暗い土手をみんなで歩いた
川の流れだけが静かに聴こえる
誰かは「またな」と手を振って
誰かは「もう会うこともないだろう」と
静かに呟き、どこかへ行った

一人減り、二人減り
友の口も段々 ....
私の小指は、
外側にすこし反れている。

あなたの小指は、
内側にすこし反れている。

くっつけると
ピタッとはまる。

私たちは
照れて笑う。
時刻が
今は夜だ
という意見を可決した頃
満天
とはいかない星空を受信していた僕

ああ
この街は明るい
夜は眠らないようです

西の空
刑務所のサーチ・ライト

有り得ない ....
一日の終わりに
シャワーの蛇口をひねると
十二時のひずみから
しずくが落ちる
窓枠の
カタカタ
と鳴くのもよそに
通り過ぎたのは
秒針で


洗いながしたのは
遠い遠い
約束 ....
卵鞘を尻にぶらさげて
わたくしは台所をうろうろしている
交尾した記憶はないので
卵鞘に包まれた卵は無精卵だとおもうのだが
卵鞘の内部からは
なにやら声がきこえるのであった

ああそういえ ....
雨上がりの冷たさと

黒い空 わずかな西日

重い影と 歩く私

誰かが肩を叩く 振り返ると

虹が笑った
それぞれの じんせいには
そのとき きもちにさいた はなを
そだてて ゆくときが あるのだろう

ひつぜんでも ぐうぜんでも
ただ そこにある かんどうが
ぼくらを つきうごかして ....
こうこう みお とぎり
かけ め まゆ しぶき

こくうり くち つむり
ほされる ゆび のさき

きりなみ ほほ さすり
もえいる くさ わだち
   



   病院の裏山が紅葉してきた
   きょうのデイケアの午後のプログラムは
   ファッションショーだった
   ぼくはみどりのチェックのネルシャツと
   その上にモン ....
要るもの、
要らないもの、
要るもの、
要らないもの、

ねぇ
そこの、おにいさん

要らないものを別の誰かが
要るもの、
要らないもの、
要るもの、
要らないもの、

ね ....
朝 目が覚めた時点で電車には乗れる気がしなかったけれど
急いで食べたご飯が正解だった


話すことは
他愛もないも良いところで
大きな信念とか使命とかそういうものを持たない私達は
こ ....
   


   なぜもっているのだろう
   めったにならない携帯電話
   ロリコン男からおくられてきた数通のメール
   をのぞいて いちども振動したことのない携帯電話
   なぜ ....
涙するのなら涙をなめてあげましょうか
頭にきてるのなら話をききましょうか
それじゃ足りないと言うのなら
錠剤をひとつぶいかが?

私は知っているのよ
あなたが夜中にこっそり泣いているのをね ....
どうやら今は十一月らしいが
ここは真夏
窓の桟は火傷しそうに熱いし
汗がだらだら落ちてくる

どうしてこんなことになったのかわからない
四肢が莫迦に大きくなって
部屋いっぱい ....
床屋から戻ると少年はいつも
美しい母の鼻先に
散髪したばかりの頭を近づける

あら、大人のいい匂いね

それでも早めの夕食が終われば
母は仕事へと出かけていく
男の人のもっといい匂 ....
爪にあからさまな色、赤を塗りたくる。
それが潮流を生み出し、バランスを失う。
「このバーコードハゲ」と言いたくなるのを堪えた。

もうやめた。
ひっかいてやった。
ひっかいてやったんだ。
 ....
帰りたいと
あの緑の屋根の家を思い出す
小さい頃に住んでいた
ひだまりに
ただ ただ
幼い 私の思い出

もう一度 
あの日へ帰りたい
お日様に 風に
笑顔に 守られて
ぶらんこ ....
もう
私には
泣くしかできないから
さよなら 紅
さよなら 思い出
この花と共に散るがいい
この涙と共に散るがいい

さよなら 紅
さよなら 思い出
時効はまだ来ない

心は牢に囚われたまま
逃げ出すことも叶わない

ただ眺めるだけの
暗い牢の中で
自由な鳥に憧れ
犯した罪の重さを知る

ただ想わずにはいられなかった
ただ想わ ....
カチャ
と音がして
鍵が開いた
開けちゃった
バカだね
バカです
だからなに
タバコの煙もくもく
さっぱり前が見えないよ
見えない
ひたすら
笑いっぱなし
悟りきったように
雨だった
鉄錆のトタン屋根血のように
濁った生を洗い流した素直に生きることを
問う
あなたには力なく頭を下げた
ぼくは限りなく人を差別する
よく見ると晴れていたあまたの ....
盲目であることを知った

ふと
砂嵐の画面に吸い込まれた

夜通し泣いたら疲れて眠ろう

朝には
全部忘れているだろうが

当たり前に 夜は来る

僕はただ
真夜中の中間点が ....
花が咲いていたよ
色とりどりの輝きで

一等星
二等星
あの花は
きっと三等星

輝きを競うことなく
光を奪い合うこともなく
輝いているよ
瞬いているよ

空に咲いた
美し ....
サンフラワーなんて言いながら
月の下で咲く
小さなヒマワリを見たことがありますか?

真夜中に僕の気持ちを明るくしてくれた
君の笑顔には
感謝しても
しすぎることはないでしょう

互 ....
 
「痩せたけど変わらないね」
いつの間にか 貴方が目の前に立っていて
そう言うから ぽろぽろ弱い涙零れてきて
微笑んだ貴方の顔が見えなくなる
思い出は何もないふたりなのに
涙の零れる訳が ....
あなたが今夜あの子に目をつけてることは
すぐにわかるよ
わたしの前でも堂々とやるんだね
それとも気がつかないとでも思ってるのかな
まぁどちらでもいいや
そうかあの子ですか
顔も学歴も体型も ....
 なかなか踏み出せないでいる

 突っ立っているだけじゃ進めないことは
 分かってる

       だけど

 上手くいかないかもしれない、不安でたまらない
 ― 横切るマイナス、現 ....
自分らしく生きたいと

家を出たのが4年前

何もかもを投げ捨てて

飛び出したんだ

今更後ろなんか見たりしない



ほら風は冷たいけど気持ちいい

髪がさらさらなび ....
この世には
頭痛証明書はないのに
頭痛薬をくれる君がいる
『マルボロ/カフェテリア』


バイパス沿いのカフェテリア
男のくわえたマルボロから吹き出てくる白ひ煙
ごしに夜がゆつくりと幕をあけて、その向かふ
夕焼けを背負うように蒼ひプジョー ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
川沿いの道[group]快晴4*04/11/27 10:02
小指月山一天9*04/11/27 8:46
受信、後、落着たいにぃぼい...1*04/11/27 3:16
十二時のしずく望月 ゆき17*04/11/27 1:06
卵鞘のゆめ佐々宝砂3*04/11/27 0:39
_びわ204/11/27 0:23
ときのはな玉兎904/11/26 23:52
みず ゆめ砂木7*04/11/26 23:27
南国の美女たち天野茂典2*04/11/26 21:59
フリーマーケット望月 ゆき4*04/11/26 21:35
今日を追う瑠音004/11/26 21:07
ハートのエースをひいてみろ天野茂典204/11/26 20:52
かなしみは知らない佐々宝砂104/11/26 19:40
開幕寸前004/11/26 19:38
ヘアー・トニックたもつ1504/11/26 19:05
赤を塗りたくるマスイジュウ1*04/11/26 17:32
緑の屋根の家春日野佐秀204/11/26 17:20
さよなら2*04/11/26 17:12
時効204/11/26 17:09
チアーヌ704/11/26 16:19
天候石川和広3*04/11/26 15:33
真夜中の中間点ベンジャミン4*04/11/26 15:01
What a beautiful view is...!Lily o...6*04/11/26 14:01
ひまわりヤマト004/11/26 13:50
クリスマスソングLEO1*04/11/26 13:18
忘年会チアーヌ504/11/26 9:46
一歩智之204/11/26 8:58
「 遠くの母へ 」椎名004/11/26 6:57
頭痛証明書ミサイル・ク...304/11/26 3:39
『マルボロ/カフェテリア』セキラボ!304/11/26 2:43

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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