カードは 秩序
壊すのはいつもジョーカー
笑顔ほど
恐ろしいものはない
と
いうこと
あなたはいつも
ジョーカー
笑顔でわたしを揺さぶって
このゲーム
負けるかもしれ ....
あなたの寝息をききながら
椅子に座ります
滑り落ちてゆく夕暮れを
読みかけの本に挟んで
あなたの寝顔を
こそりと見ます
....
白々しい嘘はおやめなさい、
白けた空気が漂うじゃないの、
白旗掲げて何をおっしゃる、
白羽の矢が立ったらどうすんの、
白髪だらけの頭ゆらして、
白河夜舟で眠ってる、
白黒はっき ....
コーヒーを飲み過ぎたのでねむれません
ねむれないので詩をかいてみます
詩をかいてみたので目から鼻水がでました
ティッシュを買いにゆかなくちゃとおもいます
でもどこにもゆかれません
そとは暴風 ....
あまりにも空ではない
ふんづまったリンデロン軟膏を塗りたくる
乾いた肌からまた血がにじむ
難破した船ならば狼煙をあげる
火種がないならば
老眼鏡で太陽光線を集める
燃やすものがないならば
....
不思議な色の蝶々が飛んでいる
それは輪郭の曖昧な
色彩だけの蝶
夜の透明な影を磨く
電灯に錆びた灯りがともり
ナイフが鈍感に尖り
どこかで
海が泡を立てながら
消えてゆ ....
来るな、
ここから先に火柱が上がる
来るな!
はじめから、ここにいる
....
闇黒こそは好ましい色だ
そこに何があるかわかりはしないから
闇黒ある限り
人は何かを想像し続ける
などという警句もどきを
てのひらで丸めてみる
睦月
この部屋は明るい
パソコンの画 ....
私のあなたへの想い
あなたの私への想い
どちらが大きい?
私<あなた
私>あなた
私=あなた
等符号の大きさが愛の大きさ
きっと
私のほうが 強いかもね
どちらが大き ....
とぶ 背中を みていた
なめらかな 飛翔
ぼくが 地球から
ぽつり おちても
世界は たえまなく
あたらしい 歴史を
年表へ かきこむ
肉体が 骨になり
たましいは また たび ....
傘を被った
恥ずかしそうな月の光に照らされた
これまた恥ずかしそうな真っ青な花
あんまりにも
恥ずかしくなって
膨らんで 膨らんで
真っ赤なお花になっちゃった
真っ赤 ....
微笑みかけながら
ゆっくりと揺れる
僕のリズムに
合わせながら
ぼくはとてもいらいらしている
そのいらいらといえば
とても言葉では
表現できないほど
(などと言いつつ
立派に
言葉になっているではないか!)
そのことばを
手ににぎろうと ....
雨の日に外に出るということは
とてつもなく無謀なことでもある
それが傘を差さないで行くことなら。
こんなに舗装されていない道路でも
一切の水滴は留まることなく弾かれ
うすぼんやりと曇った空を ....
君はとても遠い所にいってしまい
俺が手を伸ばしても それは
届いたかも・・・。という自己満足で終わっただけで
からっからに乾いた空は気持ち悪いほどに青く 何にもなくて
白い白い愛嬌もないバ ....
黒い風のなかでは
ひとつの点
にすぎないぼく
ぜんぜんむだな天蓋をよぎり
オシロスコープだかもしれない影
を散らしてしまう
真冬の真昼
は裂けていて
夜のお ....
花が咲く
電子に埋もれたこの世界に
自分色の花が咲く
チョコレート
口にするたび
涙が落ちるって?
それはそれは幸せそうで
なにより
透明人間の視力の心配は
透明じゃない君がすることじゃない
大丈夫
あいつにはちゃんと見えているのさ
....
もうそろそろ夢から醒める頃合でしょう。
あなたを包むその殻は
いつまでも守護し続けられるほど強固じゃない。
……判っているのでしょう?
誰もが自分の足で立って
そうして歩いていかなけ ....
裸足で踏む、土は冷たく
北を見て、
南を見て、
東を見て、
西を見て、
それから俯き、土を掘る。
今年もやってきた厳冬と
軍人が抱える白菜にひそむ現実。
キムチ月間が
ここの子ど ....
シャボンのうちがわに剥がれそうな
とうめいな空が
なないろの歌に
ふるえている
残照が
鉄塔のもっとむこうを
錆のように染め
数千億の速度の経過は ....
誰よりも何よりも、人を愛する神がいました。
人々は、助け合い、人の幸せを喜び合い、
人は人を支え合っていた。
そんな人だから、神は愛したのです。
今は・・・そんな人々は・・・・どこへ消えた ....
純粋でなくていい
つきぬけてなくてもいい
ふつうでありたい
ふつう
ふつうっていうのは、つまり
スーパーでみかんを買ったり
駅でコツコツ足音を立てて歩いている
大勢の人と
あま ....
第一話
不得手
何事もボクは苦手で不得手で
そんなボクには友達もおらず
ただただ毎日エロスなサイトを
巡回していた
第二話
忘却
高校卒業後
特に何もせずに生きていた
....
"この黒いイライラを詰めてぶっ放したい"
そんな言葉は形にもできず妄想の中で蜂の巣にしてやりました
眩しいわけでもないのに目をあけていられない
そこかしこに散らかった僕が目障りなんだ
未来はまったく見えないのに過去はあたりまえに僕を睨んで
今にぶらさがっている僕は次につかむ手がかりを探して ....
朝、目覚めたが
からだがかたい
かたまった
うごけなくなる
心臓まで止まるので
ふだん着のままで
こそこそと道路を渡ったら
車に轢かれた
よそ行きに着替えて
タクシーを止 ....
自分が
突然きれいに感じるときは
かかとを持ち上げ
太ももを感じながら
クシャクシャと
髪などほぐすと
女の
酔った
匂いがします
たまらず
白い肩に
くちびる這わせば
愛 ....
誰もいない空は
誰もいないままにせよ
耳を澄まさなければ聞こえないような
そうでもないような
そうでもないような音
と
パーカッションに導かれ
ついにシビのダムまでたどり着いてしまった
言い伝えられたも ....
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