さむいのは苦手なの
そういって りょうあしが
するするっと
きみばかりずるい
そういって せなかが
するするっと
あたまだけをだして
この殻はあったかい
流れた
ふ う け い
目の端に
ひ
っ
か
か
った
まま
いくらでもふくれあがるおもいかかえて
かこばかりをみていると
どんどんつめたくなってゆく
まにあわなかったゆうやけが
どんどんとおくなってゆく
かたむいたすみっこのゆきど ....
ぎりぎりいっぱいに
歩いている
やたらと広いはずなのに
歩けるところは
ほんの いくとおりか
ふみはずすと
死ぬか 崩れ去るか
それでも
けっこう ほい ....
雲のよく見えるところまで
歩いて
写真を撮ります
残された言葉を
写真に撮ります
笑顔や うつむいた顔も
まぎれこみます
今 撮らないと
もう 2度 ....
少年は目を見張り 覗きこもうとするけど
いっぱいはいった その球体は
ぴくりとも しない
真っ白でいいんだろ!
遠くで声がしたような気がして ちょっといやなきもちになる ....
反則だよ
夢の中に登場するのは
やっと底なし沼を泳ぎ切り
嵐が通り過ぎ去ったのに
また足場の悪い道が
私を招いている
私はいったいどこまで行けばいいのか
どこまで続く道なのか ....
また、走ろうかと思うんだ。
今度は競技じゃなくて、
かと言って健康のためでもなくて。
本当に大した事じゃないんだ。
近所を少し回って帰って来るだけだよ。
すぐそこの並木道とか、
向 ....
雑踏の中で生き抜くには
踏まれようが蹴られようが何されようと起き上がらなきゃならん
雑草の如く
へこたれてる暇もなんてものはない、凹んでる暇もない、故に
強くならなきゃならん
大麻の如く ....
帰る家がない ほんとうに帰る家がない
廊下しかない 部屋がない 電気が点かない
真っ暗な廊下しかない 歩いていても帰れない
帰る家ではない
動物が居る 百万匹居る
五月蝿くて仕方ない
....
僕のエレベーターが機能しないのですが
機能というからには昨日からなのですが
頭の毛が抜け始めたのはもっと前からなんですが
床にだらしなく広がる乳液
それは僕の止まらないサーカス
細胞 ....
ロゼッタ
ごめんよ、約束を破る
こんなに風が強い日は
恵まれた二人のセレモニー
出会う前から恋になる
噂に胸をときめかせていた
気の遠くなるよな
熱に煽られ
初めて出会 ....
ぼんやり東京をながめてた
ビルの匂いがした
冬
いろ つや かたち
小瓶をさかさにして
こぼれおちるこげ茶色のおんしょくを
君にたむけて
ピンクの舌でふれる液体
冬の匂い
ぽ ....
ざぶん
飛び込む君のいない世界
水しぶき跳ね上げて
ざぶん
腕かく何もない未来
道しるべつけるため
ざぶん
しならすこの身ひとつ
海原の鯨みたく
ざぶん
ゆだねる流れの ....
とある屋台に座ると
目録には
ラーメン
日本酒
ビール
そういったものの他に
月
があって
「この月はなんですか」
と聞いたら
真っ黒などんぶりに
水を並々とそそがれ ....
優しい笑顔の裏側に
何があるのかなんて
考えない
人は簡単に違う顔になるよ
夕暮れ時
空を見上げて
それがどんなにきれいだったとしても
空の上は虚無なんだ
野茂投手が
大きく腰をひねり
ボールを投げるのを
見ていると
カッコイイ
僕と同じ大阪で育ち
朝が弱いので
朝の練習はとても
嫌いだったらしい
米の、放送局のインタビュアーに ....
I hate the word "Soul mate"
I feel like being passive
dreaming forever.
I will
wor ....
今宵まわそう夜風のぶるうす
電気らいとをかきわけて
おそらおそらとくぐりぬけ
よそのくにからボンジュール
ろくでもない夜風のぶるうす
ふきぬけろ よ遊んでないで
シャッターのふるえるさむさ ....
蒼い霧のなかの笑み
塩の光がつくる馬
曇を歪ませ 熱は駆け抜け
止まらない空を追いかける
足跡のような湖が
山の間につづいている
冬は地平の桃色の奥
静かに静 ....
吐き出すたびに思うよ
自分がどれだけ無力なのか
怒鳴られるたびに思ったよ
自分がどれだけ従順なのか
逃げ出せれば 何かが変わったのかな
無駄な時間を過ごした
ここにいるだけで
....
小さな秘密を
ミントキャンディーと一緒に
ポケットの中で握りしめてたら
ぼくの手の中で溶けて
なくなってしまった
いったいどんな秘密だったのだろう
誰か教えてくれないか
渋谷駅東口を抜けるとそこには何もない
ここから見える世界は低すぎて話にならない
こんにちは、
欠乏しているものが少しずつ増えていくことを
僕は成長と呼んでいたの ....
男 「ちん ちん」
女 「ぽこっ ぽこっ」
やまと 「いよぉおおっ」
男 「ちーん」
女 「ぽこっ」
やまと 「ぃよぉおおおっ」
女 「ぽこっ」
男 「ちん」
....
In Side.
In Side Is Darkness.
Out Side.
Out Side Is Shining.
Inner Side.
Inner Side I ....
真っ青な硝子に
ぴたりと張り着いて
外を夢見る
きっとこのガラスの外
夜の空気は突き刺さるほど
鮮やかに胸しみ込んでいく
世界の底
....
小指を口にひっかけて
人差し指で垂れ目をつくる
ほら、こんなにおかしい
薬指で鼻を上に向け
やり場のない親指と中指
ほら、やっぱりおかしい
お前、ちっとも笑わないね
そう ....
疲れているのに
眠れない
胸のどこかに忍び込んだ
君の猫じゃらしが
延々と僕をくすぐり続けて
ああ
眠れない
僕は
恋をしている
あっちむいてほいっ!
得意げに君はいう
あっちむいてほいっ!
また僕の負けだ
いつだって
君の指さす方向が気になる
あっちむいてほいっ!
たまには僕の指先を見てよ
あっ ....
たまりにたまったエロ本とか
エロビデオとか
そんなもの
欲望とか、りびどー
だ
とかを
いっさいがっさい
ごみぶくろに入れて
見下しながら、お酒を飲む
これだけで幸せにな ....
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