10数インチの画面を眺めていると目が乾くので
ちりちりと
その感覚を楽しもうともせずに目薬を差す
キーの一つに文字一つ
割り当てられたモノの妙な軽さが心地良く気持ち悪い
まぁ、いい
冬 ....
それはそう遠くはない過去
殻の外で聞こえた 声とは言えない音
音でもなく上質な雑音 曇りガラスの超音波
出来損ないのコウモリ 例えば
子守唄
....
ホールケーキ食べたい
丸ごと一個食べたい
ひとり占めしたい
ホールケーキ食べたい
食べきれないけれど
その残ったケーキを投げ捨てたい
見せつけてやりたい
先進国に生きる私
私は ....
そこから舞いおりるのは
色づき終わる銀杏のあなた
ひらりひらりと、
いちめんを金色にかえ、迎える最期
いつかの夏のみどりは
記憶から遠のき
その匂いさえ忘れた今は
舞う様だけがあなた ....
聖夜には
森の大きなもみの木たちが
お空を支えているんだ
その枝という枝に
世界中の子どもたちが
靴下をぶら下げるものだから
プレゼントでいっぱいに ....
どうにもこうにも
犬の糞をふんずけてしまった時みたいに
マヌケだ
きれいにかしこまった感じで
「どうでもいいよ」と
受話器からのご返事
ああ
がぶがぶとポカリでも飲んで
その後ティラミ ....
体は暖かい 体は柔らかい
体の温もりは 誰かを暖める
体の柔らかさは 誰かの震えを抱きとめる
それとは 逆に 人の体は
寒風吹きすさめば 凍えてしまう
ナイフで切りつければ 傷つ ....
明かりは、石造りの壁を正確な長方形にぶち抜いたとでも言おうか、これが出入り口となるものらしい---ところから漏れていた。その出入口の横に、ちょうどその壁に当てはまるような鉄製の・・・ああ、これが扉な ....
ぽかぽか
窓辺
ぽかぽか
ボロボロのクッション
ぽかぽか
生まれたときから一緒
ぽかぽか
段ボール箱で兄弟みんなで寝る
知らない人の手
いなくなる兄弟
だんだん広く ....
この冬 もっと寒くなればいい
私は心をにぎりしめて
せいいっぱい凝縮して
限界まで純度を高めたら
その想いを 一粒の
深く 深く輝く 言葉にして
あなたに届けられた ....
ふたりで
キャンプいかない?
季節も
ぐるりと反対で
何あれ?って
子供らもみてる
近くの公園で
コールマンのお手軽テントで
風をよけて枯れ葉集めて
準備完了
で
ふたり ....
月 太陽 侵食 やがて三日月
雲が形を変えて流れるスピード いつもより速く
そんな日は風が冷たい もうすぐ冬に浸る体温
温もりが恋しい と 手足が騒ぎ出しそうだ
夜11 ....
ステンレスキッチンに置かれた
一枚の紙切れ
強烈に窓からそそがれる
陽射しにめまいしながら
水をのんだ
昼の電波網では
とにかく男と女が終止
運命の出会いをくり返している
のに中庭には ....
愛されなかった痛みから
私は愛する事の大切さを知る
争い傷ついた記憶から
私は平和を願う
私は罪を犯した事が無く
どうして自分が善人と言えるのか
挫折した事が無く
ど ....
傷つかぬ者に
あの空は見えない
赤くはれあがる
あの夕日でさえも
君がふと
だまりこむだけで
私は遠くへとばされる
沈黙という名の遠心力によって
私は遠くへとばされる
日曜日の朝は理由も無いのに朝9時に眼が覚める
ようになっていてTVをつければ金色のガッシュ
君が愛らしい顔をしてがんばっている
理由があるほうが
君に逢う確率が低くなる
不法ビルがくっき ....
静。 動、 動、
静。 静。 動、 静。 静。
動、 静。 静。
....
帰ること
帰郷すること
ができたら
なんていいだろう
北海道でも
沖縄でも
もッと近くても
かえるところがるなんてしあわせだ
ぼくには ....
空のくちびるのまわりを
たくさんの魚が泳いでいる
曇の奥の曇に染まり
行方は次々とひらいてゆく
涸れ井戸を囲む湖に
金属の破片が降りてきて
細い道のあつまる道に
....
空は曇りだ
無名なロックを聴きながら
寝ぼけ眼で いちおうきょうの予定を立ててみる
天気予報が決め手になるのだ
ぼくは写真を撮りバイクにのるようになって ....
彼女の尻にささった巻き貝が
彼女を内側から照らす
ああ なんて明るい尻
なんて暖かそうな腹だ
そうして彼女は一個の
ジャンヌ・ダルク風キャンドルとなって
僕をも照らし
慰める
冷たい風が吹くたび
何かに追われているみたいで
後ろを振り向いてしまう
ただあるのは自分の足跡だけなのに
正面から吹き付ける風は
前に進むことを拒もうとするかの ....
Hey yo, every body. Wats up?
Howz it goin man?What new?
Me? Nothin special but
I have to live 20 ....
今まで積み上げてきたすべて
足したり引いたりの繰り返しの中で
今になって足りないことに気づく
知らぬ間に見うしなってしまった
何か大切なものを
打ち寄せてくる波がさらってゆく
ゴミ ....
1
さすらう蜂の麦酒は
回転する樹の実三つの罪状
シガーで字がA!
反転する自慰-ラビのティースプーン
重力の降ルート10のsin緑の草の芯が
Re:した肺臓に夢魔を結わう
Uは兎を匿 ....
明るく光る曇り空がある
一面の白さで空に張り付いて
いつまでも剥がれ落ちない
降るなら降るではっきりしろ、と
郵便受け一杯に愚痴をこぼして
傘を選ぶ
すっかりと
沈黙した窓辺を通り抜 ....
夜明けの通り雨
朝露に濡れた
ポインセチア
綺麗だね 柔らかい光 花びら葉っぱに散った雫夜明けの贈り物
ダイヤモンドみたい
綺麗だね 綺麗だね
辺りは雲の中のよう
....
誰もいない闇の中で
たった独り
泣き叫んでも
声は届かず
無意味な涙は
やがて枯れ果て
生を感じぬまま
死期を待つ
誰の心にも残らぬ
小さすぎる生き物
気付かれ ....
外は雪。「まだ降ってるね。つもるかな。」
なんて言って、息は、白くなって、手足が冷たくなってた。
部屋の中なのに、寒いんだよ。冬って・・・・。
けど、ストーブよりも暖かい場所があるの。
....
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