おとうさんの背中から
木が育っています。

おとうさんの脇から
木が育っています。

おとうさんの胸から、頭から
すこしだけ
木が育っています。

『お父さん、何で木を育ててい ....
砂粒が吹きこまないよう
電話ボックスを 黒いカーテンで仕切れば
その四角さを 上から見たくなって
少し笑った

優しい手ざわりを吸いこみすぎたこと
数え直しながら
いくつもの秘密の隙間を ....
寝ているあなたの横で
僕は詩を書いています

あなたへの詩を

しっかり閉じた瞼の奥で
君は何を見ているのでしょう?
好きなコーヒーのこと?のぼってきた太陽?
それとも僕?なんて・・・ ....
オレンジの光に照らし出された道

きっとどこまでも続いている

ゆっくりと前を見て歩こう

その先に夢の続きがあるから



疲れたら時々立ち止まればいい

それでも待ってい ....
ボサボサの髪の毛をかきあげたら
両手にジャラジャラ
いつの間にか壁と繋がった鎖

助けてくれと叫ぼうとしたら
喉がジャリジャリ
いつの間にか枯れ果てた声

何だ!?コレ!?
誰がどう ....
鳴らされる時刻に
数え切れない まま
返らない

ちたり にたり

輝きに かぶさる 
すりあわせた 足

なぞるものが 
なぞれない 体に
さされ

乾いていく
夕暮れは果てしなく
寂しさの道程を教える


そして
時 人 色 音・・・


全ての条件に
いつでも僕らは
揺り動かされている
ことに気づく



それでも
 ....
閉じた目から零れ落ちた
手が凍りついたバレリーナ
目を閉じて眠りに付いた
泣きつかれて眠る夢の少年
老人が一服でパイプを揺らす
星渡りの夜
見上げた空が明るく煌く
同じ空を夢見てる? ....
何人もの人が私のそばを
通り過ぎて行った

のではない

振り返る
そこには私がいない

通り過ぎたのは
私のほう

もう戻れない

ことばを失う
むしろ鮮やかに

悲 ....
私は疑問に思う
人はみな変われるものか
私はアキバ系を脱却できるものか

いきつけの店で私は聞く
人はみな変われるものか
私は進化できているのか

彼女が言う
人はみな買われるものよ ....
小さな心に大きな傷跡だけが、
今も僕の心を赤く染める。

その傷の痛みを感じるたびに、
その傷跡をなぞるたびに、
君のぬくもりを感じていた。

もう二度と開くことのない
1つの扉は、
 ....
小さなノートをひらいてみた。
その中には、あのころの気持ちが
そのまま入っていた。

すべてを詩にしてみた。
あのころの僕と今の自分は、
ちっとも変わらなかった。

小さな服が出てきた ....
「同情なんかいらない」
あのころから、僕はずっと人からそういう目で・・・
「かわいそう」という目で見られてきた。

でも、人はそういう目をして僕を見るのに、
誰も僕を助けてはくれなかった。
 ....
雑踏
踏み固められてゆく私の周辺
千日の光束に支えられ 見えない頭上
羽ばたけ フラミンゴ

雑踏の鳴き声を 書き留めるとしたら。。?

フラミンゴ 泣き声の彼方
一年はあっという間に ....
雲は低いとこを移動中
僕は掴めそうな錯覚に首を振る
雲が低いとこ移動中
しょうがないからボタンでがまんした

カシャリと保存に成功した空は
あの3分後には唐突なオレンジに襲われる
きっと ....
まさるの家で山羊汁がある
と聞いて出かけた

子供のうちは山羊の脂に中るということで
その場に呼ばれることはない
ようやく二十歳を過ぎたので
山羊汁が食べられるのである


さてさて ....
桜は冬に似るものだ
全ての赤血球が重たくて だるいのです
路上で 赤血球を磨いていた 彼女は 路上にそれをぶちまけた
死んだ魚の目をしたそれは 坂を転げていきました
それでもまだ 欲情している ....
心配はいらないよ
僕はどこにもいかないから
睡眠薬みたいに
こんやも闇に隠れるがいい
どっちを選んでも脆弱な人生がもたれるだけ
開かれた扉なら安易に入ってしまうくらい
ぼくら愚かな季節 ....
煙草を吸い過ぎた世界にいる
飽食された宝石のような季節が
無残に横たわっている黒い冬がやってくる
食べ尽くした靴
置き忘れた布石
褐色の静寂が湖の波紋を鎮めるように
衰えたくちびるが乾 ....
たくさんの幼虫が蠢く洞穴のなかで
オルゴールのような声で唄っているきみ
もう、助けてあげることができない
ぶくぶくに太った溺死体の窪んだ眼光
黒い海のなかに放たれる廃校のように
もはや見るも ....
 


  剃刀で切り裂いたような
  三日月が女子大校舎の上にでていた
  疾うに絶滅した狼でも泣きそうな室温18度の秋桜
  女が欲しい 女の肌が恋しい
  なぜ女なのか なぜ街なの ....
そんな小さな ふしだらな棒で
あたしのこと 突き刺して

満足げに笑って
得意げに煙草ふかして

「俺の女になれ」 なんて。


左耳にピアスがなければ

クロムハーツが好き ....
男には三種類のタイプがあって
ひとりはイブに惚れる
もうひとりはマリアに惚れる
残るひとりはリリスに惚れる

というのを私は15歳のとき何かで読んだのだが
そのときすでにじゃあ私はダメだと ....
どうも最近イライラするんだよ僕は
誰のせいかってはっきりしてるけど
言うわけにいかねんだよ
つまりはっきりいやあいつのせいだよクソ

俺は息をとめて夜半にピアノを弾く
ここにきみはいないし ....
『近寄らないで』
本当はぎゅっと抱きしめてほしかったの

『構わないで』
本当は真剣に叱ってほしかったの

『探さないで』
本当はあの紙に残した香水の香りを辿って着てほしかったの
 ....
水曜日の、朝
雨の、海
ここは、底。


数え切れない水曜日が
既に溢れはじめてしまって
数え切れない雨として
朝を打ち消している
あらゆる残り香が
あ、香りではなくな ....
まるでパズルのように
少しずつ注意深く繊細に
お互いを重ね合わせて
組み立てたはずなのに

いつからか君だけは
最後の一片を組み合わせても
完成図にいくつもの
欠片は足り ....
一日は短い

日が昇り

沈むまで

その僅かな時間の中で

どれほどのことを成し遂げられるだろうか

どれほどの人の役にたてるだろうか



自分の想いに振り回されて
 ....
それは菜種梅雨そぼふる夜のこと。
くすんだ身体を暖かなお湯にひたしていると、
窓から突然に侵入してきたきみが、
左手薬指から一人称代名詞をもぎとった。
ぼんやりした灰色のタイルに転がり落ち、
 ....
吹き飛ばされてゆくのは、
化学物質と化合して変質した砂。
ちらほらと咲いているのは黄色い蝋梅、
しかしあれも本当はプラスチックでできている。

再び虫たちの夏がくることはあるのか。
氷河は ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
おとうさんの木月山一天5*04/11/17 17:05
神様のホバークラフト合耕104/11/17 16:39
寝顔ヤマト204/11/17 7:02
「 夜道 」椎名204/11/17 1:09
罪人の見る夢HEDWIG2*04/11/17 0:28
無意味な壁砂木3*04/11/16 23:28
とぼり松本 涼3*04/11/16 23:25
バレリーナ・オルゴールりぃ004/11/16 23:07
通過mayaco304/11/16 22:26
花びらマスイジュウ2*04/11/16 21:52
傷跡が残る扉天使104/11/16 20:14
何も変わらない・・・僕はここにいる。104/11/16 20:07
誰か・・・僕に愛を下さい。104/11/16 20:02
神戸 2004[group]英水4*04/11/16 19:27
オレンジ瑠音304/11/16 19:25
連音/ミンナ草[group]AB(なかほ...204/11/16 19:23
東京 2004[group]英水5*04/11/16 19:07
Nightly Cares本木はじめ204/11/16 19:01
The Ghosts You Draw on My Back704/11/16 19:01
Will the Summer Make Good for ...104/11/16 19:00
卑猥な月天野茂典304/11/16 18:12
青いカーテンあかり204/11/16 17:40
履歴書佐々宝砂804/11/16 17:14
ここにいないひとに送るピアノについての戯言204/11/16 17:08
さがさないで桜 葉一104/11/16 15:29
水曜日の底A道化1104/11/16 15:02
欠片紫音1*04/11/16 13:05
「 おやすみ 」椎名104/11/16 6:50
黄金探偵[group]佐々宝砂104/11/16 5:21
黄金仮面[group]004/11/16 5:21

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