りんごの花咲くゆうべのこと。

蛇は指環をくれた。
言葉の代わりに指環をくれた。

指環をはめると、
ぐじゅぐじゅといやな音がした。

左手は灰色に変色し、
潰瘍だらけになり、
皮 ....
躁が終わりをつげにきた
どうやら僕を還してくれるようだ

ここにいなかったわけではない
無性に外に飛び出したかっただけ

硬直した足に血流はもどり
タラチネの音はやってくる

弛緩
 ....
過ぎ去りし者

いたずらに口を開く

巨大な顎に砕かれた

鈴の記憶

役所の床で寝そべった

サフランの花は

風との摩擦で

わずかなエネルギーを蓄え

静かに明る ....
ぼくは今日も二つのくつを見下ろしています。

しーんとなった廊下で、

じつはきのうもここで
みぎとひだりと
ひだりとみぎと
どっちがみぎで
どっちがひだりだと
ぼくの足と
く ....
  

  薔薇
    ガラス
       ライナーマリア・リルケ
  薔薇の芽に刺されて死んでいった 破傷風の血
       詩人はなぜうかつだったのか
       {ルビ薔薇 ....
いつか来た道を


なぞる度に消えてしまう
机の上のあの地図は
濡れたままでいる
一番と名前のついている街には
今もあなたが
住んでいることになっている

い、ろ、は、で振り分けら ....
このまま続くと思っていたコトが
カタチもココロも掻っ攫うように
変化していく

これから先を望んでいたコトが
カタチもココロも掻っ攫うように
変化していく

変わらないモノなんてないコ ....
秋は冬のことを知っているのだろうか
こどもが大人になるように、秋が冬に、冬が春になる
気付かないまま、秋は別人になるのだろうか

空が高くなり
金木犀が香り
気温が低くなり
葉っぱが色づ ....
布団を上げると 
やもりが一匹 
ぺったんこになってました
どこも腐ってなくて 
見事に水気が無くなって
臭いもありません

ミイラという言葉より
押し花という言葉が
頭に浮かびまし ....
いなくなった こどもは
てんごくにいると いいですね

いなくなった こどもは
わらっていると いいですね

いなくなった こどもは
かぜになれたら いいですね

いなくなった こど ....
 気だるいようで心地良い。柔らかい何かに包まれて現実の厳しさから逃れられる場所。僕はそういうものが欲しかった。いつでもどこでも感じるのは下らない、吐き気がするような緊張を強いられる社会構造。休んでいる .... おんなじくらい跳ねるなら
砂漠の町を飛ぶときだって
氷を振りかけたい

出してくれって叫びながら
ドンドンって窓を叩く人の
汗ばんで 黒い 顔に
乗り移れば流れ出す
私の水

くだ ....
手鏡を持つと みんな照らしてしまう
その柵の際から
聞き取りやすい匂いで 呼びかけた
蘇生術の手ほどき

邪魔くさい枠をどけて
もっと 回そうとした目が少しだけ
後は みんな吹き飛んだ流 ....
雨の日はくぐもっている。

爪先だけ、ほの白く煙る雨に湿って、
傘の中ですこし、淋しいことを考えている。

あのひとのことばを
あのひとをきずつけるために使うわたしは
どんな ....
しかけをはなれて
ゆらゆらと
どこまでゆくのか
おれのウキよ

みなもにうかぶ
あのつきの
ゆらゆらゆれる
ひかりのなかへ

しかけをはなれて
ふわふわと
どこまでゆくのか
 ....
ナンバーガールが好きだと言って
バカにされよう
さらに町田康が好きだと言って
相手に安易な想像をさせよう
オレンジレンジが好きだと言って
コメントし辛くさせよう

ざまあみろ
みんなざ ....
 そんなに不満なら飛べばいい
 そうすればこんな事からも開放されるの
 自由な羽は飛び降りる時に得られるかもしれない
 一瞬の自由と全ての自由を秤にかけて
 それでも飛ぶというのなら
  ....
高層ビルの近くにいるやつは震度21がきたとき全員死ぬ
ピザの斜塔のようなものがないサバンナでも毎日鹿がチーターに食われているんだから、死ぬんだよお前らは
アリコの保険に入ったやつは全員死ぬ
死ぬ ....
「覚醒剤やめますか?
人間やめますか?」

このCMを子供の頃
見たことがある

今になって思うのだけど
人間やめたい人が覚醒剤やるんじゃないか?
煽ってるだけじゃん、と思う

 ....
貴方の心に玩ばれて
思うように操られて

それでも耐えてきた
貴方との消せない枷

選ぶことはできない
貴方との消せない柵

私は貴方じゃないと
貴方は気付かないで  ....
朗読会の打ち上げで
ポテトサラダを
よそって、
くれた
きみ-

き、きききみリルケが好きだといったきみぼくは
きみの言っていることが
ぜんぜん分からなかった
魚民で
となりの席で ....
  地下水脈が耳の下でゴウゴウと鳴り響く夜明け
        なんか起こりそうで


 
境界線に住む「鳥居」さんは
背中がムズムズと 引き裂かれそうに熱くなるのを感じ
家の窓を全部開 ....
そっと
そっと宇宙が誕生し
そっと地球が誕生し
そっと生命が誕生し
そっと生物が誕生し
そっと人間が誕生し
そっと言葉が誕生し
そっと詩が誕生し
そっと詩人が誕生し
そっと詩を嘆賞し ....
目を 凝らしても
何も 見えない
穫り入れの 済んだ
果樹園
の 翳り


もう
崩れる 積荷
の 無い
軽トラック
の 傾き


目を 凝らしたら
余計 見 ....
沢山の肌があって、沢山の息があって
電車の水疱まみれの窓硝子は、耐え切れず、つつ、と、壊れた
そしてまた、つつ、と、何度でも壊れた
沢山の肌があって、沢山の息があった
私わかってい ....
ほらさくっとね
その足で踏むんだよ
消えていく定めのものを
ほらさくっとね

なんてたやすく
壊れてゆくんだろうねさくっと
目の奥にぎらり光った
あなたのほんとうを
きらきら朝つゆた ....
1:連詩 六咲×金魚

      金韻行を羅列すsickを疾駆す夜
  LOCK鎖桔梗透ける蓮肢 ケエキROCK裂き、狂
 オルゴールedな水棲inkに惹かれて疑似飼育す6time
 酔う ....
触覚の先端ではもう無くしたての繊細な産毛
 幾千とおりの声が転回を始めている
  その閃光は深く深く脳を焦がし
   僕の両手から溢れるハチミツを虹色に染め
    やわらかく着地 ....
流れていけ

流れていけ

想い



燃えるような想いも

沈んだ重い想いも



さらさらと

渓流の流れにのせて



無にかえろう

生まれた ....
尖塔×2の教会へ続くSoLatesな二列縦隊
say!同音異義語と聖堂での大合唱!3bee
花から運ぶ蜜で球薬聖書に白紙の聖歌を貼
り付けテイルと神託はお話しの尻尾の文字
尖塔間に見当違いなビ ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
誘惑以前[group]佐々宝砂304/11/13 17:19
チューニング不老産兄弟004/11/13 14:27
もるびん104/11/13 14:06
はじめてだっしゅつ月山一天304/11/13 13:34
エクリチュール天野茂典304/11/13 5:19
地図に描く空霜天604/11/13 2:48
変化vi004/11/13 2:33
あ、きのせい。半分1*04/11/13 2:16
やもりこむ7*04/11/13 1:14
こども5*04/11/13 1:07
洞窟204/11/12 23:05
私の水合耕204/11/12 23:00
モグラの花びら204/11/12 22:56
あ め純情気質204/11/12 22:55
しおさい草野大悟3*04/11/12 22:45
ざまあみろ、っていう詩span204/11/12 21:37
飛べない鳥りぃ004/11/12 20:04
せいかつ馬野ミキ12*04/11/12 19:25
■□■小泉総理大臣大麻所持で逮捕!■□■よだかいちぞ...1004/11/12 19:13
「玩具」紫音2*04/11/12 18:45
ポエム坂上馬野ミキ7*04/11/12 18:07
空ノ中町は1丁目〜5丁目まで千月 話子6*04/11/12 17:40
せかい桜 葉一004/11/12 17:16
暮れる感傷A道化304/11/12 16:54
重々しい諦め804/11/12 16:53
しもばしらuminek...204/11/12 16:11
金魚2編六崎杏介204/11/12 15:43
BEEたもつ1404/11/12 15:14
「 還ろう 」椎名004/11/12 15:05
球体-4六崎杏介2*04/11/12 14:17

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