薄透明の液体の中で僕の体積が膨張する
と PMとAMは分解され
いつか見たことのある景色へと再生が始まる
沈殿していく毛髪という毛髪 関節という関節
は祭の夜のような雄叫びをあげるが
....
もう二度と私を殺さないでね
水没させようとする時の崩れ落ちそうな顔
覗き込む鏡には無い
こちら側はいつも見えない
もう二度と私を
穆かな闇に在る白い壁には
ひとがたの陰影が ....
ふかれたとおりに
まいちる おみみ
かさり とせに
そろわぬ あんよ
ゆく かい せく てて
ほお えみ むむ わわ
ほされ すぎ なう
さろう のほ ゆれ
どれほど言葉を紡いできただろう
情熱に押される時も
少し照れるそんな言葉も
あなたが穏やかな時はわたしはまるで猫が木漏れ日にあたるよう
あなたが苦しい時はわたしは黒い塊になる
ただそ ....
月の左側半分を一晩預かるから
朝になったら返そう
お日様におはようを言い
お月様におやすみを言い
半分を返したら
僕の拡散を繋ぎ止めておいて
夜の
世界が
暗転し
空の
....
滴の内にわたしは居て
滴に映るわたしを見ていた
笑うわたし 泣くわたし
音を持たないわたしを見ていた
滴の外にわたしは居て
滴に映る昔を見ていた
歪んだわたし 虹の ....
どこか遠いところで
鳴っているらしい
不思議な音
海は 知らない と
うそぶいている
冬の晴天は
寒々として 明るい
夕焼けには
間に合わない
土は 安らかに眠ってい ....
いのち と 書く
水 と 書く
大きな樹
青い空
風 風 風
葉擦れの音
わあっと舞い上がる風に
樹が踊る
わあっと舞い上がる
銀色の光
帽 ....
僕らの歩む道はそりゃあだいぶ危なくて
気を抜くとヘッドスライディングで車道に飛び出す始末
あぁ馬鹿なことしたって反省しても
なにを今更とかなんとか返されてそれはだいぶ凹むし
轢き殺されてしまっ ....
むずかしい文字をならべて
遠回りする夜の端
薄ら寒い雲の流れ
赤い月の輪郭をなめながら
呼吸するのを忘れてしまった
僕は
闇に吊るされた灯りに手を伸ばす
重なりながら ....
まないた
に
たまねぎ
を
のせてせんぎりにする
たまねぎ
が
いたいよ
と
いったきがしたのでなみだがでてきた
たまねぎ
は
おりょうり
の
めいわきやく
かれーにいれ ....
私はこれまで
生きてきた
これからも勿論
生きていくつもりでいる
あと何年
私は生きられるのだろう
もしかしたら
明日死ぬかもしれない ....
パズル イライラ
ああ たいくつ
完成すると 分かっているから
ああ たいくつ
たいくつ
退屈!
タイクツ!!
ああ パズル
パズル ....
外気4℃、窓は全開
要するに火照った身体を冷ますためなのだけれど
それはどちらかというと恋人がやってほしい
暖房も灯けていないのに、温度上昇
する、この部屋は、きっと恋人もいる
窓の近く ....
聖地の方角へ向けて祈る
巡礼者のような面持ちで
私は此処に立っていた
星たちの第五待合室
そこにある伝言板に
私が一行書き加えると
誰かが四行詩で返信する
....
Just look up to your sky
when you feel sad
and say
"I can do it!"
Just look up to yo ....
晩秋の光が影法師のようにながくのびて
本棚の背文字までてらしている
いまはガス・ファンヒーターも止めて
漁師のようにきょうの釣果を量っている
コンビ ....
今日は曇り空。
僕はいつものように街を歩いてる。
目の前は電車が走ってる。
踏み切りが開いて、
車も人々も歩き出す。
人ご ....
秋の色を見て、思い出す君の笑顔。
冬の色を見て思い出す・・・・寂しさ。
どうして冬はこんなに寒くてさびしいの。
また、思い出してしまう・・・あの悲しさ。
秋の季節。初めてのクリスマ ....
ペッ、
地面に唾を吐いたら、
そこに
てんとう虫がいた。
羽を一枚無くしたのか
もう飛べないらしい。
それでも
一生懸命
どこかに行くらしい。
カラカラ
突然、踊りだし ....
時々思うことがある。
時々すごくイラつくことがある。
ただ、自分の思う通りにならないだけなのに・・・
それにむかつき、何かにあたりたくなる。
時々思うことがある。
時々すごく恐く ....
吠えるものが増してゆく
渦まくものが増してゆく
雨の終わりに流れ込むもの
ひとつの腕に映り込むもの
うねりは低く増してゆく
車輪と鉄柵
夜の雪雲
曲がり角の精霊
火 ....
すきと伝えられぬまま
空には星が降りてきて
今日も長い夜は始まる
ため息は言葉の代わり
切なさが胸しめつける
言われぬ想い星に語り
いつか伝わると信じて
夜に封印してしまえば
涙 ....
ゴトン ゴトン
たまに地面がゆれるのは
足の下に地下鉄が通っているからだと
彼女は知っています
しかしまた
月も響いている事を
彼女は知っています
ごーん ごととん
ス ....
精神病院と刑務所
どっちが住みやすいか
どっかの哲学者は考えどちらも似たような
もんだ
と
考えたらしいが
精神病院にはなぜか
卓球台がある
将棋を首吊りかけたおじさんがやってる
....
「寒い寒い」
と言いながら
君は服を脱ぐ
「まったくだ」
なんていいながら
僕も服を脱ぐ
どこの雪山でもない
関西の片隅で
僕らは
お互いを確かめ合うように
確かに
しっ ....
谷川を渦巻きながら
流れ落ちてゆくもみじ
渋谷ハチ公前では
渦巻きながら人を待つ
海猫類のランプたち
星砂の夕べ
ファクスからでてきた
きみが
あんまりうすっぺらで
それはそれは
過日の約束ほどに
ぺらぺらだったので
ぼくは
受信エラー。
とだけ 書いて
南の窓から ....
かたらせた たまひこ つむぎ
そとえだひ ののほほ ふれる
つきゆいた みほのみ ほして
せになくや ままむく ひめか
ボクのこころに
君をしのばせ
月夜の草原を
駈けていこうか
カンガルー・ポシェット
君が
さむいよ、
なんて言わないように
幾重にも
大事に抱きしめて
君がさむくなかったら ....
5861 5862 5863 5864 5865 5866 5867 5868 5869 5870 5871 5872 5873 5874 5875 5876 5877 5878 5879 5880 5881 5882 5883 5884 5885 5886 5887 5888 5889 5890 5891 5892 5893 5894 5895 5896 5897 5898 5899 5900 5901
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