さようなら・・・・僕の大事な人。
本当は、いつまでも一緒にいたかった・・・・
誰だってそう思うだろ?
恋人同士なら・・・・・。
さようなら・・・・大好きな君。
いつまでも、幸せで ....
住宅地のはずれにあって
草がぼうぼう生えていて
樹木は無い
遊具は
赤いジャングルジムと
青いブランコと
錆だらけの滑り台
隠れるところもなく
逃げることもできない
近くにはもう
....
面接官は一重の目で
おれを見つめ
何も言わなかった
机にある採用チェックシートの上の宙を
ボールペンがせわしなく回転する
肌寒い頃だったが
秋だかまだ ....
私の父はある日
「お前の頭は大丈夫か?」と言いました。
私は
「別に普通だよ」と返しました。
詩に埋もれて生きている私を、父は心配してくれているのです。
私だってたまに自分がキチガイ ....
若干 死ぬ気持ちが 薄れるときがある なんとなく 変な感じである
こぼれそうな雲の厚い切れ間から母の頭が うなだれている
ソウルケージとはスティングの曲だったか
たましいの鳥 ....
ヘッドフォンの耳の内側、ぐらりとゆれた電車では
わたしはとっくにバランスをとれないで
一本の細っこいろうそくに似せて
ずるり、とけていくふり
とけたろうそくの
土台はやっぱりケーキでしょ ....
闇を進み月に辿り着く雲は
どこでどんな世界を見てきたのかしら
三日月に辿り着く雲もあれば
満月に辿り着く雲もあるようです
とうに絶滅したはずの日本狼を見つけ
動物園で生まれた狼のお手 ....
あなたは言った
「もっと頑張りなさいよ」
あなたは言った
「まったく君はだめな奴だぜ」
あなたは言った
「優柔不断な人って嫌いなの」
あなたは言った
「良かったら付き合っても ....
本屋で新任女教師が注文したのは
「夫婦交換SP」だったのに
地元の中学生にみられたので
「コレジャナイデス!」と焦って店員にしゃべりながら
その辺にあった適当な本を取ってこれだと言う
「 ....
きみの口もとがゆがんだので
先読みして笑おうとしたら
きみの目からポロポロ
びっくりして
窒息するくらいになって涙をうかべたのに
ただのあくびだったので
僕もつられ ....
その箱の中には
巨大なソーセージのような
赤黒いいなまこのような
パンパンに膨れ上がったものが
体らしきその全体をくねらせていた
私はそれが自分のもの ....
過ぎ去るものがあって、僕は奏でられているものを聞いている
耳から耳、手から手
それから
夕立に降られそうになって、傘を買った
小さく折りたたまれた傘で、雨が降らなかったので広がることはなか ....
暗闇の中で誰かさんとワルツ
手を合わせ
回るように
流れ星の歌声が降り積もる中
くるくると
ワルツ
暗闇のあちらこちらから
ため息と共に
一夜限りの夢が咲く
イキモノ 殺さないで
テレビでウナギを捌くのを見て
想わず眼を伏せた
バタバタ動く姿が悲鳴のようだった
それから
眼に入る虫を殺せなくなった
蚊も殺せなく
でも
歩 ....
街角に立った色とりどりのクラゲ達を通り越し
遠い異国の地を見た
花を売り
花を買い
枯れていく買い手
クラゲ達は幼い日に見たガラスの目
ここにはなく
海ではなくて空を踊る
しかめっ面の ....
イブになればホテルは満室
マナーも知らずにディナーを満喫
キミと初めて入った暗室
二人の心の模様は柑橘
今日がやっと来たって安心
イルミネーションに次々感心
生まれ育った地方は阪神
....
30歳になったら
凄くなる
ずっと思ってた
今の期待にクールに応えられる
エリート且つ人気者になりたいって
お手本が欲しい
こんな人になりたいと思える人に
近付いて
吸収して
....
凍えるわたしのか らだには 血が通ってる とがる まがる 川べりに出る前に 無限のでこぼこ ぢめんがあるの せめてものおおいなる恩寵 セーターの匂いは まぎれもないわたし だ が ....
もう少し あと少し 遠すぎる 届かない
人の顔をよく見ると
性格・趣味・思考
大体把握出来るようになった
必死になって
自分を見返したくて
人に依存したくて
もっと皆活き活き ....
今日も君にお付き合いしてアニメ「ドザえもん」を見た
ひ弱な少年が未来からやってきた溺死体型ロボット
「ドザえもん」の秘密道具を使って
自分より屈強な者や裕福な者に立ち向かい
勝利し ....
そらっ
うわ、なんでとれるの!?
ふははは
いや〜……考えられんって
なんでこれ気持ち悪がるんよ〜普通やで?
普通ちゃうて!はよ捨ててや!!
....
ポケットの中は未明
取り出すほどの時間でもなく
今日は雨が降っている
最近降り続いた雨は
最後まで雪にはならなかった
そして僕は冷えた手を
ポケットの中にもぐりこませる
....
一方的に街が咳払いして
クリスマスの色が増える
飲み屋の電飾がにこやかなら
この咳払いはちょっと嘘くさい
ようで
相変わらず急発進する今に乗れずに
友人じゃない知り合いに会って
恐怖 ....
もっとずっと確かなこと
だったのだと思う
何も知らなかった
わたし
日が沈んでゆく
窓から見えるのは 山
相変わらずの景色は
三年間ずっと変わらない
授業で「第三セ ....
しゃあないこと
いうても な しかたない こっちゃ けど な わしにも いわして な
てんのじにな まあながいこと な くらしとる というか ほれ あれや あれ ....
1骨付きカルビ
2塩タン
3ロース
「三択ロース」
クリスマスだもんね
って言った今日はクリスマスイブ
男だらけの焼肉も
たまにはいいかもしれない
って
非難をあびながら思う
....
満月の空
循環、円を歩きます
振り返れば影がゆがむので
進むことを
渡されています
街道の名前は不明
集まる人達は群れ
大きな坂道と階段
鐘の音が、ひとつ
進んでみる、今日に ....
クリスマス
みんなが
みんな
誰かのサンタクロース
あなたのもとへ
プレゼントを持って
西へ東へ
恋の嵐
ルドルフのハナ
赤いハナ
どうして赤いのかは
サンタも知らない
その1
おてんばルドルフ
そりの上
調子にのりすぎて
雪のカベにつっこんだ
出てきたおハナはまっかっか
その ....
さっきまで
うなりをあげてたヒーターが
お構いなしに突然黙る
きっと勤勉なセンサーは
こう告げたのだ
もう十分
暖かくなりました
わたしの仕事はここまでです、と
寒々とし ....
5832 5833 5834 5835 5836 5837 5838 5839 5840 5841 5842 5843 5844 5845 5846 5847 5848 5849 5850 5851 5852 5853 5854 5855 5856 5857 5858 5859 5860 5861 5862 5863 5864 5865 5866 5867 5868 5869 5870 5871 5872
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
6.83sec.