レールに雪がつもっている
雪がレールにつもっている
肩に 近づいた
未解決 の おでこ
つんと おしもどすと
書くっと
ねる
解りません
普通は白衣でしょ、先生
昼休み
今日も先生は芝生の上で寝ている
あいかわらずの黒いコート
先生、白衣は着ないんですか
理由を訊いたことがある
先生はにこり ....
アクセルをまわせ!
俺にガスをくれ!
チェーンとスプロケ
破片を飛ばせ!
全て忘れさせてやるぜ!
世界の音を掻き消して
音にガスを吹き込んで
恋のメロディなんか
聞こえねえ
....
だんだん
君のことを忘れていく
忘れられないと思っていたのに
君の笑顔と泣き顔を最後に見た
あの日
いくら泣いても
涙が溢れてきて
いくら飲んでも
....
古い古い汽車を探して
僕たちが行きたい駅を探そう
心傷つき
疲れ果て
生きることがつらい
そんな人が集まる街
古い古い汽車ならきっとあるよ
その街に行くよ
....
昼の天井に殴られる事も無く
夜の底に蹴飛ばされる事も無い
choriのマルボロ臭い言葉に何人かがうなずいて
トモアキの詩を最初の頃みたいに読めなくなって
小学校の恩師から敬語で手紙が返って ....
俺とお前 嘘まみれで さぁ
馬鹿みたいに 笑い合ってたよ なぁ
”惚れたぜ お前のオンナに”
なんて詩に書いて お前に見せて
笑いながら
大きく吸い込んだ セブンスタァは
トーテムポールの ....
パイロットが飛行中に突然にてんかんの発作を起こしたり
医者が手術中に突然ヒステリーを起こしてしまったり
散髪屋でマスターが突然に髭剃りを止めて首刈りにくる事も無いように
俺とお前が深く深く愛しあ ....
青春って何だろうと
とっくの昔に思春期の過ぎ去った男が一人
ファーストフードのポテトを食べながら
仕事をサボり気味に考えている
遠い遠い耳鳴りのようなあの人の声は
ど ....
言葉を重ねれば重ねるほど
伝えたいことが遠ざかるような気がしたんだ
だから今日はもう何も言わない
沈黙の中でこの感情は満たされるだろう
目を閉じていても そ ....
てくてくの人には
万年いつも歩いている
ゆっくりと
足元を確かめるようにして
ゆっくりと
てくてくの人には
車の格好良さも
電車の力強さも
飛行機の優雅さも
持ち合わせては
い ....
らりりりり、るるりらり。
らりりるりり、るるりらりら。
らりらりらりりろ。るるらりりるるる。
こんにちは。こんにちは。こんにちは。
らりり、らりり。
世界はPink。
....
現象でくらいそうになる
にじけた光線をぬるりとした衣服にねじ込み
固まっていく木ねじを肉ビデオに録画した
いつでも愛玩ベクトルで
小鳥の影腹切り込んで
圧迫感あるくらいで
天使 ....
1
通りかかったカマキリに
僕以外の卵は食べられた
奇跡的なこの誕生を
誰が祝ってくれただろう
2
ある日道路を這っていたら
目の前で仲間が鳥に食べられた
姿か ....
とてとてあるくかわいい子供を
吹雪は飲み込んでいきそうです
灰の地吹雪はそれはもう勢いで
伸ばした手も掠れさせるほどに
多分息もできなくなりましょう
下から舞い上がり降る地吹雪は
....
被爆者二世の
おじさんは、アメリカ人に
「広島ってまだ荒野なの」
と問われる度
なぜ知らないのかと
聞き返す事にしたのだ
と言う
謝らなくたっていい
何千と言う米兵を救ったと
....
夢へむかう
あなたのため息が
スキ。
小さな期待と
大きな不安と
逃げさるような
来るような
夢へむかう
あなたのため息が
スキ。
のびた影を追いかけてけば
あなたのもとへ行けるでしょうか
私の背中に羽などないけど
心の翼でとべるでしょうか
冷たい風の中に
あなたの香りをみつけたら
あなたがそばにいる
そんな気が ....
{ルビ横断=よこぎ}る 白い雲
風花が 雪のように
そして君はいないよ
穢れゆく青空を
穢れゆく海原を
引き裂いていく
君はそよかぜに?
白い雪をあなたに投げることもできないので
白い便箋白い封筒白紙の手紙を送る事にした
青い影が落ちる白雪は今日も惜しげなく降り
茶が見えていた土を枯れ色の木々を白に塗り
まだこれから長い ....
カードは 秩序
壊すのはいつもジョーカー
笑顔ほど
恐ろしいものはない
と
いうこと
あなたはいつも
ジョーカー
笑顔でわたしを揺さぶって
このゲーム
負けるかもしれ ....
あなたの寝息をききながら
椅子に座ります
滑り落ちてゆく夕暮れを
読みかけの本に挟んで
あなたの寝顔を
こそりと見ます
....
白々しい嘘はおやめなさい、
白けた空気が漂うじゃないの、
白旗掲げて何をおっしゃる、
白羽の矢が立ったらどうすんの、
白髪だらけの頭ゆらして、
白河夜舟で眠ってる、
白黒はっき ....
コーヒーを飲み過ぎたのでねむれません
ねむれないので詩をかいてみます
詩をかいてみたので目から鼻水がでました
ティッシュを買いにゆかなくちゃとおもいます
でもどこにもゆかれません
そとは暴風 ....
あまりにも空ではない
ふんづまったリンデロン軟膏を塗りたくる
乾いた肌からまた血がにじむ
難破した船ならば狼煙をあげる
火種がないならば
老眼鏡で太陽光線を集める
燃やすものがないならば
....
不思議な色の蝶々が飛んでいる
それは輪郭の曖昧な
色彩だけの蝶
夜の透明な影を磨く
電灯に錆びた灯りがともり
ナイフが鈍感に尖り
どこかで
海が泡を立てながら
消えてゆ ....
来るな、
ここから先に火柱が上がる
来るな!
はじめから、ここにいる
....
闇黒こそは好ましい色だ
そこに何があるかわかりはしないから
闇黒ある限り
人は何かを想像し続ける
などという警句もどきを
てのひらで丸めてみる
睦月
この部屋は明るい
パソコンの画 ....
私のあなたへの想い
あなたの私への想い
どちらが大きい?
私<あなた
私>あなた
私=あなた
等符号の大きさが愛の大きさ
きっと
私のほうが 強いかもね
どちらが大き ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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