゲゴ強いな

食器洗う音
ガチャガチャガッチャ

ドアの開け閉め
バッタンドスン

本をめくった
ビリッ、破れちゃった

なぁに、とんがってんだろう ....
リリ
リリリ

右か 左か
はたまた
過去か

オカエリナサイ と
君が鳴く

膝を抱えた
あの夜を

忘れたとは言わせない

のぼりの傾斜
つづく

遠くで
  ....
1.Berry(大好きなベリー)

ベリーを摘みに行きましょうよ
どこへって?
うふふ、秘密の庭へよ
雨の土曜日に見つけたの
お洗濯の日だったもの
濡らした服で帰っても、怒られなかった ....
  


観音山のすそ野に拡がる田が
今年は三色パステルの絨毯になって
そよと花が揺れる
ときおり
少し遅れて
風にすれる音が続く
明日
あの人に見せたい
と思う場所が
またひ ....
世界中の僕達によってジョンレノンが引きちぎられる(ジョンレノンて、誰?)
世界中の僕達によって大統領選が引きちぎられる(ブッシュて、誰?)
世界中の僕達によって加害者と被害者が引きちぎられる(誰や ....
私がその 何でも生み出せるような手に焦がれて

それなのに何を悩むことがあるのかと思うように

また君にも手に入れたい指先があるのだろう

君がその指を

いまいましげに潰してしま ....
対話 痛い輪投げの罠に草花を生ける術
涙は神だと脱兎は地平線 血は平然と地に染み込む
「貴女!-------.comを開くといいよ」の頭上
同じロープ、同じメトロノーム、濃霧にデェトよ!
桜咲 ....
手を硫黄と石灰に!直線上の黒い洗浄水再度落ち
引火性の砂浜に遺書の泥wing、翼をロープの先端に
もう片方はRing-O、りんご飴を溶かす石油の雨乞い
恋文をくべる焚火に滝火の兆し、愚なる潮に洗 ....
 




  それは底からやってきた
  岩盤をゆすり、地をつきあげ
  家々を倒壊した
  モンスター
  薄い地盤の上に大陸はあるのだ
  マントル対流、あらゆるプレートは
 ....
 痛んだ指先を焦がし
 ジリジリに焼いて
 触れられない痛みより
 触れた痛みを殺して
 逸らした視線
 その仕草で
 二度と逢えぬ人を想う
悲しい放物線を描いて
辿り着くこともない場所へ運ぶ
何度も何度も通り過ぎる中央線はすでにすりきれ
肌が剥き出しになっている
放り出された足は何かを抱えるように小さな弧を描く
軋む音は誰の鳴き ....
空はふたつ
互いを追いかけ
雲はひとつ
高みへのぼる
たからもの
たからもの ふりくる



誰のなかにも
物のなかにもあるものが
聞こえくる
聞こえくる ....
表層で過剰になるときも存在する。
系統だった増加傾向がある。
このような現象は分布が明白であり、富裕を示した。
非常に興味深い。
さらなる洞察を与えるのに役立つ。
傾斜水域隣接した地点。
 ....
許されてない
となにゆえか
ふと
はと
へと思った

誰がと想う前に
なぜか
夜から朝にかけ
は行な感じ

窒息まではいかない
息がしにくい
かな
とよそ事みたいに
自身 ....
近くに駅なんて無いのに、
列車の汽笛が暗やみに広がる。

銀河鉄道スリーナインが、
僕の思いを知って
迎えに来てくれたのだろうか?

そうやって、僕は縮こまった夜空を
見上げるのだ ....
扉を開けて出て行った
それぞれの場面を生きている人を思うと
とてつもなく
ひとりが寂しくなったので
もし
きょう会社が休みだったら
料理をたくさん作ろうと思った
一緒に食べる人のことを思 ....
ふと人生は回転寿司のようなものだと思った。ベルト・コンベアーに運ばれて回転するネタ。好きなもの選んで食べていいが、満腹になるには、何皿も平らげる。客が多いほどネタは新鮮だが,磯の香りの .... いないよ
誰もいない
警察手帳を見せたって
撃鉄の光で脅したって
きみを抱きしめてくれる人なんて
世界中どこ探したっていやしない
いないよ
誰もいない
いくら叫んだって
針みたいな雨 ....
しなやかな群青体 溶けている 
殻を蹴って
熱い空気層の下 よく冷えた水層の中
にじむ 鮮やか 凍てついた花火

魚になりたい

そして、通過してゆく 

口から流れて えらで出てゆ ....
無数ともいえる
ボタン

ひとつずつ、かける
かけ終えたそのとき
もっと別の
なにか
きらりと光るような、に
心をうばわれて
せっかくかけ終えたそれ

一気にはずす
そんな ....
何もない ガランとした部屋で

ギターを弾きます

よく響きます


教会の礼拝堂や 

川べりのみどりを

想いながら 弾きます


たいていは バロックかフラメンコ
 ....
君は 夜の公園で

ブランコをゆらしながら

待っていました

ひとりで


でも 君は ほほえんでいたので

わかりませんでした

君が ひとりだと


いまも 
 ....
いい匂いのする入浴剤を湯に沈め
今夜だけ

花に寄り添う蝶になる
むかし、この場所に



鍛冶町、鉄砲町などと並び
詩人町があったという
町では満月の夜
長老の家で集いがあった
わずかな食べ物を持ち寄り
振舞酒を酌み交わし
詩を詠み、聴き、心ふ ....
公園は散らかっていて、とてもきれいだった
それにさくさくと音まで付いてくる

紅葉も黄葉もその他いろいろも
カラフルで
道を進めるのが楽しい
何のいわれもなく
常緑樹がつまらなく思えて
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
エレベーター松本 涼4*04/11/2 0:27
まばたき4*04/11/2 0:14
ロリータ六崎杏介304/11/2 0:05
11/1松本 涼3*04/11/1 23:59
「 センチメンタル 」椎名104/11/1 23:56
まぁるい音3851*04/11/1 23:34
こおろぎ坂uminek...204/11/1 23:12
BEE斗宿2*04/11/1 23:08
連音/ゆうなんぎい[group]AB(なかほ...5*04/11/1 22:04
アンチ風景描写span1*04/11/1 21:41
可能性小宮504/11/1 21:01
二人六崎杏介004/11/1 20:51
慈札004/11/1 19:18
異邦人天野茂典004/11/1 18:22
火葬りぃ104/11/1 16:54
ブランコ桜 葉一104/11/1 16:04
たからもの木立 悟404/11/1 15:54
Deep-Sea Researchマスイジュウ1*04/11/1 15:22
ピノコ石川和広1*04/11/1 11:11
銀河鉄道スリーナイン月山一天104/11/1 9:44
白い朝蒼木りん1*04/11/1 8:35
回転寿司[group]天野茂典004/11/1 6:41
誰もhaniwa204/11/1 4:16
溶ける英水4*04/11/1 2:17
カーディガン望月 ゆき4*04/11/1 1:23
ギター弾きますこむ1*04/11/1 0:39
ブランコ1*04/11/1 0:30
夜の花畑暗闇れもん0*04/11/1 0:15
詩人町(しにんまち)3850*04/10/31 23:54
変化半分2*04/10/31 23:29

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