画用紙を一枚買ってきて
その白紙の表面を
ゆるゆると眺めている
というのは
白紙の上には
万有の世界が
広がっているからだ
私の古臭いアパートから
宇宙が点に見えるほどの外部まで
....
For.
EroTic.
PoeTic.
RePuBlic.
SomeThing.
01/19/2005
"PULL. aka PePULL." ....
ごくどうの
ぼうけんかが
ふゆのさんみゃく
こおりのあらし
そうなんちゅう
さむくてさむくて
うんこけんきゅうかになったら
あったたかった
ひげはこおりつきそうだけど
うん ....
天窓からのながめが
この世のすべてだとしたら
世界はキャラメルだ。
でこもぼこもなく
のっぺらぼうにつづく地面には
ただただ
マス目だけがのっかっていて
人々は暇をもてあますとそこで ....
あなたと手をつないで
私が少し流れていきました
今までは1だったのに
あなたに少し流れて不安定になりました
つながって
感情が流れていきます
あなたの中に私を見るわけです
....
目を
閉じろ
瞼の
裏の
稲光
この
世界の
ありと
あらゆる
全てを
真昼の
如き
純白に
染めろ
終わりの
始まり
なのか
始まりの
終わり
なのか
そんな ....
あなたとは趣味が同じだから
いつものようにカフェに向かう
少し暗めの店内で
キャンドルの炎がゆっくり燃えていて
おししいご飯やスイーツが運ばれて
今日のカフェも最高なのに
あなたがバカ ....
――あっかんべ
――ねえ、も少し追い詰めてみよっか?
――ねえ、何も知らないような顔をして本当は何もかも分かったつもり?
――え、それ掛け言葉?
――まあ大体この時間帯 ....
ねむらない 転回
の上
めざめようと 立つ
剥がれていく
瞼 こすれ
短くとも
大破 の 孤独
燃やしたい
鏡にくちびる押しあてて
キスのまねごと
かたくて‥
つめたくて‥
苦笑い
柔らかな感触
あの匂い
記憶にしみ込んだ影を
鏡に映して
もういちど
かたくて‥
つめたくて‥
道端に操り人形
ごまかして 抜き足差し足
阿波踊りで路地に消えても
光りに照らされて糸 見えてますから
聖なる夜にサーチライトの雨あられ
悪行は穴の開いたカビカビチーズ
大衆の面前で焼 ....
塞がった窓から漏れる強い日差しで、すべてが 逆光になるんだ。
アパートの天井の 薄汚い染みが、表情の無い 人の顔のように見えて、
何だか とても 落ち着かないんだ。
硬い靴底と 硬い床の間で ....
行き先は京橋
重い荷物を手に持ち、人波に飛び込む
揺れる車内
酔い。
昨日見た天気予報
「雨」
降水確率100%
嘘っぱち。
外に出たくないんだ
行く先にきっとキミはいないか ....
明日晴れたら空を見る
空には浮き雲あるだろう
いつもと変わりないだろう
明日雨なら雨粒の
数を数えてやり過ごす
大地に染みていくだろう
明日曇れば雲の層
眺めて絵でも描くんだ
....
果てしない葉の落下
星は脱獄囚のように走り出す
ヤニ臭い黄色い歯が喉笛に噛みつく
もう二度と
歌など歌えないように
新しい蝕の始まりだ
みんなが赤い声を上げて君を待っている
またひと ....
みしみしっと家が軋んで、喋りかけてくる
15年くらいの付き合いだ
話の最中、冷たい空気は
必然的に重く、暗く、足下によどむ
すきま風がせせら笑っている
洗面所でハンドソープをこぼしながら手を ....
アスファルトへ積もる
冬の薄日は、果てる灰のような、諦め切った
沈黙だ
枯れ枝とその影の
黒い交錯は、解答の無い、冷めるスチールウールのような
沈黙だ
嗚呼、真 ....
それは
風吹きすさぶ高原
それは
{ルビ陽=ひ}照りかえす街並
それは
忘れられない魂の傷痕
くまのぬいぐるみが
大好きだった少女は
大きな優しい人に出会って
今も夢の中
目覚めなど来ない夢の中
生きることのできなかった
少女のかたわらには
くまのぬいぐるみ
胸にさやけし
春の恋
波のこちらに
夏の色
せめて明日へのおみやげに
きれいに包んで下さいな
子供泣かせの
秋の空
誰もつれなき
冬の石
せめて明日へのおみやげに
小さく包 ....
悲しさと淋しさを
試験管に注いで
反応させたら
恋になるかしら?
手をすべらせて
ビーカーを取り落とすほど
白い煙をたちのぼらせて
恋になるかしら?
蒼褪めた犬が
私を追い越してゆく
物凄い速さで
物凄い速さで
崩れていく私の躯を
蒼褪めた犬が
蒼褪めた犬が
駆け抜けてゆく
物凄い速さで
物凄い ....
通勤カバンの中身が
巨大なネコの昼寝だらけ
暴発、し、俺!走り!抜ける!
山形屋とトヨタの間の路地を
あらぬ方へよからぬ方へ
俺の影を位牌にしてくれ
俺の位牌をKIOSKで売ってくれ
....
年末ジャンボは
やっぱり見事に外れた
でも
僕は今
しあわせだよ
コンビニで
ガリガリ君を買ったら
当たりだった
ほら ね
こんなにも
僕は今
しあわせだよ
この携帯電話一つ
棄ててしまえば
僕はたちまち解放されて
自由になれる
でも孤独が怖いんだ
部屋で一人
テレビゲームをしていると
ふと
死にたくなる
たばこに火を ....
ぼくはよく考えるということをしようと思って
正座をして
ジーンズが電気ストーブで焦げないようにして
冷めた珈琲をすすり彼を真似る
素敵なことが起こってきたので
このまま勘で行こうと
....
夜は
張り詰め
足音だけが
近付きつつ
離れ
近付きつつ
離れ
夜は
張り詰め
六つの足音が
決して
共振することはなく
美しい
調べとなることはなく
白い息が
....
豆腐の角に頭ぶつけて死ね
角の豆腐屋に頭ぶつけて死ね
豆腐屋の角に頭ぶつけて死ね
あかん。
もうおしまいや。
胸が痛くて、
心が壊れて、
揺れてしまう。
なにがあっても、
なんねんたっても、
おもいだしてしまう。
笑ったる。
笑ったるねん。 ....
君の中に花はあるかい?
風に折れず
時に枯れず
君の中に譲れない花はあるかい?
{ルビ艶=あで}やかな色で
毅然と輝く
君の中に血を流しても咲く花はあるかい ....
5807 5808 5809 5810 5811 5812 5813 5814 5815 5816 5817 5818 5819 5820 5821 5822 5823 5824 5825 5826 5827 5828 5829 5830 5831 5832 5833 5834 5835 5836 5837 5838 5839 5840 5841 5842 5843 5844 5845 5846 5847
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
5.74sec.