ことばあそび
ことば は あそび
あそび いきる
いきる あそび
あそべ あそべ
とんとこ とんとこ
あそべ ことばたち
ことばたち あそべ
いのち あそび
あそべ あそべ ....
右耳の穴から垂れ出した
一筋のサンショウウオがてろりんと着地し
長い尾をぞろびかせながら水の
水のある方へと歩いていく
一方僕といえば
家の前に横たわる幸福な犬の死体を幸福な面持ちで ....
寒い冬に啜るラーメン
お腹いっぱいになって悩み事も棚上げ
白い息を吐くバス停
空を見上げたまま待つこともう10分
唸り声をあげる鉄の塊
プシューっと開くドアに身体が吸い込まれる
....
舞台の上
寺男と教会女
つっこむ警官A
通りすがりの主婦A
その主婦を追いかける主婦B
観客席
拍手する客AからZ
眠る客AからZ
激しく相づちをうつB1
その他 202人
....
「ことば」ってね
書くことも大事だけど
声に出すことはもっと大事
声から伝わる想い
声でしか伝わらない言葉
あると思う
あなたから奏でる
そのメロディが
耳管を通り抜け
私の ....
ずいぶん ずいぶん 遠くまで来た
ここは どこ
自分で描いた地図のとおりに やって来たはずなのに
僕は ここが どこかわかりません。
帰りたい
帰りたいです
....
インスピレィション
流れてる 大切なメッセージ
インスピレィション
溢れてる まぬけたポエトリィ
誰でも詩は書けるだなんて
洋モク片手に自慢気に喋る
そんな暇あったら 何か読書でも始め ....
真夜中の詩人が歩き出す
まだ眠らないのは
月も星も眩しいから
銀色の煙が美味しいから
愛だとか傷痕だとか
嘲笑を抱えて孤独を彩る
真夜中の詩人が歩き出す
聞こえているか?この詩が ....
ひがのぼり
ひがしずみ
またひがのぼり
そんなまいにちを
まいにちみているのに
どうしてぼくはそのとき
におびえてしまうんだろ
....
迷惑の
困惑の
生成だ
ペンキを塗り過ぎた
ペンキを塗られ過ぎた
ペンキだらけの身体
敷き布団に放る
それから掛け布団をね
パフェになってくると
き ....
逃避行toハーコー的基地外
yo!ってたかってpass the MICオレが異端
マスでコアな電気獣を撃つ麻酔銃が放つ
おのれ己の変な純情と相反するtragedy
虎で異字するモカ錠イ ....
東京が 自殺した
新宿南口JR改札前 高架
整列する雀
凹む電線
ガードレールにとまる女 白く。
瞬く横断歩道
歩行者用信号機が青に変わり
かちり
盲人用信号がボタンを掛け合 ....
カカシの頭の上で
いつも泣いていたカラスが
首をあげる
揺れる視線の先
輝く円盤の中に仲間を見つけ
嬉々として向かっていった
が
違ったのかもしれない
....
夜が終わる音を
聴いてみたくて
ふとんから顔だけ出して
ひっぱった毛布の端で
口元の辺りが隠れている
暗い水槽の中で
向きを変える熱帯魚の尾ひれは
水を斜めに ....
冬の木漏れ日の中で懐かしい歌を聴きました
懐かしくてももう泣けない自分がいました
それが寂しくてそっと瞳を閉じました
太陽が淡く輝いた冬の日のことです
太陽 ....
人間は死んだらどうなるん?
コウちゃんの疑問は
切実
テレビの向こうでは
今日も誰かが流れていく
暗いテロップで
人間は死んだら生まれ変わるん?
次は人間になれんのん?
う ....
昔はやった多機能筆箱、○○戦隊シリーズ
押すと、えんぴつが飛び出す仕掛けがあったり
小さすぎる消しゴム収納があったり
あぁ 電卓の電池は切れている
いろいろいじくっていたら
まだ押し ....
そこの角を曲がったら
懐かしい匂いと
香ばしい思い出と
甘酸っぱい貴方に会えるねん。
でも
あんた誰やったっけ。
幼馴染のコングはもうすっかり大人の仲間入りをしてしまったし
小さ ....
球体関節神の差す蝙蝠傘の天幕の
表にモルタルリバー 千の雨垂れ
に黒食カヤックが尖天目指して進んでいる
黒食カヤック上砂漠談が花を咲かす
少女はどうか!で銅貨銭2枚
一つはドレスにレースを、 ....
5/1
つないだ手
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柔らかいな、と思った瞬間、眠りに落ちるときのやさしい倦怠が静かにあふれた。
ふわり親指から。
5/2
だ ....
儚き人間
何も持たずに生まれ
何も知らずに死んでゆく
何が哀しくて旅立つのか
花の雨の中を
瞳を閉じて歩きゆく
空から落ちた
星の砂
母さま想って
泣いている
優しい浜辺の神さまが
お空へ返して
あげました
お空へ返して
あげました
言葉だけの歌で
いくら心をうたっても
君に心は届かない
歌を忘れた小鳥は
{ルビ羽=つばさ}もがれて黒い街へ
はばたきながら落ちてった
不安の糸は 私宙吊りにして
残るのはかぼそ ....
想いの矢のさきっちょに
クレヨンでらくがきした
君の似がお絵くくりつけて
びゅ→んって とばすよ
矢のとおり道にできた
クレヨンの虹
君に届け!びゅ→んっ!
過ぎにし過去の遺跡に
今なお残る傷アト
乾いた土に花なく
石の平野が続くばかり
月揺れる鏡
星が流れて
運命をつむぐ
命の音こだます
見上げた空は変わらず
消えない虹を渡って ....
入眠
ウールのプールでシープCount
隙間にシルバのスイマーの運動
ロンドの本当はポンドで買うのと
発条式羽は眠る砂雲℃
ラッパは葉っぱにあった羊飼いのと
木琴のコフィンのFinは火禁 ....
目を閉じれば暗闇
その中にも色は
ぽつり、ぽつりと
置かれている
....
銀色の砂時計が壊れて
ゆきがふる
底のぬけた茶碗に
降り積もる
擦りきれた
空の裂け目から
時間という物質が降ってくる
「重力と恩寵」
シモーヌ・ヴェイユに
....
大きな羽の中で
何も考えず
ただ眠りたい
愛しい匂いに包まれて
時を過ごしたい
そばに
ただそばに
それだけでうれし涙を流すほどに
空の下には雨中がある
大勢の僕らは包まれながら
漂うばかり
支えるものは見つからなくて
あちらこちらへ、くすぶりながら
時々にはぶつかったりする
足跡ばかりが目立つ夜は
いつだって水 ....
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